宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

たまねぎの機械定植始まる

2010年11月18日 14時31分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成18年からJAあさひなで取組んでいる機械利用体系による加工用たまねぎの定植が、今年は11月9日大和町舞野の水田転作ほ場で始まりました。
 10日には大郷町でたまねぎ機械移植現地検討会が開催され、機械利用技術を再確認し、ほ場での栽培管理の徹底にはずみをつけました。
  今年は10月末からの降雨が長引き予定より一週間遅れて定植作業が始まりました。
  今後、更に大衡村を含め全7生産組合で約2haのたまねぎを植付け、来年7月の収穫に向け冬越しの長い栽培管理作業に入ります。
  普及センターでは、関係機関と連携し高品質な農作物の増産に向け支援を行っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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後継者の就農をきっかけに家族経営協定を締結

2010年11月17日 09時28分12秒 | その他

 平成22年11月、関係者立ち会いのもと仙台市若林区の農家の家族経営協定調印式が行われました。
 協定を締結したのは、経営主と後継者の息子さんです。お二人は息子さんの就農をきっかけに、農業委員会と普及センターの支援を受け、経営形態とそれぞれの仕事の役割や責任について協議を重ね、「より良い農業経営と明るい家族の建設」を目的とする協定書を作成しました。
 普及センター所長のほか、農業委員や農業委員会事務局が立ち会った調印式では、経営主から「息子の就農により経営向上が見込まれることを感じている」という言葉があり、お二人の今後の活躍が期待されます。
 普及センターは、今後とも目標実現に向けた取り組みを支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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先進地視察から起業のヒントを

2010年11月17日 09時22分52秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 普及センターは起業化を目指す農村女性を対象に、起業に必要な知識や技術習得のための講座を開催しています。今回は山形県の農家レストランと漬物加工施設の視察研修に、8名の方が参加しました。
 農家レストラン「やまや園ピザリア」は、さくらんぼ農家が観光果樹園とイタリアンレストラン、体験農業を組み合わせた経営を行っていて、参加者は現在に至るまでの体験談や「起業するにはあきらめないこと」というオーナーの話に共感を覚えたようでした。
 漬物の加工・販売を行っている「むつみ漬もの工房」では、代表の女性起業者から経営状況について説明をいただいた後、参加者からの質問に対して、クレーム対応や新商品開発のコツについての実践的なアドバイスをいただきました。
 普及センターでは今後、今回の研修内容を参考にしながら、商品開発に関する研修や販売支援等を行っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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レストラン料理長の農業現場視察と体験交流

2010年11月16日 10時30分11秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  先進的なアグリビジネス経営体への発展へ向け,普及センターのプロジェクト課題に位置付け支援している,角田市毛萱の農産物直売所「産直広場あぐりっと」を運営する()あぐりっとかくだでは,11月11日に食材を提供している株式会社サンワ・レストラン・クリエイツの会長,社長と各店舗の料理長をお招きし,現場視察と農作業体験交流を行いました。

 「産直広場あぐりっと」を視察後に,阿武隈沿いで春菊等を栽培しているビニールハウスやゴボウの作付け圃場を視察しました。ゴボウ堀取りの体験が行われましたが,不慣れな料理人の方は折らずに掘りとることができず,普段利用している食材を育てて収穫することがいかに難しいかを体感した様子でした。また,栽培している農家の方からは「市場に出回っているゴボウは砂地で栽培した物が多く水っぽい。角田では堀取りに苦労するが粘土質の土壌で栽培していて,味がいい!」といった説明があり,角田産の農産物に対する理解を深めてもらえました。

株式会社サンワ・レストラン・クリエイツ(http://www.sanwarc.co.jp/)では,仙台駅近くにみわ亭,蔵の庄,キリンビアフェスタといった有名店舗を経営しているほか,食材王国みやぎ地産地消推進店認定第一号店の仙台港のキリンビール工場内にあるキリビアポート仙台等,県内に11店舗を経営しており,宮城県産食材の利用を積極的に進めています。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL0224-53-3431 FAX0224-53-3138

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仙台農業士会研修会~6次産業化への取り組み~

2010年11月16日 09時07分23秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 仙台農業士会(千葉晃彦会長・会員25名)は11月3日に6次産業化の取り組みについて仙台市内で研修会を開催しました。
 元指導農業士の萱場市子さんが経営する農家レストラン「もろや」では,お客様に常に情報発信できるように,材料やメニューに創意工夫を凝らしていることの話を聞きながら,月替りランチをいただきました。
 指導農業士の松元裕子さん宅では,自家生産米をおこわや餅に加工して農産物直売所で販売している取り組みを視察し,付加価値をつけることの重要性について認識を新たにしました。
 最後に,仙台圏域に進出してきた農産物直売所を訪れ,品揃えや店内のレイアウトなど視察しました。午後の時間帯にもかかわらず鮮度の高い農産物が所狭しと置いてあり,購買意欲を掻き立てる店内の雰囲気に大変感心しました。
 会員の多くは,農産物直売所や飲食店等に直接販売しており,いかに付加価値を高めて販売を伸ばしていくかについては共通した関心事で,今回の研修会を通じて様々なヒントが得られたとの事でした。普及センターでは,このような研修を通じ,6次産業化の実践について支援を行っていきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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小菊親株伏せ込み講習会開催~十府(とふ)の里農産物直売所「ふれあい館」~

2010年11月15日 09時32分29秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 利府町にある十符(とふ)の里農産物直売所「ふれあい館」(会員27名)では,お盆出荷用の小菊栽培を推進するため,10月26日小菊親株の伏せ込み講習会を開催しました。
  講習会へは本年度から栽培を始めた会員5名と,小菊栽培に興味を持つ会員夫婦が1組参加しました。普及センター職員が講師となり,会長のほ場で掘り上げから伏せ込みまでを実演しながら説明を行いました。今年が初めての親株管理ということもあり,実演しながらだと分かりやすいと好評でした。来春には会員の圃場を巡回しながら親株管理講習会を行う予定です。
  普及センターでは,今後も講習会等による小菊の栽培技術指導を行いながら売上アップを支援していきます。

〈連絡先〉                                        
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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牛乳料理講習会~伝統野菜とのコラボを楽しむ~を開催

2010年11月15日 09時26分13秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 仙台地区農村生活研究グループ連絡協議会(会長:遠藤幸子)は,去る11月2日,仙台市七郷市民センターで,ハッピーファーム庄司牧場(酪農教育ファーム認証農場)の庄司妙子氏と財団法人仙台市農業園芸振興協会の庄子みつ子氏を講師に招き,仙台伝統野菜を使った牛乳料理講習会を開催しました。牛乳及び伝統野菜の消費拡大をねらいとして,食育ボランティアの方などにも参加していただき,29名の参加がありました。
  実習では,「秋のカッテージチーズのちらし寿し」「ミルクお味噌汁」「仙台長なすと雪菜のキッシュ」「人参のサラダ(ラペ風)」を作って試食したほか,庄司講師に持ってきていただいたヨーグルトやグループ員が作った仙台芭蕉菜の漬物やお浸しの試食が行われました。参加者全員,牛乳の新たな調理方法とそのおいしさを伝統野菜とともに味わい,是非家でも作ってみたいとの感想を述べていました。
  牛乳や伝統野菜の説明を聞き,認識を新たにし,県産牛乳を買うようにしたい,スーパーで伝統野菜を探して買ってみたいなどといった意見も聞かれ,各家庭で地産地消の品目が増えることが期待されます。
 今後も普及センターでは,「食」を大切にし,地産地消や食農教育に取り組む女性農業者を支援していきます。

〈連絡先〉                                       
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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農業体験学習の収穫祭が行われました

2010年11月12日 18時14分41秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 大崎市にある古川黎明中学校では,学校近くの田畑を借り「黎明田畑(れいめいでんぱた)」と名付け,水稲,野菜などの農業体験学習を行っています。本年度で5年目を迎えるこの取組みは,全学年のカリキュラムに取り入れられ,栽培から加工,学園祭での販売など,活動は年々広がりを見せています。収穫したお米は,毎年西アフリカのマリ共和国へ国際支援米として贈られています。
 平成22年10月28日には,全校生徒による収穫祭が行われ,栽培指導者である指導農業士の佐々木良司氏と普及センターも招かれました。収穫祭では黎明田畑で収穫した食材から作られたさつま汁などが振る舞われました。栽培管理は28人の生徒からなる田畑委員が中心となって行われましたが,田畑委員より今年の活動紹介とマリ共和国への支援米の取り組みについてスライドで説明されました。
 また,田畑委員の代表からは,栽培指導への感謝とともに,農業の難しさを感じたこと,農業に対する見方が変わり貴重な体験ができたこと等が話され,今年の反省点を来年に繋げたいと話されました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


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4Hクラブによる農業大学校生との視察研修会・交流会の開催

2010年11月12日 18時06分51秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 古川地区農村青少年クラブ(4Hクラブ)では,平成22年10月2日(土)に先進農業体験学習を行っている農業大学校生も参集して視察研修会及び交流会を開催しました。これは,農業後継者が資質向上と交流を目的として,今年新たに実施したものです。農業大学校生は,大崎管内の農家で40日間の体験学習を行っている実習生です。
 当日は4Hクラブ員8人,農業大学校生5人が参加しました。視察研修では農家直売所,施設園芸農家,酪農家を訪問し,経営の概要や農業に対する考え方を話していただきました。視察先農家との質疑応答や,クラブ員と農業大学校生との意見交換も活発に行われ,農業経営の実際を学び,交流を深めました。
 交流会では,4Hクラブ員と農業大学校生が野外で一緒に芋煮を作りながら懇親を深め,思い出深い交流会となりました。 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


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グラウンドカバープランツの現地検討会を開催

2010年11月12日 17時07分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 大崎市の西荒井上営農組合(構成員30戸,水田面積44.77ha)は,水稲と転作大豆で集落営農に積極的に取り組んでいます。高齢化にともない,水田のけい畔や水路法面の除草の負担が増大しつつあるため,対策としてグラウンドカバープランツを試験的に導入しました。草種は古川農業試験場で実績のあるティフブレア(センチピードグラス)を選定。平成22年6月22日の定植後,高い温度と日照に恵まれ,8月下旬には法面の全面を覆いました。平年ですと3回行っている草刈りが軽作業の雑草抜きですみ,労働力が大幅に軽減され,生産者も大満足の結果となりました。そこで,普及センターでは,グラウンドカバープランツの普及を図るため,西荒井集落の農業者をはじめ,県内の普及センター等の関係者を対象に現地検討会を開催しました。
 参加者からは何年もつのか?冬は枯れるのか?病害虫の温床にならないのか?等,多数の質問があり,グラウンドカバープランツに対する関心の高さが感じられました。                                         <連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910                                                                                                                                         (上段写真)ティフブレアの生育状況                        

(下段写真)試験場から栽培方法の説明(右側法面がティフブレア)


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