ＪＡみやぎ登米花卉部会のストック出荷査定会及び現地検討会が開催されました

　ストック出荷の最盛期に向けて，令和4年11月24日にJAみやぎ登米花卉部会ストック専門部の出荷査定会及び現地検討会が大瀬集出荷場と石越町，中田町の栽培施設で開催され，専門部員，市場担当者，関係機関等１８名が参加しました。
　出荷査定会では，市場関係者から販売状況や出荷時の留意点について情報提供を受けた後，JA担当者から共選出荷としての選別，箱詰めの注意点について説明があり，活発な意見交換が行われました。また，普及センターから今後の病害虫防除等の栽培管理について情報提供を行いました。
　現地検討会では近々収穫を迎えるハウス等を巡回し，生育・品質とも良好であることを確認しました。
　普及センターでは引き続き産地発展に向けた高品質生産への支援を行ってまいります。

＜連絡先＞
宮城県登米農業改良普及センター　先進技術班
〒987-0511　宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話：0220-22-6127　FAX：0220-22-7522　

直売所の活性化に向けた研修会を開催しました。

　加美町小野田地区の薬莱山にある「やくらい土産センター」は平成６年創業の農産物直売所で，これまで中山間地であるこの地域の農業活性化に寄与してきました。
　しかし，最近では高齢化などによる出荷量の減少やそれに伴う販売額減少などの課題が生じてきています。
　そこで普及センターでは，このような課題を解決し，直売所の活性化を図るための一連の研修会を開催することとし，その第１回目としてより魅力のある品ぞろえを実現するため，収益性の高い新たな作物の導入について提案する研修会を開催しました。
　やくらい土産センターなどの中山間地に立地する直売所では，イノシシやクマなどの被害が多いことや積雪により冬場の品揃えが少なくなることから，普及センターと特用林産物を所管する林業振興部の職員から，獣害に強く冬場でも出荷可能な作物を中心に野菜，花き，果樹，きのこ類等の提案を行いました。
　研修会終了後に行ったアンケート調査では，今回提案を行った複数の作物について新たに取り組んでみたいとの回答があり，今後新たな品目の増加が期待されます。
　普及センターでは，今後も様々な研修会を開催し，直売所の活性化を支援していきます。

＜連絡先＞
　宮城県大崎農業改良普及センター　 地域農業班
　TEL：0229－91－0727　　　FAX：0229－23－0910

第６回水稲乾田直播栽培勉強会を開催しました

　当普及センターでは，令和４年度から「水稲乾田直播栽培の技術定着による収量向上」をプロジェクト課題に位置付け，４月から８月まで毎月１回，「水稲乾田直播栽培勉強会」を開催してきました。第６回目となった今回は，これまでの勉強会で要望の多かった「土質に応じたほ場準備」をテーマに開催しました。参加人数は，新規取組予定者を含め８人でした。
　当日，農研機構東北農業研究センター（以下「東北農研」という。）から，出芽・苗立ちの確保及び除草効果を高めるためのほ場準備と栽培技術についてご説明をいただきました。その後，参加者のほ場を２か所見学しながら，普及センターからは参加者の地域の土質等について説明を行い，東北農研から今後の管理についてアドバイスをいただきました。意見交換の場では，参加者それぞれの土質や使用機械が異なることから，お互いのやり方や工夫点など活発に情報交換が行われ，次期作に向けて各々の管理方法をそれぞれ確認できたようでした。
　普及センターでは，生産者同士のネットワークづくりを推進しながら，今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター　先進技術第一班
〒981-8505　仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL：022-275-8410
FAX：022-275-0296
E-mail：sdnokai@pref.miyagi.lg.jp