宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

松山町酒米研究会作柄検討会が開催されました

2022年12月19日 18時48分52秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 大崎市松山地域で活動している松山町酒米研究会(以下「研究会」)は,地元酒蔵の(株)一ノ蔵と連携しながら酒米づくりに取り組んでいる生産者組織です。研究会では普及センターやJAと共に酒米の生育調査を実施するなど,生産者が主体となって高品質な酒米生産に取り組んでいます。

12月10日には,研究会が今年度の作柄を振り返る「松山町酒米研究会作柄検討会」が開催されました。
普及センターからは今年度の水稲の作柄全般について説明したのち,プロジェクト課題として取り組んでいる新たな酒造好適米「吟のいろは」の調査結果などについても紹介しました。
本年産の作柄は,7月中旬の豪雨の影響もあり収量は前年より少ない傾向にありましたが,生産者の努力の甲斐があり品質がとても高いという結果となりました。「吟のいろは」については,心白発現率が平年並みで粒は大きく,タンパク質含量は低めで酒造好適米として好適である事などを説明しました。関係機関からは,徐々に酒米の需要も回復傾向にあるなど明るい話題も提供され,来年度に向けて各自思いを新たにしていました。

 普及センターでは,今後も研究会の活動を支援していきます。

  <連絡先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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美里地区女性農業者キャリアアップ研修会を開催しました

2022年12月19日 16時01分48秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 地域農業の6次産業化等が図られている中で,美里地域においても農産物直売や農産加工,農家レストラン等のアグリビジネスに関わる農業法人や農業者も多く,その中で女性農業者が担う役割が大きくなっています。
 そこで,管内女性農業者を対象に,農産物の6次化に総合的に取り組む法人と,農産物直売所を視察する移動研修会を12月5日に開催しました。

 初めに,白石市の「一般社団法人みのり」を視察しました。「一般社団法人みのり」では,農産物加工,検査,地域食材を使用したレストランを一体的に運営しており,地元農産物を活用した様々な商品開発についてお話を伺いました。法人では,食品の安全確保を第一に,細心の注意を払って加工しており,加工施設も厳しい基準に対応しています。
 施設の見学後に参加者からは,食に携わる一員として,食の安全に対する意識をさらに強めたいといった感想が出されました。

 また午後からは異なる陳列方法(商品別陳列,コンテナ陳列)を取る農産物直売所2か所を視察しました。
 二つの直売所を見比べ,参加者からは「商品別陳列はアイテムごとに集められているので,目当てのものが探しやすい。」,「コンテナ陳列は,生産者名と顔写真が掲示され,珍しい野菜を陳列するなど生産者の個性が出ている。」といった意見交換がされました。

 普及センターでは,今後も研修会等を通じて女性農業者の資質向上と活躍を支援します。


  


  <連絡先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225
 

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仙南農業士会及び仙台農業士会交流会が開催されました。

2022年12月19日 11時52分38秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和4年度仙南農業士会及び仙台農業士会交流会が令和4年12月6日に仙南地域で開催され,仙南農業士会12名,仙台農業士会4名,事務局3名,計19名が出席しました。
 視察研修では,角田市の合同会社あぐりっとかくだ,有限会社角田健土農場,蔵王町の株式会社ゼルコバドリームのヨーグルト工房Atreyu(アトレイユ),白石市の木須農園の取組を学び,とんとんの丘もちぶた館で昼食交流会も実施しました。
 農業士の方々は,各研修場所で活発な意見交換を行い,コロナ禍でも積極的に投資を行い,直接販売することで売上げを確保する等様々な取組に感銘を受けるとともに,前向きな活動に元気をもらった様子で,大変有意義な交流会となりました。
 今後も,普及センターでは先進的な経営に取り組む農業士を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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「令和4年度石巻地域農福連携推進研修会」を開催しました

2022年12月19日 08時43分11秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 石巻地域での農福連携の取組拡大を図るため,12 月1日に石巻合同庁舎において「石巻地域農福連携推進研修会」を開催しました。
 研修会では,福島県授産事業振興会の農福連携総括コーディネーターとして活躍されている渡部栄昭氏から「福島県の農福連携~マッチングの現状と課題~」と題して講演がありました。福島県における農福連携の支援体制をはじめ,マッチング支援の実際,障がい福祉サービス事業所における6次化商品のブランド力向上等,渡部氏の豊富な経験を基に具体的にお話いただき,非常に興味深い内容でした。
 出席者は農業関係者・福祉関係者等約 40 人で,講師の話しに熱心に耳を傾け,農福連携,マッチング支援の実際について理解を深める有意義な研修会になりました。
実際に農福連携で,月1回農作業を依頼している農業者も参加し,「さらに理解を深めた,仲間の農業者にも農福連携の意義を伝えていきたい」と話していました。
普及センターでは,障害者の方々の農業分野での活躍に向けて,引き続き,農福連携を推進していきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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