北アルプス国際芸術祭2024年に行きました。作品は広範囲に散らばっているのでマイカーで行くかツアーに参加するのがおすすめ。大町市街だけならレンタル自転車でもOK。パスポートは11月4日までの会期中は何度でも使えます。一日ではとても見きれないので自分が見たいものを厳選して効率よく回ることが大事です。今回は、私の琴線に触れた作品を紹介します。
■北アルプス国際芸術祭2024年公式サイト
『ささやきは嵐の目のなかに』ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット(カナダ):仁科神社北の森
約2万個の眼鏡のレンズが織りなす光学インスタレーション作品。映るもの映されるもの。シニフィアン・シニフィエ。
日を浴びたナツヅタ(夏蔦)の黄葉が美しい。
『竹の波』ヨウ・ウェンフー〈游文富〉(台湾):八坂公民館
竹と風、そして地元の住民との協働を表現するプロジェクト。
『Tangible Landscape』目[mé](日本):鷹狩山山頂の空き家
2017年制作。漆喰で作られた胎内の様な空間から望む信濃大町の風景と北アルプス。
『Folding』ルデル・モー(南アフリカ):旧相川トンネル
地元の竹と土を用いて、人間と動物の相が重なりあうような2体のレリーフ。
『アフタリアル2』千田泰広(日本):旧大町北高等学校
広大な光の風景。それらは実在しているのではなく、鑑賞者の網膜や脳に残る光の残像である。
『Library of Wooden Hearts』マリア・フェルナンダ・カルドーゾ(コロンビア/オーストラリア):旧大町北高等学校図書室
杉の若木の芯に心臓の形を見出し、この静かな図書室に、4000ピースの「木の心臓」からなる彫刻作品を制作。
『時に宿る』山本基(日本):塩の道ちょうじや
千国街道の宿場町として栄えた大町の歴史が残る「塩の道ちょうじや」の塩蔵。「私は若くしてこの世を去った大切な人との思い出を忘れないため、また忘却に抗うための仕掛けとして、浄化や清めを喚起させる塩で描き続けてきた」と語る作家。
歴史を感じる塩問屋「ちょうじや」の中庭。塩の道に関する展示、流鏑馬の展示などが充実。
『自然の美しさと調和』ポウラ・ニチョ・クメズ(グアテマラ):古書店・書麓アルプ
南米マヤ文化の伝統を現代に伝える作品で知られ、「自然は母のようである」と語る作家。
『すべては美しく繋がり還る』淺井裕介(日本):大町名店街
地域の子どもたちが「水と植物」の形に切り抜いた白線素材を、淺井が鹿やオオカミ、川や湖、蔦や花など、より大きな動植物の形で地面に定着させた。2014年制作。
大町名店街のレコードショップのディスプレイ。
大町商店街の一角。レンタルスペースやカフェなど。
松葉屋ゲストハウス。
北アルプス国際芸術祭は、とにかく歩きます。そういう準備で。帰りは美麻から県道31号を国道19号へ出たのですが大渋滞。どうにもならないので松本方面へ戻って県道70号へ。これが大正解でした。善光寺平の夜景が見えたときにはホッとしました。
■北アルプス国際芸術祭2024年 Northern Alps Art Festival 2024
■北アルプス国際芸術祭2017 Japan Alps Art Festival 超絶オススメ!(妻女山里山通信)
■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。
■好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■レシーフェからアマゾン河口の街、アマゾンのパリ、ベレンヘの旅 [Belem] ダリの絵の様な風景。抽象絵画の中に住む人々。叩き落された蜂の巣の様なレストラン。日系人のペンションはどこ!? アップ。
●インスタグラムはこちらをクリック。ツイッターはこちらをクリック。YouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。。
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
■北アルプス国際芸術祭2024年公式サイト
『ささやきは嵐の目のなかに』ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット(カナダ):仁科神社北の森
約2万個の眼鏡のレンズが織りなす光学インスタレーション作品。映るもの映されるもの。シニフィアン・シニフィエ。
日を浴びたナツヅタ(夏蔦)の黄葉が美しい。
『竹の波』ヨウ・ウェンフー〈游文富〉(台湾):八坂公民館
竹と風、そして地元の住民との協働を表現するプロジェクト。
『Tangible Landscape』目[mé](日本):鷹狩山山頂の空き家
2017年制作。漆喰で作られた胎内の様な空間から望む信濃大町の風景と北アルプス。
『Folding』ルデル・モー(南アフリカ):旧相川トンネル
地元の竹と土を用いて、人間と動物の相が重なりあうような2体のレリーフ。
『アフタリアル2』千田泰広(日本):旧大町北高等学校
広大な光の風景。それらは実在しているのではなく、鑑賞者の網膜や脳に残る光の残像である。
『Library of Wooden Hearts』マリア・フェルナンダ・カルドーゾ(コロンビア/オーストラリア):旧大町北高等学校図書室
杉の若木の芯に心臓の形を見出し、この静かな図書室に、4000ピースの「木の心臓」からなる彫刻作品を制作。
『時に宿る』山本基(日本):塩の道ちょうじや
千国街道の宿場町として栄えた大町の歴史が残る「塩の道ちょうじや」の塩蔵。「私は若くしてこの世を去った大切な人との思い出を忘れないため、また忘却に抗うための仕掛けとして、浄化や清めを喚起させる塩で描き続けてきた」と語る作家。
歴史を感じる塩問屋「ちょうじや」の中庭。塩の道に関する展示、流鏑馬の展示などが充実。
『自然の美しさと調和』ポウラ・ニチョ・クメズ(グアテマラ):古書店・書麓アルプ
南米マヤ文化の伝統を現代に伝える作品で知られ、「自然は母のようである」と語る作家。
『すべては美しく繋がり還る』淺井裕介(日本):大町名店街
地域の子どもたちが「水と植物」の形に切り抜いた白線素材を、淺井が鹿やオオカミ、川や湖、蔦や花など、より大きな動植物の形で地面に定着させた。2014年制作。
大町名店街のレコードショップのディスプレイ。
大町商店街の一角。レンタルスペースやカフェなど。
松葉屋ゲストハウス。
北アルプス国際芸術祭は、とにかく歩きます。そういう準備で。帰りは美麻から県道31号を国道19号へ出たのですが大渋滞。どうにもならないので松本方面へ戻って県道70号へ。これが大正解でした。善光寺平の夜景が見えたときにはホッとしました。
■北アルプス国際芸術祭2024年 Northern Alps Art Festival 2024
■北アルプス国際芸術祭2017 Japan Alps Art Festival 超絶オススメ!(妻女山里山通信)
■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。
■好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■レシーフェからアマゾン河口の街、アマゾンのパリ、ベレンヘの旅 [Belem] ダリの絵の様な風景。抽象絵画の中に住む人々。叩き落された蜂の巣の様なレストラン。日系人のペンションはどこ!? アップ。
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もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。