モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

行ってきました「三鷹天命反転住宅」

2006-05-22 | アウトドア・ネイチャーフォト
建築家志望の次男も見たいと言うので、日曜の午後自転車で息子ふたりと行ってきました。国立東京天文台横の遊歩道から「三鷹天命反転住宅」へと向かいました。長男は「出山横穴墓群」を見ていないので、帰りに骸骨のレプリカが横たわる古墳時代の墓を見学。とってもいい見学コースだと思いました。

「三鷹天命反転住宅」の印象はそれほど強いものではありませんでした。通りがかる人を観察しましたが、たいていチラッと見るぐらい。全く見ない人も多かったですね。なんていうか馴染んでしまっているんですね。街に。ちなみにこちらは分譲マンションです。価格はこの辺りの相場の2倍ぐらいだとか。
次男の印象も「すっかり馴染んじゃってるね」でした。周りにはもっとケバイ建物や看板がありますからね。幼稚園だと思っている人もいるようです。隣のモルタルの家とも馴染んでいます。窓にかけられたスダレが妙に浮いてました。暑いのでコンビニでガリガリくんを買ってきてなめながらの見学でした。
というわけで、写真も建物の格好いいアップではなく、街の中でどう見えるかを撮ってみました。

デザイン的には、なんだか80年代のポストモダンだし、住宅なもんでアートとして見るとインパクトが足りないし。建築としてはガウディなんかと比べてしまうと、なんかちんまいんですね。エコノミーとエコロジーなんてことを彼は対談の中で言ってますが、う〜ん、山登りでもしたらいいんじゃないでしょうか。畑仕事とかね。住みたいかと言われたら、絶対住みたくないが応えですね。
磯崎新に、なぜアーティストの特権を捨ててしまって建築家になってしまったのかみたいなことを言われていましね。16年ぐらい前に連れと展覧会と中澤新一との対談を聴きに行ったことがあります。物語の終焉みたいな話で面白かったのですが、こういう方向へ行くとは以外でした。作品について詳しくはHP「荒川修作+マドリン・ギンズ」で。

割とすぐに飽きてしまったので、次に「野川公園自然観察園」へと向かいました。たくさんの小さな子供達が野川で水遊びをしていました。
写真は、左からヤセウツボ、シラン。そしてギュウカクソウです。牛額草は、土方歳三が多摩にいた頃に売り歩いた石田散薬の原料となった植物です。葉の形からしておそらくタデ科でしょう。
他には、ムサシノキスゲ、フタリシズカ、ウマノアシガタ、サイハイラン、コバノタツナミ、エゴノキなどが咲いていました。
帰りに野川を走っていたら、対岸の遊歩道を自転車で来た母娘が突然絶叫! 何事かと思ったらヘビをひいてしまったとか。川遊びをしていた少年達がわらわらと上がってきましたが、ヘビはそのまま草むらに逃走。私達は「出山横穴墓群」を見学して帰りました。

いつものようにフォトルポをモリモリキッズにアップしました。ご笑覧ください。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうも!… ^。^ ; (kousaku!)
2006-05-23 00:07:25
行かれましたか‥なんだか「ちんまい」というか気持ちが縮こまりそうな感じですね。しかし、相場の二倍はどうも‥ねえ。



もう、ムサシノキスゲが咲いていますか?一年が早いなあ… ^。^ ;
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岳物語 (ganta)
2006-05-23 00:41:52
父と息子の蜜月は、いくつぐらいまでつづくのでしょうかぁ。

どんなことがキッカケで、ぎこちない関係になってしまうのだろ~ぉ。

やっぱり、色気づいたときなのでしょうかぁ…
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奇をてらった (MORI MORI)
2006-05-23 09:20:55
わけではないのでしょうが、割と普通だなという印象でした。次男はどこがエコノミーとエコロジーなんだ?とつっこみを入れてました。

暑かった一昨年などは、もうキツリフネやウツボグサ、キョウガノコなんかが、もう咲いていましたね。今年は天候不順で遅れているようです。



ganntaさん、蜜月に見えるだけです。しょっちゅう喧嘩してます。長男は私より大人なのでいいのですが、次男とは連れに言わせるとトムとジェリー状態だそうです。



長男はとっくに色気づいています。高校に受かったら彼女連れて来いと言ってあります。
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