落花生は、マメ科ラッカセイ属の一年草で、別名は南京豆、地豆、唐人豆、異人豆など。南米アンデス原産で中国を経由して、江戸時代初期に日本に入りました。貝原益軒の『大和本草』(1709年刊)には落花生が登場しますが、一般には普及しなかったようです。栽培が本格化したのは明治になってから。ハイカラな食べ物だったのでしょう。
私はピーナッツが大好きなのですが、ほとんどが中国からの輸入品。安全性にも不安があるので自分で作ることにしました。無農薬無化学肥料です。6月に種まきをして、大きくなってから根寄せをしました。夏にもう一度、これは長男が根寄せをしてくれました。カラスにほじられないように、鳥避けの天蚕糸を張ります。先週、葉がやや枯れてきたので、週末に掘り起こしました。ひっくり返して乾燥させます。畑に置いておくとカラスに食べられてしまうので、庭に干しました。
まずは、生落花生の塩ゆでです。生落花生があればこその食べ方で、以前は産地かその近くでないと食べられないものでしたが、現在はその美味しさが広まって、レトルトや冷凍で手に入るようになりました。落花生は、塩味やバター味、味噌味で塩気で食べるのが一般的ですが、塩ゆで落花生はジューシーで甘いのです。一度食べたら本当に病みつきになります。
落花生を洗って土を落とします。ひたひたの水で煮ます。塩は水1リットルに対し20グラム前後。フタをして50分、吹きこぼれないように強火から中火で煮ます。そのまま蒸らすように冷ましてできあがり。食べきれない分は冷凍します。食べ始めると止まらないのが難点。
後はバターピーナッツ、味噌ピーナッツなどにします。ピーナッツだれなど料理にも使えます。
★新信州郷土料理は、MORI MORI RECIPE(モリモリ レシピ)をご覧ください。時候坊料理のレシピやブナハリタケ、マスタケなどのレシピもあります!
福島に住んでいますmibiと申します。私も以前ゆで落花生を食べてから売っているのをみるとつい買ってしまいます。千葉県では生産地なので相当前からポピュラーな食べ方でした、家によっては収穫仕立てを干さずにゆでる所も有りました。
MORIMORIさんの以前のブログに青大根に関しての記事が有りましたが私は10年位前に鬼無里村で青大根を食べる機会が有り、久々にこの大根を探してネットの旅に出ましてMORIMORIさんのブログに漂着したしだいです。
検索してみますと種メーカーがいろいろな名前で売り出していますがおしりの形微妙に違う、もっと探ってみると種は中国での生産が多い様です。信州では地大根としてその土地で自家採種して生産している方々はいらっしゃるのでしょうか?種メーカーに縛られない在来種の青大根の情報が有りましたら教えて頂きたいのですが。以前のブログへの投稿では入れない様なので落花生に割り込んでお邪魔しました。
よろしくお願いいたします。
おたずねの青大根ですが、以外と普及の歴史は新しく父の話では第二次大戦中だということです。中国の江蘇省の秋作用の早生青長大根で、江蘇青長(こうとあおなが)です。
中国では耕土の浅い低湿地向き短根種として栽培されているようですが、日本の土壌に合わせて改良したようです。おしぼりうどんに使う辛味大根などの地大根は、坂城のねずみ大根などは自分で種を採っている人もいると思いますが、輸入ものの青大根には、そういう人はいないんじゃないかなとは父の話です。わが家も買っています。原種は中国へ行かないとないんじゃないでしょうか。
早速調べて頂きありがとう御座いました。
種メーカーからの青大根(いろいろな名前)の種が広範囲で売られ始めたのが4・5年前くらいからだと思いました。それ以前の信州の狭い地域でポピュラーに作られていた頃は地元のマイナーな種やさんが供給していたのか自家採種なのだったのかと思い探していました。
又、種さがしの放浪に出てみます。
こちらは福島県の猪苗代町に住んでいます、これを機会にこれからもよろしくお願いいたします。
ありがとう御座いました。