船橋情報ビジネス専門学校

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計画性の正体

2022-08-29 09:59:01 | Weblog

こんにちは!ITエンジニア科4年制の石神です。

 

担任をしているとどうしても真面目な話ばかりしてしまい、

ユーモアが欠落していくのではないかという悩みを抱えています。

そんな悩みは一旦置いといて、今日は計画性についての真面目な話をしようと思います。

 

皆さんは計画性という言葉をどのように捉えていますか?

 

「計画的に進めなさい」と言われたことがある方は多くいると思いますが、

皆さんの声を代弁すると「できたら苦労してないよね。計画の立て方を教えてよ。」といったところでしょうか。

 

計画を立てるためには、『経験』が必要です。

『経験』がないと作業にどのくらいの時間がかかるかが分からないためです。

 

また、「若いうちに失敗を恐れず新しいことにドンドンチャレンジをしなさい」という大人がいます。

これも皆さんの声を代弁すると「失敗するのは普通に嫌でしょ。」という感じでしょう。

もちろん、私も失敗するのは嫌です。

 

では、計画を立てれば失敗しないのかというと、そんなこともありません。

IT業界には「炎上プロジェクト」という言葉があり、

どれだけ計画を立てていても『炎上』つまり『失敗』することがあるわけです。

 

① 失敗は嫌なので行動ができない。

② 行動ができないので経験ができず、経験ができないから計画を立てられない。

③ 計画を立てても精度が低く、また失敗する。

④ ①へ戻る。

 

このようにして若い方の多くは、この負のスパイラルにハマってしまうわけです。

しかしこれは、人間の心理としては至極まっとうな、多数派のお話です。

逆に、失敗を恐れず行動できる人は少人数で、良い意味で異端児というわけですね。

 

教育者や会社の先輩上司こそ、このような心理を理解することが重要です。

そしてやるべきことは、『相談にのってあげること、否定しないこと』です。

 

相談したら叱られたり、「失敗を恐れるな」とだけ言われ否定された気持ちになったりしたら、

皆さんなら二度とその人に相談しないですよね。

このように、相談された方は1回のミスで二度と相談されなくなる、ということを自覚する必要があります。

 

さて、まわりまわった話になりましたが、計画性について本題に戻ると、

私の考える計画性とは『人に相談できる環境そのもの』を指す言葉だと考えます。

 

先述した通り、計画を立てても失敗をすることはあります。

人に相談したり、人から相談されたりすることで計画の精度があがるだけでなく、

そこには『コミュニケーション』が発生するわけです。

 

この『コミュニケーションが取れる環境』こそが『失敗を恐れない』気持ちを生み出します。

「失敗してもフォローしてもらえる」「失敗してもこの人となら一緒に乗り越えられる」と、考えられるようになります。

そうすると更に、計画の精度は上がり、成功が増え、好循環を生み出すようになるわけですね。

 

計画性の正体は『コミュニケーション』である。これが私の持論です。

 

PS.

夏休みの私の計画は、一日中ダラダラ過ごすことです。

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