宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

集落ぐるみの鳥獣害対策 ~大和町 沢渡地区のイノシシ対策~ 

2014年07月18日 09時57分49秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成26年7月12日(土),大和町の沢渡地区で集落ぐるみの鳥獣害対策研修会が開催されました。
当地区では以前からイノシシの被害に悩まされ続けてきたことから,集落ぐるみで対策をすることとなりました。平成26年6月29日(日)に,東北野生動物管理センターの職員を講師に,座学による鳥獣害対策研修会を開催し,続く研修第2回目となる今回は集落点検を行いました。
 集落点検では,集落内にイノシシを呼ぶもとである「餌場」や「ぬた場」になっている箇所を確認しながら,計画しているワイヤメッシュによる防護柵をどこに設置するかの確認をした後,点検結果をマップに落としました。
 当日は台風一過の暑い中,集落住民が二班に分かれ,専門家と一緒に集落をまわりました。これによりみんなの認識があらたになり,「これじゃあイノシシを呼んでいるようなもんだ。」「この場合はどうしたらいいの?」と,活発な意見交換がなされました。
 次回は被害防止計画の立案を行う予定です。普及センターでは関係機関と一体となり,鳥獣被害対策について支援していきます。
 
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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たなばたけゼミナール ~秋冬野菜ときく栽培について~

2014年07月18日 08時49分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月8日に,JA仙台主催で「農産物直売所たなばたけ」への出荷者を対象に,たなばたけベジキッチンにおいて「たなばたけゼミナール」が開催されました。
 今回のゼミナールでは,仙台農業改良普及センターの職員が講師となり,秋冬野菜ときくの栽培について講義を行いました。
 秋冬野菜については,野菜づくりの基本となる土の話しや,今後播種が始まる秋冬野菜について品目ごと播種時期の目安を提示し,播種が多く重なる時期があるので気をつけるよう話をしました。また,きくの栽培については宮城県での栽培は高収入が期待されるが,病害虫防除や摘芽・摘蕾にかなりの労働時間を要することを話しました。
 出席者からは多くの質問があり,大変熱心に話を聞いている様子でした。
 今後も各種研修会を通して,園芸関係の生産振興を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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「いしのまき和牛改良推進組合」設立総会が開催されました

2014年07月17日 14時32分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 和牛繁殖農家戸数が減少する中,管内の子牛生産,肉牛生産における生産性を高めるためには,管内で統一した改良方針を決めて育種に取り組む必要があります。そのために「いしのまき和牛改良推進組合」の設立を目指し,昨年から7回に渉る設立準備委員会を開催してきましたが,平成26年7月3日,みやぎ総合家畜市場(美里町)で「いしのまき和牛改良推進組合設立総会」が開催されました。当日,管内の和牛繁殖農家,関係機関併せて約100名の方々が出席されました。
 設立総会の前に現地検討会が開催され,管内の優良繁殖雌牛を審査し,良い点や今後改良すべきポイントについて公益社団法人 全国和牛登録協会宮城県支部審査員に説明していただきました。
 総会は原案どおり承認され,組合員数134名の和牛改良推進組合が設立しました。組合では,自ら定めた厳しい育種牛選定基準により,地域の雌牛の調査と選定を行い,地域特有の優秀な系統の雌牛群の整備,種雄牛づくりを目指していきます。
 総会終了後,公益社団法人 全国和牛登録協会会長から平成29年度に開催される第11回全国和牛能力共進会宮城大会に向けて,どのような方向性で改良をすすめたらよいか講演を頂きました。
講演後,宮城県肉用牛改良推進石巻地域対策会議を開催し,第11回全国和牛能力共進会出品対策基本計画を説明し,宮城大会の目標と各区の出品条件と改良方針について説明し,指定交配の協力を繁殖牛農家に要請しました。
 現在,宮城県基幹種雄牛6頭のうち,3頭が石巻市産地の種雄牛です。普及センターでは,今後も関係機関と連携を図りながら和牛産地としての生産基盤づくりを継続して支援していきます。

 
         【現地検討会の様子】 
      
 
         【設立総会の様子】


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

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登米アグリビジネス起業家育成塾の開校式が開催されました

2014年07月17日 14時16分00秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 昨年度から運営されている「登米アグリビジネス起業家育成塾」の開講式が7月8日に登米市内のホテルで開催されました。
 経営体育成のセミナー等は既に仙台市内等で多く開催されていますが,遠距離のため参加が困難との声を受けて登米市が独自に育成塾を開講したものです。
 若手農業者を中心に18名の塾生が受講し,塾長の東北大学大学院伊藤房雄教授から「これだけの内容の講義を自己負担なしで受講できる機会はない。この塾で学んだことを自らの経営に生かし,市へ貢献してほしい」と訓示を受けました。
 開講式には,市内の農業関係者を中心に企業,産業支援機関,教育関係者,金融機関など100名を超える多くの出席者があり,アグリビジネスへの強い関心や第2期生に対する期待が感じられました。
 また,農業経営者の育成に定評のある(有)トップリバー代表取締役の嶋崎秀樹氏が記念講演を行い,農業や人材育成に対する熱い思いが伝わる内容で参加者一同は熱心に耳を傾けていました。
 育成塾は,「経営実践編(全5回)」と「財務・会計,事業プロセス編(全7回)」の2コースで設定され,来年1月まで開催されます。
 普及センターではこれからも登米市などと連携して,地域農業を支える担い手育成を支援してまいります。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
   FAX:0220-22-7522

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仙南地区生活研究グループの移動研修会が行われました

2014年07月17日 13時17分17秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
仙南地区生活研究グループ連絡協議会の移動研修会が7月8日に開催され,管内各市町のグループ役員と関係機関職員合わせて28名が参加しました。この移動研修会は,会員の地域理解と今後のグループ活動のヒントを得ることを目的として,各市町持ち回りで行われており,今年は大河原町内にある食品製造や農業関係の企業の見学が行われました。

 午前中は株式会社菓匠三全の大河原工場を見学し,会社の歴史や地域活動の紹介のほか,菓子の製造から販売の過程で,食品ロスを少なくするための工夫や取り組みについての説明を聞きました。また,研修後には食品ロスに係る経費負担軽減の取り組みの一環として行っている,パンク品の販売会もあり,参加者の注目を集めていました。




午後は株式会社ヒルズ(もちぶた館)へ会場を移して,企業の概要や地域に密着したアグリビジネスへの取り組みについての話を聞き,直売所の見学をしました。




研修会後には続けて役員会も開催し,今後の活動についての意見交換が行われました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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水稲採種ほ場のほ場確認を行いました

2014年07月16日 11時19分33秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 当普及センター管内には水稲の採種を行う採種組合が4組合あり,県内56%の採種事業を担っています。その採種ほ場の確認を6月18日から30日にかけて行いました。ほ場確認では採種ほ場に立てられた旗の記載内容(生産者名,品種,地名地番など)と県に提出された申請書の内容とがあっているかやほ場内の雑草や異株(縞稲,漏生稲)が残っていないか確認しました。
 ほ場確認の終了後に採種組合員を地域の集会所に集めて,普及センター職員からほ場の管理状況に関する講評を行い,普及センターが行っている生育調査の情報も提供しながら,今後の雑草,病害虫防除,栽培管理に関する指導を行いました。
 また,ほ場確認の際に,採種ほ周辺200m以内でイネばか苗病が発生を確認されたほ場では7月中旬に予備審査を行い,罹病株が適切に処分されているかを確認します。
 普及センターでは,今年も優良な種子生産が行われるよう,各採種組合を支援していきます。

<連絡先>
   宮城県大崎農業改良普及センター 
    先進技術班 
   TEL:0229-91-0726   
   FAX:0229-23-0910

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ブルーベリーゆうパック出発式(富谷町)の開催

2014年07月16日 10時27分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 富谷町特産のブルーベリーを全国発送するブルーベリーゆうパック出発式が,平成26年7月4日に,富谷町明石地区の高橋ブルーベリー農園で行われました。
 はじめに,横田善悦富谷町ブルーベリー生産組合長からのあいさつがあり,「今年は,粒がそろっていて,おいしいブルーベリーができた」と話しておりました。さらに,富谷町長をはじめ関係者によるテープカットが行われた後,本日つみとり体験していた成田小学校の生徒とともにブルーベリーが積み込まれたゆうパック用トラックの出発を見送りました。今年は,生のブルーベリーパック(1kg入り)108ケースが全国に向けて発送されました。
 当センターでも,本年2月に栽培講習会の開催や,放射性物質検査の実施などにより,高品質で,安全安心なブルーベリーづくりを支援してまいりました。今後も,関係機関・団体と連携をとりながら,支援を続けていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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(有)耕佑が技術向上,事業発展に関する先進地視察研修を実施

2014年07月15日 11時39分52秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 栗原市一迫地区で葉菜類(サラダ菜,サンチュ,ミツバ,ミズナ)の水耕栽培を行っている農業生産法人(有)耕佑は,毎年,全社員を対象に,生産技術の研さんと経営発展に資する内容の先進地視察研修を実施し,生産安定化や経営内容の向上に努めてきました。
 今年は,平成26年6月16日から17日にわたって,出荷先の仙台中央青果卸売株式会社とミズナ,サンチュを生産している2つの農業法人及び6次産業(レストラン経営)に取り組んでいる農業法人を視察しました。研修には,関係機関相互の情報共有も視野に入れ,JA栗っこ,普及センターの職員も同行しました。
 視察先の株式会社「みちさき」では,サンチュの収穫作業に関するデータ収集を行っており,(有)耕佑のサンチュ担当社員が,急きょ収穫のデモンストレーションと収穫作業データ収集に参加し,その後,互いの社員で効率的な作業方法について情報交換を行いました。
 本研修は,将来,同じ品目を生産している農業法人が生産技術,流通(販路)に関して連携して,互いに成長する新たな体制づくりのきっかけを感じさせる有意義なものとなりました。
 普及センターとしては,(有)耕佑をはじめとする農業法人等の事業発展に向けて支援していきたいと考えております。


仙台市中央青果卸売株式会社


ミズナ生産農業法人視察研修


6次産業化(レストラン)視察研修


サンチュ収穫作業デモンストレーション


サンチュ収穫作業情報交換

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144


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水稲直播栽培研究会現地検討会の開催

2014年07月14日 18時32分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年7月9日にJA加美よつば直播栽培研究会現地検討会が開催され,5ヶ所のほ場を巡回しながら,生育状況と今後の栽培管理について意見交換をしました。
JA加美よつば直播研究会は平成13年度に設立され,現在は44名の会員で組織されています。会員の多くはカルパーコーティングによる湛水直播栽培を行っています。
 当日は,当普及センターからは,生育調査結果や今後の管理のポイントについて説明した後,ほ場の中に入り雑草の発生状況や田面の硬さなどを観察しました。本年の5月,6月の気象は全般を通じ高温・多照で経過したことから,出芽率が70~80%と高く,その後の生育も良好で移植栽培と遜色のない生育量が確保されていました。昨年,直播栽培で薬剤散布が遅れたため,いもち病の発生がみられたほ場があったことから,本年は薬剤による予防を確実に行うように促しました。
 また,講師として参加いただいた全国水稲直播研究会会長から「年々,技術が向上し,生育量や雑草対策などこれまでに無くすばらしい管理である。」との賞賛をいただきました。
これからも,普及センターではJAや関係機関と協力しながら水稲の栽培技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班
 TEL:0229-91-0726 
 FAX:0229-23-0910

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りんご病害虫の知識を深めて防除技術を磨く

2014年07月11日 16時26分37秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年7月3日(木)に,栗原市果樹連絡協議会(佐藤常秋 会長,会員43人)は,金成,高清水,栗駒地区生産組合の防除担当者を集め,防除担当者会議を開催しました。
 始めに,各地区の病害虫発生状況について,今年は6月中旬以降に晴天が続き,病害の発生は少ないようでしたが,一方でハダニの発生が多く直ちに防除することを確認しました。普及センターからは,これまでの生育状況と防除のポイント等を説明しました。
 次に,日本農薬株式会社仙台支店 高野 顧問から,りんご園地で問題になっている「ヒメボクトウ」の特徴やライフスタイルに合わせた防除方法と,「腐らん病」の感染ルートや感染状況に応じた防除対策等について詳しく説明していただきました。今回の勉強会を通して生産者たちは,害虫や病害の生理生態に基づいた効果的な防除の大切さを学ぶことができたと思われます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404    
FAX:0228-22-6144

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