モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

サッカー日本代表采配ミス(2010南アフリカW杯オランダ戦)

2010-06-19 | サッカー
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 サッカーが、体力勝負だけでなく、頭脳勝負&心理戦ということを改めて知らしめてくれた試合でした。FIFAランキング4位のオランダによく対峙していたと思います。0-0で前半終了の時には、明らかにオランダの選手には動揺を隠せない選手がいました。

 スナイデルにゆるしたミドルシュートは一瞬の隙をつかれたものですが、あの距離で無回転シュートを打たれては…。GKを攻めることはできないでしょう。問題はそのあとの選手交代。これが酷いものでした。中村俊輔選手は、チャンスを作るどころか決定的なピンチを二回も引き起こしてしまいました。また、自らシュートを打つべき時も相変わらずパスを選択。彼の全盛期を国立競技場などで見ているだけに残念です。もう彼のサッカースタイルが通用する時代ではないのです。あのブラジルでさえカウンターをする時代です。ショートカウンターができなければW杯で勝ち上がるのは難しい。スペインを見ても明らかです。ボールプゼッションだけではW杯は勝ち抜けない。

 そして岡崎と玉田。シュートを果敢に打った大久保。練習や親善試合で結果を出せない選手がゴールを決められるはずもなく、交代は完全に裏目に出ました。ここは、確実にボールを前に運び、なんとなればシュートも打てる選手。そして、オランダの屈強な守備をものともせずシュートを打てる選手。といえば、稲本と森本を投入すべきだったのではないでしょうか。守備の意識は監督も高く、カメルーン戦では功を奏しましたが、決定的な攻撃の形がやはり作れませんでした。オランダにも疲れが出てきていたのですから、森本のように欧州に当たり負けしないフォワードを入れるべきだったのではないでしょうか。

 交代で入った三人は、いずれも元のスタメン。その三人を代えたからこそチームが機能し、カメルーンにも勝てたのではないでしょうか。いわば交代の三人はジョーカーではなく二軍。それでも三人には、投入された意味を感じてどん欲にゴールを狙って欲しかったのですが、全くその迫力は感じられませんでした。獲物を狙う飢えたオオカミのような目つきが全くありませんでした。デンマーク戦でも同じような采配をしたら、決勝トーナメント進出はないでしょう。

 地の利でアフリカが有利、時差のない欧州も有利などといわれましたが、ここまでの結果を見ると、そうでもないようです。カメルーン・デンマーク戦の結果もありますが、日本・デンマーク戦では、最初から勝ちに行く姿勢が必要でしょう。そして選手交代が勝敗のカギを握ると思います。今度失敗したらグループリーグ突破はありません。本田選手も前線であれだけ守備をしたらゴールは遠のきます。デンマーク戦では、デンマークがカメルーンに勝っているかどうかで相手の戦い方も変わるでしょう。しかし、日本は勝つしかありません。先手必勝の後、三人交代枠をすべて使って逃げ切り作戦で決勝トーナメントへ進むべし! がんばれニッポン!
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シオカラトンボ・恋の季節(妻女山里山通信)

2010-06-19 | アウトドア・ネイチャーフォト
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  水がはられ田植えが終わった棚田にシオカラトンボが舞い始めました。雄は雌が飛来するのを待ち、見つけるやいなや連結交尾を始めます。交尾をしながら飛び回るトンボに、それを追いかけるいく匹もの雄たち。草の茎に留まって動かなくなったところを接近して撮影しました。

 写真の上が雄で、下のやや黄みがかったのが雌。ムギワラトンボともいわれます。交尾中は、雄の腹部がヒクヒクと動いています。結構長い交尾が終わると、田んぼの水面に飛んで行って雌は水面に産卵します。雄はそれを守るようにホバリングしながら見ています。産卵が終わると再び交尾を始めたりします。結構慌ただしい交尾です。

 田んぼの脇では、イボタノキの白い花が咲いていました。ゼフィルスが舞い始めるのもまもなくです。帰りに森の中を通ると、たくさんのヤブ蚊にとりつかれたのには参りました。そして、今年初めてオオスズメバチに接近遭遇。その距離はわずか60センチほど。威嚇ではなく巡回飛行の最中にたまたま側を通っただけなのですが、あの大きな唸るような羽音と、ハチとは思えないような大きさには、いつも驚かされます。

 去年は四回ほど威嚇され、一度は三十メートルほど追いかけられました。山の草刈りをしていて羽音で目を上げると目の前60センチにオオスズメバチがホバリングしていて、こちらを睨みつけていました。ゴーグルはしていましたが、瞬間的に逃走。なんとか逃れましたが、冷や汗ものでした。こんな世界最強最大の殺人ハチが、アマゾンでもアフリカでもなく日本の里山に普通にいるというのが驚異です。

 ただ、このオオスズメバチもミツバチが大勢でとりついて、その体温で殺してしまうということもあるのです。日本代表も、個ではかなわなくても大勢でとりついてオランダを撃破してほしいものです。日本がカメルーンを撃破という番狂わせ?が世界を驚かせましたが、フランス、スペイン、ドイツが次々と破れています。ゴール量産といわれたボールは、反対にゴールが少ないという皮肉な結果が出ています。なんだか次々とミラクルが起きそうな今回のワールドカップです。

★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、地衣類、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。

★夏の信州のトレッキングは、フォトドキュメントの手法で綴るトレッキング・フォトレポート【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】にいくつかアップしてあります。菅平高原の大松山アップしました。ご覧下さい。
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