こんにちは、就職指導室の遠藤です。本日のテーマは『ITの力を信じたい』です。
新型コロナウィルスによるコロナ禍は、老若男女どころか全人類が巻きこまれた災害です。そして、犠牲となられた方々を前にして、無力感を覚えます。このコロナ禍の特徴は、これまで人類が経験したことのない災禍であり、これまでの常識や公式が通じません。災禍の前後では、生活様式や産業構成が変容してしまうとの意見を良く聞きます。これには、全く同感です。ビジネスの世界も、これまでの常識が通ぜず、新たな秩序を求めて、ドラスティックにビジネスの土俵やルールが変わっていくのだと思います。しかも、手探りで。
2020年3月期の決算発表の席上、製造業の雄であるトヨタの社長が「コロナ・ショックは(赤字に転落した)リーマン・ショックよりも、インパクトははるかに大きい」と発言し、非常に大きなショックを受けました。しかし、その後、富士通の第一四半期(4月~6月)の決算は、売上が前年同期比4.3%減の8,027億円ではあるものの、営業利益は558%増の222億円を叩き出し、コロナ禍が進行し、先行きが不透明な中でも、収益をあげることが可能であることを示しました。また、日立の発表した第一四半期(4月~6月)の決算では、IT事業が全社を牽引した決算となり、IT全般が堅調であることを示しました。
実生活に目を移せば、緊急事態宣言下でも人々の生活を支えたスーパーマーケットが好調な一方、外食産業/観光/アパレル産業が受けたインパクトは計り知れないと思います。このように、好況と不況がない交ぜになり、複雑な状況であるのが、現在の状況です。可能であるなら、IT業界が、日本の産業界全体を牽引していって欲しいと願わざるを得ません。
写真は、本日行われたオープンキャンパスの一コマです。