宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「株式会社やまもとファームみらい野」では玉ねぎの収穫が目前です!

2019年06月13日 13時48分41秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 株式会社やまもとファームみらい野(平成27年7月設立)は,「JAみやぎ亘理」の出資による農協出資型の法人で,地元被災農家の就業の場の確保と被災農地を有効に活用した露地野菜生産における大規模な拠点整備を目的に設立されました。当法人では,東日本大震災後,山元東部地区に整備された大区画畑地を活用し,加工業務向けの根菜類(長ネギ,玉ねぎ,甘藷等)を中心に機械化一貫体系による効率的な経営を目指しています。

 昨年秋に19ha定植された玉ねぎ圃場では,現在,根きり作業が行われており,収穫を目前に控えた玉ねぎが圃場いっぱいに並んでいます。玉ねぎの作付けは3作目で,今年度は天候に恵まれたことや,法人の技術力が年々向上していること,土壌改良の効果等が現れ,収量は昨年の実績を大幅に上回る見込みとなっています。

 収穫は来週から始まり,収穫と出荷作業は約1ヶ月間続きます。

 普及センターでは,当法人を今年度の普及センタープロジェクト課題対象に位置づけて,定期的な巡回指導を行っており,大規模露地園芸経営の定着に向けて支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大豆栽培講習会が開催されました

2019年06月13日 13時34分37秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  令和元年5月29日,JAいしのまき主催の大豆栽培講習会が開催され,約50名の生産者が参加しました。当普及センターからは平成30年産大豆の振り返りや令和元年産に向けた栽培管理のポイントについて説明を行いました。全農みやぎからは大豆情勢について,農薬メーカーからは茎葉処理除草剤について情報提供がありました。宮城県の大豆奨励品種であるミヤギシロメは,本品種を原料に製造された商品が全国豆腐連合会主催の「全国豆腐品評会」の上位にランクインするなど,実需者からの評価も高い品種です。生産者からは品種ごとの播種適期や加工適性に関する質問があり,ニーズに応じた生産を意識していることが窺えました。これから大豆の播種作業が始まります。今回の講習会を活かして適期作業に取り組んでいけるよう,普及センターでも引き続き支援していきます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA加美よつば管内44頭の和牛成牛審査を実施

2019年06月11日 13時46分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年6月4日に加美町の旧大崎西部家畜市場を会場として,和牛の成牛審査が行われました。
 成牛審査は,これから初産を迎える若い雌牛を対象として,血統確認,体型審査などを行うもので,生産者34名の44頭が受審しました。これら雌牛の生産地内訳は,自家産が19頭,県内産が14頭,鹿児島県産が8頭,その他道県産が3頭となっていました。生産者には,今回の審査結果に基づいて公益社団法人全国和牛登録協会より雌牛の「登録証明書」が発行されます。
 審査開始前には,大崎農業改良普及センターより広報誌「普及センターだよりOsaki」を配布して活用いただくよう説明するとともに,農作業事故防止等を呼びかけました。今後も,生産者が集まる機会を捉えて,生産技術向上のための情報等を提供していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「金のいぶき」の安定生産のための健苗づくり

2019年06月10日 17時28分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成31年4月24日(水)涌谷町において,JAみどりの水稲担当者及び令和元年産「金のいぶき」作付け予定者,普及センター水稲担当者による「金のいぶき」の育苗指導が行われました。今年度は,涌谷町内に約11haの金のいぶきの作付けが予定されており,それぞれの育苗ハウスを巡回しました。一部のハウスで,出芽不揃いや高温障害等が見られましたが,全体的には順調に生育していました。参加した生産者は,「金のいぶきの栽培の特徴も分かってきたので失敗が減った。」「今年は昨年より,収量・品質ともに好成績を得られるよう頑張りたい」とのことでした。普及センターでは,「金のいぶき」の収量アップと高品質生産に向けて支援していきます。

                

 「金のいぶき」育苗巡回           「金のいぶき」育苗巡回      

 <問合せ先>

 美里農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地元の小学生が「金のいぶき」の田植え体験

2019年06月10日 17時09分09秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和元年5月7日(火)涌谷町内の水田6aで,涌谷町立箟岳白山小学校の5年生13人がブランド米「金のいぶき」の田植え体験をしました。参加した生徒は,生産者から植え方を教わりながら「金のいぶき」の苗を手で植えました。 涌谷町では,「金のいぶき」をブランド米として認知度向上に取り組んでおり,地元の方々に知ってもらいたいとの思いから,今回の田植え体験が実施されました。今後,稲の生育状況の観察や秋には収穫作業を体験する予定です。普及センターでは,今後も「金のいぶき」の知名度向上とブランド米定着に向けて支援していきます。

            

  

                          

「金のいぶき」田植え体験         「金のいぶき」田植え体験

 

<問合せ先>美里農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亘理地域にて「りんごの摘果講習会」が開催されました

2019年06月07日 15時53分08秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 亘理管内は県内有数のりんご生産地で,この時期,各りんご園では,摘果作業が精力的に進められています。

 この作業に先立ち,管内2地域で摘果講習会が開催されました。令和元年5月23日にJAみやぎ亘理逢隈支所果樹部主催,5月30日には長岡団地りんご組合主催で実施され,それぞれ15名,13名の生産者の出席がありました。

 今年はりんごの開花期間に強風や降雨がありましたが,結実は概ね良好で,りんごの生育は順調に進んでいます。

 講習会では,普及センターから,摘果の目的や開花後30日以内を目標に実施する予備摘果の重要性,その後に実施する仕上げ摘果のポイント等を指導しました。  

 亘理農業改良普及センターでは,今後も定期的な巡回指導や各地域で開催される現地研修会等で技術指導を行い,当地域の高品質なりんごの安定生産を支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も国道45号線気仙沼バイパス「花のみち45」が彩られます!

2019年06月07日 09時37分18秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 「花のみち45」は,「海と緑の美しいまちづくり」「みどり豊かなゆとりと潤いあるまちづくり」を推進するために気仙沼市が平成7年から開始したもので,市内各地区の緑化推進協議会や中学校・高等学校,地域のボランティア団体の協力を得て,国道45号線気仙沼バイパス沿いを花で彩る取組です。
 去る6月3日(月)には,6月9日(日)に予定されている一斉植栽に向けて,関係団体の代表者らが出席し,花壇管理講習会が開催されました。普及センターでは講師として出席し,植栽する花苗について品目別の特徴や管理のポイント等について説明したほか,実際に花壇へ定植作業を行いながら,植栽時のポイントについて確認しました。出席者は,熱心に耳を傾けながら,改めて今年も美しく沿道を彩りたいという思いを強くしていた様子でした。
 今年も夏から秋にかけて,「花のみち45」では多数の花が咲き誇ります。気仙沼にお越しの際には,沿道に咲くサルビアやマリーゴルド,ジニア等で彩られる美しい景観をお楽しみください。
 
<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境制御に関する研修会が開催されました

2019年06月07日 08時36分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月23日に県園芸振興室主催でいちごの環境制御に関する研修会が亘理町,山元町のモデル生産者ほ場で開催され,40名ほどの参加がありました。研修会の講師は国内唯一のコンサル会社である株式会社デルフィージャパンから講師を招き,ほ場内でモデル生産者との一問一答形式の指導が行われました。参加した他の生産者は,その指導に関するやりとりを聞いて学ぶ研修となりました。

 研修会では基本的な培養液等の管理や,この時期のハウス天窓やカーテンの開閉に関する考え方を学びました。これまで施設の設備について効果的な使用方法の研修会がなかったこともあり,参加者は興味深く聞き入っていました。

 今後も1か月に1度,同様の形式で研修会が開催される予定になっており,管内でのいちごの増産に向けて新たな技術導入等が期待されます。

 

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名取・山元で「水稲直播栽培勉強会」を開催しました

2019年06月06日 16時28分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

亘理管内では近年,土地利用型の大規模経営体を中心に水稲直播栽培の取組が増え,H30年の取組面積は約240haとなり,6割が乾田直播,4割が湛水直播でした。しかし,直播栽培では収量が安定しない等の課題があるため,普及センターでは直播栽培技術の向上に向けて,今年度から「直播栽培勉強会」(以下「勉強会」)を立ち上げました。

勉強会は,名取市の株式会社美田園ファームと,山元町の個人生産者の直播ほ場の2か所において,月1回程度開催しており,直播栽培の管理を中心に情報交換を行っています。

令和元年5月23日には山元ほ場で,29日には名取ほ場で実施しました。勉強会では,播種前のほ場準備や,雑草防除のタイミング,また苗立ち状況を確認しながら,今後の入水タイミング等について情報交換及び検討を行いました。

29日は勉強会に引き続いて,近くの農業法人のほ場を会場に,古川農業試験場主催による「高密度播種・プラウ耕グレンドリル乾田直播現地検討会」が開催され,さらに積極的な情報交換が行われました。

普及センターでは,勉強会を今後も定期的に開催し,直播栽培等の技術向上に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南三陸町復興農地の田んぼアート2019

2019年06月05日 11時31分33秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 令和元年5月26日(日),東日本大震災で被災した南三陸町志津川の廻館地区で,3年目となる田んぼアートの田植えが行われました。 今年のデザインは,志津川高校の生徒によるもので,南三陸町のシンボルである「モアイ像」の絵柄が採用され,約50アールの田んぼに紫や赤など5色の稲の苗が植えられました。

  当日は地区営農組合員や関係機関のほか,ボランティアとして志津川高校生や小学生,復興支援で関係が続く県内企業,アメリカ軍関係者など幅広い協力があり,約70人によるにぎやかな田植えとなりました。

  田んぼアートの稲の葉は,6月末頃から色づき見頃となります。志津川高校の校門前から見渡せる田んぼにどんな「モアイ像」が登場するか,今から楽しみです。

<連絡先>  宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班  TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする