令和3年12月2日,気仙沼市本吉放牧場において今年度の放牧状況についての検討会が行われました。気仙沼市本吉放牧場は農事組合法人モーランドが運営主体となり,通年で乳用種育成牛を広大な放牧場で放牧しています。
今年は昨年を上回る1日平均77頭の牛が放牧され,定期衛生検査を担当した東部家畜保健衛生所からは「目立った疾病もなく,体重も順調に増加している」と,検査データを見ながら説明されました。農事組合法人モーランドからは,人工授精の実施状況について説明があり,「なかなか受胎しない牛も数頭いたが,2回以内に受胎した牛も多く順調だった」と,放牧牛の状態が良好だったことが窺えました。
昨年は,新型コロナウィルス感染対策のため検討会を開催できず,2年ぶりの開催となったため,検討会に参加した農家は放牧牛が元気に放牧されていることを確認するとともに,農家同士での有意義な情報交換の場となりました。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606