仙台農業改良普及センターでは,震災後に設立された(農)井土生産組合の経営安定化支援の中で,今年度は,販売力強化にも重点をおき活動に展開しています。
(農)井土生産組合では,震災復興ほ場整備事業により集積された畑地約15haのうち,約6haにおいて「ねぎ」栽培を行っており,「仙台井土ねぎ」のブランド化と販路拡大を進めています。普及センターでは組合に対し,自らの生産物に対する評価を確認した上で,実需者のニーズに合わせた生産が行えるよう,商談会への出展を働きかけた結果,「仙台井土ねぎ」の知名度向上と販路拡大を目的に,8月18日~19日に東京ビックサイトで開催された「アグリフードEXPO2016」に初出展するに至りました。
はじめは,初の東京出展に不安を抱く組合員もいましたが,事前に専門家による個別接客研修会を開催した事により,出展目的の明確化や心構えを学んだ事が幸いし,出展当日はブースを訪れる来場者に対し,自ら積極的に声かけるなど「仙台井土ねぎ」の魅力を伝える事ができました。また,来場社からは,ねぎの試食でも10人中9人から「甘い」との評価を得る事ができて,今後の生産に自信を深めたようです。
普及センターでは,出展後のフォロー活動がスムーズに行われるようサポートしながら,一つでも多くの新たな販路が確保できるよう継続して支援していきます。
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