宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA新みやぎ南三陸地域花卉生産協議会の視察研修会が開催されました。

2022年12月09日 17時04分12秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 令和4年12月7日,南三陸地域花卉生産協議会主催による視察研修会が開催され,生産者3名,JA職員1名,普及センター1名が参加しました。
 視察先は県内有数の輪ギク産地である県南柴田町で,周年栽培を行っている猪又氏を視察しました。
 以前はキクの販売額が3億円の産地でしたが,現在はトルコギキョウの生産が増え,キクは露地栽培が中心になったそうですが,猪又氏はキクにこだわり,周年出荷を行っているとのことでした。
 南三陸の生産者は燃油や資材の高騰から,冬場の生産を休む人が多くなっており,猪又氏の取り組みを見て大いに刺激を受けた様子でした。
 また,栽培している品種についてや冬場の温度管理などについて,意見交換が活発に行われお互いに有意義な情報交換ができたようでした。

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「金のいぶき」栽培拡大に向けた研修会を開催しました。

2022年12月09日 15時42分51秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 「金のいぶき」はお米の品種の中でも珍しい玄米食専用品種です。通常の玄米の3倍もの大きさを誇る胚芽部分には、GABAやビタミンEなどの栄養成分が豊富に含まれ,白米と同じように簡単に炊けます。
 現在は需要に対して供給が追いついておらず,生産の拡大が求められています。
一方,「金のいぶき」は,施肥や病害虫の防除などきめ細やかな栽培管理が必要な品種であり,当普及センターでも昨年度から管内に普及展示ほを設置し,地域の条件にあった栽培方法を検討してきました。
 11月16日に開催した研修会では,展示ほの管理を担当いただいた株式会社小峯興業(気仙沼市本吉町)の芳賀社長から,経験を踏まえた栽培の留意点を,県内の米卸業者である株式会社タカショク(栗原市)の佐藤社長から,需給動向についての御講演をいただいたほか,栽培方法等について普及センターから説明しました。
 多くの消費者の方々に「金のいぶき」を味わっていただくとともに,管内水稲生産者の経営発展の一助となるよう,当普及センターでは,今後も栽培実証等の支援を継続していきます。
 御興味のある農家の皆様は,是非お問い合わせください。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606

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