宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ仙南花卉部会がお盆菊出荷査定会を開催しました

2014年07月28日 15時11分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 7月22日(火)にJAみやぎ仙南花卉部会お盆菊出荷査定会が柴田花卉選花場で開催され,生産者40名が集まり,菊のお盆出荷に向けて出荷規格や切り前の確認を行いました。

 査定会では,市場や全農からの情勢報告や農協担当者から検査配送体制や出荷方法についての注意事項(箱詰めの仕方,個選理由の記載など)が説明された後,現物を見ながら出荷規格や切り前の確認を行いました。参加した生産者も,実需の求める規格で出荷したいと,病害虫の痕跡の程度,花の開き具合など市場担当者等に積極的に質問していました。

 最後に普及センターから今後の管理として開花前の病害虫防除の徹底と農薬の危被害防止について説明しました。
 普及センターでは,今後も信頼される菊産地の良品生産を支援していきます。

   
  熱心に市場の説明を聞く生産者

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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平成26年大崎地域認定農業者連絡協議会通常総会及び研修会が開催されました

2014年07月28日 12時54分47秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 大崎地域認定農業者連絡協議会の平成26年度通常総会及び研修会が7月18日に開催されました。佐々木郁郎会長から「県内約5,000の認定農業者のうち,大崎管内でその約3分の1を占める。我々の中で意見を取りまとめ,発信していく責任がある」という挨拶がありました。
 総会終了後の研修会では,東北大学大学院の冬木勝仁先生による「農政改革と認定農業者の役割」と題する講演を頂きました。また,みやぎ農業振興公社から「農地中間管理事業」についての情報提供がありました。
講演では,復興途上の宮城県は国が掲げる「攻めの農林水産業」の一つのモデル地域になっており,他県に比べ特に「農業の産業化」の影響が強いが,地域の生業としての農業と産業としての農業を上手く結合する「地域農業」をイメージすることが重要で,それを担う認定農業者の役割は大きいとのお話がありました。参加した認定農業者は真剣に聞き入っており,その後の懇親会でも様々な意見交換がありました。
 普及センターでは今後も認定農業者と一体となり,地域農業の振興に努めてまいります。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910

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第9回栗原市畜産共進会開催

2014年07月28日 10時15分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月5日(土),栗原市築館のJA栗っこ畜産センターにて第9回栗原市畜産共進会が開催され,肉用牛の部79頭、乳用牛の部30頭が出品され,日頃の飼養管理の成果が競い合われました。
 肉用牛繁殖農家は種雄牛「茂洋」を中心に改良を積極的に行っており,今回の共進会でも「茂洋」の産子が多く出品され,全国和牛能力共進会に向けて盛り上がっている様子がうかがえました。肉用牛部門の名誉賞は花山の佐藤利郎さんが,団体賞は瀬峰和牛改良組合が受賞しました。
 乳用牛の部では若い後継者の方が多く参加され,出品頭数が前年の倍近くになり熱気が感じられました。乳用牛部門では名誉賞,ベストアダー賞(注)ともに花山の野村泰仁さんが受賞しました。
 普及センターは,今後も農家や関係者とともに栗原の畜産の発展を推進していきます。

(注)優れた乳房を持つ牛に与えられる賞



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター
先進技術班   
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144

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「仙台農業復興塾実践編第1回」を開催しました

2014年07月25日 16時56分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台農業改良普及センターでは7月16日に東日本大震災による津波の被害を受けた農業者を対象とした研修会「仙台農業復興塾実践編第1回」をJA仙台と共催で開催しました。仙台農業復興塾は,農業の担い手が復興のために必要な目標・計画づくり,経営管理などについて学ぶことを目的に平成25年度から開催しています。本年度は昨年の内容のダイジェストである基礎編2回に加え,会計管理や税務等の実務的な内容を学ぶ実践編3回の全5回シリーズで開催します。
 実践編第1回の今回はホライズンコンサルティンググループ株式会社代表取締役庄司和弘氏を講師に迎え,農業生産組織の代表者を中心に約40名が参加しました。講師の庄司先生からは,農業が注目されているのに農業者が儲からない理由や儲かる農業をデザインする方法,そのために必要なビジョンづくりについて話があり,参加者は熱心に聞き入っていました。
 普及センターでは,復興塾の開催と個別相談への対応を通じて,震災の被災地域の農業の復興を支援して行きます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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宮城県学校農業クラブ連盟意見発表大会が開催されました

2014年07月24日 09時08分19秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 県内12校(伊具,亘理,柴田農林,宮城農業,加美農業,南郷,小牛田農林,米山,石巻北,上沼,白桜,本吉響)が加盟する宮城県学校農業クラブ連盟主催の意見発表大会が去る7月15日に登米市中田生涯学習センターを会場に開催され,普及センターでは審査員として参加しました。
 各学校の代表者である25名の生徒たちは,「食料・生産」「環境」「文化・生活」の3つの部門・テーマに沿い,農業に関する抱負や意見を発表しました。どの発表も堂々としたもので,日ごろの練習の成果が表れていました。発表内容は,農業経営に関するものはもちろん,震災復興への貢献や6次産業化,交流活動など幅広いものでしたが,体験に基づいた意見発表は力強く説得力があり,将来の農業の担い手としての活躍が期待されました。審査の結果,各部門から1名ずつ最優秀賞が選出され,東北大会に臨むことになりました。
 普及センターでは,今後も関係機関と連携を図りながら,担い手の育成・確保に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 
〒987-0511
 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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赤色LEDランプきく電照栽培現地検討会(H26年度第1回目)を開催しました

2014年07月23日 14時00分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 普及センターでは,きく電照栽培における赤色LEDランプの開花抑制効果について南三陸町内で現地実証を行っており,昨年度,輪ぎくの秋系品種における実用性を確認しました。この現地実証に取り組む中で,きく生産者より,「町内でも生産量が多く,開花抑制に比較的強い光を必要とする夏秋系品種でも実用性を確認して欲しい。」との要望が挙がりました。
 そこで,本年度早期から主要な夏秋系品種を用いた現地実証に取り組み,実証ほを活用した現地検討会を平成26年7月9日に開催しました。
 普及センターが現時点での調査結果を報告した後,参加者全員で2箇所の実証ほを見学し,試験区と対照区の花芽発達度合いを見比べ,赤色LEDランプは輪ぎく夏秋系品種の電照栽培でも実用性が高いことを確認しました。
今後は,スプレーぎくの現地実証を行い,調査結果を踏まえて産地広域に赤色LEDランプの普及,定着を図る予定です。

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蔵王町で「宮城県なし現地検討会」が開催される

2014年07月22日 10時36分02秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 7月8日(火),蔵王町ふるさと文化会館「ございんホール」を主会場に,平成26年度宮城県なし現地検討会が開催され,県内のなし産地から100名を超える参加がありました。連日の雨で天気が心配されましたが,当日は晴天に恵まれ,視察日和になりました。

 午前は管内の優良な生産者2名のなし園にて,普及センターの進行のもと,①高樹齢化したなし品種「幸水」の花芽確保技術,②直売向けの品種構成などについて活発に意見交換が行われました。


視察先①花芽確保技術について熱心に聞き入る参加者


視察先②日本なしや洋なしの栽培について視察

 午後は蔵王町果樹振興研究会長の平間氏や村上蔵王町長らの挨拶を皮切りに,情報提供と総合討議が行われました。

 宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部と宮城県病害虫防除所からは黒星病や果樹カメムシ類など病害虫発生状況と対応策についての情報提供がありました。また,午前の現地視察をもとにした総合討議では,①花芽の確保,②病害虫の薬剤耐性,③近隣に廃園があった場合の病害虫防除について生産者から高い関心がよせられました。

 この現地検討会は2年に一度開催され,次回の開催地は角田市になります。普及センターでは技術指導等をとおし産地育成を継続して支援して行きます。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター先進技術第二班 
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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志波姫地区環境保全米現地検討会開催

2014年07月18日 17時37分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月4日に志波姫有機米栽培協議会(栗っこ農協志波姫営農センター)による環境保全米現地検討会が開催され,会員約50名が参加しました。
 はじめに現地ほ場で現在の稲の生育状況を見た後,会議室で今後の追肥や水管理,出穂予測,冷害対策等について講習を行いました。
 5月の連休頃に田植えをしたほ場ではすでに幼穂形成始期に入っており,7月中の出穂もあり得ることや,3カ月予報では「低温」から「平年並み」に変更になったものの,1カ月予報ではまだ低温の可能性が報告されており,深水等の対策も重要であることを指導しました。
 参加農業者は,現在の稲の生育は生育良好だが,まだ予断を許さないことを再認識したようです。
 普及センターでは,今後も水稲の収量・品質の向上に向けて支援してまいります。



宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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マンツーマン指導による新規就農者への就農支援

2014年07月18日 13時05分12秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
県では,新規参入者等に対して,農業経営の安定化に向けた現地指導等を行い,新規参入者の早期の経営及び地域への定着を支援する「マンツーマンサポート事業」を行っています。
今回この事業を活用し,平成25年1月から新たに「小ねぎ」の栽培を始めた新規就農者に対して,栽培技術の指導はもとより,作業の段取りや周年栽培計画の立て方など,農業経営者として自立できるトータル的なサポートを県内の小ねぎ栽培農家に依頼し,対象者の栽培技術向上,経営能力向上を図るべく,第1回小ねぎ現地指導会を開催しました。
今回の指導会では,栽培床の準備,播種手順から除草や病害虫防除,肥培管理や品種の選定などの栽培技術1つ1つを丁寧に指導いただいたほか,目先の収入,経費にとらわれず,長期的な視点で経営見ることが重要だとお話しいただき,非効率的な管理作業の改善を図るための設備を充実するとともに,「まいた種は必ず収穫する」ことに力を注ぐよう指導を受けました。
技術面だけではなく,作業の段取りの重要性や,農家の仲間たちとの情報交換がいかに大切だったか,どんなに助けになったかなどの経験もお話しいただき,「一人では農業はできない」という部分まで指導いただけました。
さらに,生産効率,収益性も大事だが,無限にある微生物の力を借りながら「土」を使って栽培された命をいただいて自分が生かしてもらっている,その生命を作り上げるというところに農業の楽しさを感じるといった,植物への興味,「農」を楽しむことの重要性もお話しいただきました。
対象者は,自分がこれまで抱えていた技術的な疑問をすべてぶつけ,回答をいただけたこともさることながら,「農とは」,「農業経営とは」の部分まで指導いただいたことに非常に感激し,これからの栽培,経営に意欲を燃やしていました。
普及センターでは今後も継続的に新規就農者のいち早い技術習得を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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「村田ファーミーズ」が山形県鶴岡市の直売所を視察研修しました。

2014年07月18日 10時36分45秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 6月30日(月)に道の駅「村田」に出荷している生産者団体の「村田ファーミーズ」42名が視察研修会を実施しました。
 視察先の道の駅「しゃりん夕陽のあつみふる里」(山形県鶴岡市)では,日本海の海産物とともに,果実や温海かぶなどの地域特産野菜,孟宗竹の筍や山菜等の特産品が並び,平日にもかかわらず多くの買い物客で賑わっていました。山菜や筍は,塩漬・乾物・缶詰等の加工品も充実し,陳列方法も見やすく工夫されており,今後の直売所活動の参考となりました。


直売所内の様子

 移動のバスの中では,町の営農指導員から土壌肥料について,普及センターから野菜の病害虫防除について説明し,会員から多くの質問が出されました。また,会長からは,8月のスイートコーン「味来」の販売強化月間に向け,病害虫防除の徹底等栽培技術について講話があり,充実した視察研修会となりました。
 「村田ファーミーズ」では,特産の「そらまめ」,「スイートコーン」に続く野菜として,ミニトマト・中玉トマトの栽培にも力を入れており,普及センターではこれからも直売所活動への支援を続けていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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