「安心市場さくらっこ」(大崎市田尻小塩)は,会員数72名で運営する農産物直売施設です。開店から5年目を迎え,お客様目線でより良い直売所を目指すため,民間専門家のアドバイスを参考に,売場改善,改装に取り組みました。 旬の農産物をひきたてる商品ディスプレイや統一したロゴを設けるなどの直売所らしく目立つ改装を行うとともに,リニューアルオープンイベントを10月30日に開催いたしました。 運営協議会の代表者は,「指導を受け,よりお客さんの目線で,店舗内を見ることの大切さを知った。今後は,一人でも多くの方に田尻の農産物を知ってもらう,発信役の直売所としたい。」と意気込んでいます。 美里普及センターでは,引き続き直売所の活性化に向け,支援を実施していきます。 <問い合わせ先> 美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225
亘理管内で新たな園芸品目として注目され,栽培面積も増えている「いちじく」ですが,その用途の殆どが「甘露煮」であるため,消費拡大のために新たな調理方法の提案が求められています。
そこで,新たな用途を生活者に提案し,需要を伸ばすため,第1回目(10月26日)に引き続き,11月9日(火)に第2回目の「いちじく活用講座」を開催しました。
当日は,いちじく栽培に取り組んでいる農業者や亘理町内の菓子店主など10名の参加がありました。
研修では,亘理農業改良普及センター職員を講師に「いちじくシロップ煮」と「いちじくジャム」の加工実習を行いました。
シロップ煮では,いちじくの皮を剥くところから始まり,シロップの調整,瓶詰め,殺菌工程について実習を行いました。次いで,ジャムでは,煮詰め,加糖,瓶詰め,殺菌工程について実習し,出来上がった加工品は持ち帰っていただきました。
参加者の方からは「シロップ煮もジャムも初めて作った。美味しい」といった感激の声が聞かれ,アンケートでは「有意義だった」「このような研修会をまた開催して欲しい」といった意見が多くありました。
当普及センターは,今後とも地域の農産物の新たな活用方法を生活者に伝えることにより,生活者の求める農産物の生産を支援し,生産者の所得向上と地域の振興に向けた活動を継続していきます。
<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141