モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

可憐なるかなセツブンソウ

2006-02-06 | アウトドア・ネイチャーフォト
長男はスキー、次男はサッカーの試合、連れはその応援とコンサート。久しぶりにひとりだ。午前中の雑用を終え、さてビールでも飲みながらネットでもするかと思いかけて、ああいかん肥満街道まっしぐらではないかと思う。
自転車に乗ってちょいと野川公園まで花でも見に行くかと重い腰を上げる。ソシンロウバイが咲いているはず。野川公園までは往復16キロぐらい。ちょっと短いが、1キロぐらいは痩せるだろう。

こんなことなら昼飯も深大寺の「玉乃屋」か野川の「地球屋」の蕎麦にすればよかったと悔やむが後の祭り、しっかりと生姜焼きの入った味噌おにぎりと豚汁を食べてしまった。古代ローマ人のように吐いて食いなおすわけにもいかぬ。

で、完全防備をして野川を駆け上る。天気がいいせいか散歩の人が多い。ちんたら走っていたらダイエットにならないので、歩行者に気を付けながらめいっぱいスピードを出す。風は身を切るように冷たいが、中央高速をくぐったところで暑くてフリースを一枚脱いだ。

アッという間に野川公園自然観察園。観察会か団体が二組入っている。枯れ木ばかりだが、すぐに黄色いソシンロウバイの花が目に入る。案内板を見るとセツブンソウとフクジュソウが咲いているとある。セツブンソウは、暖冬の頃はいつも1月中に咲いてしまい、節分の頃に行くともうなかった。やはり今年は寒いのだろう。節分草というが、信州では雪解けの後に咲く花だ。2センチもない小さな花で、注意して見ないと見過ごしてしまう。スモーキーな色合いがなんとも可憐だ。スプリング・エフェメラル(春のはかない命)と呼ばれる春植物の代表種。

帰りに天文台のハケの上に行ったら、大山から富士山、大岳山、御岳山まで大パノラマが拝めた。いい所を見つけて嬉しくなった。ついでに刺身用のアジを買った。信州松代産の長芋を入れて薩摩揚げにしてもらったら最高だった。

野川散策には、村松昭さんの絵地図があるといいですよ。
セツブンソウの詳しいフォトレポは、後日「MORI MORI KIDS」でアップします。
コメント (5)
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