4月1日の大マテイ山、幻の大トチをモリモリキッズでアップしました
里では例年より早く桜が咲いたというのに、標高1300mの山の上は真冬でした。
いつもならちらほら咲いているはずのマンサクも皆無、スミレに至っては小さな葉がでたばかりでした。
それでも目的は、若葉に覆われて見通しが利かなくなる前に幻のトチノキの巨樹の正確な位置を確認しておこうということなので、まあいいかと。
それにしても小さな崩落が続く深い谷の遡上は、緊張の連続でしたが、半年ぶりに出会えたトチノキの巨樹は感動ものでした。
どうぞ幻のトチノキの巨樹をご覧ください。
フォトレポは、モリモリキッズの2006年最新レポート、鶴寝山-大マテイ山-狩場山で。
里では例年より早く桜が咲いたというのに、標高1300mの山の上は真冬でした。
いつもならちらほら咲いているはずのマンサクも皆無、スミレに至っては小さな葉がでたばかりでした。
それでも目的は、若葉に覆われて見通しが利かなくなる前に幻のトチノキの巨樹の正確な位置を確認しておこうということなので、まあいいかと。
それにしても小さな崩落が続く深い谷の遡上は、緊張の連続でしたが、半年ぶりに出会えたトチノキの巨樹は感動ものでした。
どうぞ幻のトチノキの巨樹をご覧ください。
フォトレポは、モリモリキッズの2006年最新レポート、鶴寝山-大マテイ山-狩場山で。
香ばしくて旨いです。
この巨樹にも秋にはたくさんの実がなります。
トチの実はあくが強いので何日もさらして澱粉をとってと、食べられるまでにするのが大変なんですが、昔の山村では飢饉の時の重要な食料だったようです。他の木は伐採してもトチノキだけは切らなかったとか。
ちなみに栃木県の栃木ってトチノキのことです。
巨樹はその気になって探すとけっこう近所にもあって、クスノキやケヤキの巨樹がうちの近くにもあります。
宅地開発で見事なヤマザクラが何本も切られたときは腹がたちましたね。そこには貧相な建て売り住宅が建ち並びました。
ここには、栃の木ではなく『影向の松』という日本一の黒松があります。
数百年ものあいだ植木職人さんが連綿と手入れをし続けてきた樹形は、まるで怪物タコの足が境内を占拠しているかの様です。
深山幽谷にひっそり佇む巨樹の対極にある、人為のスゴサも痛感します。
同じ江戸川西岸に隣接する名刹ですが、数キロ上流の柴又帝釈天とは対照的に、休日の昼下がりでも境内にはだ~れもいません。
巨樹のHPや山と渓谷社の巨樹の本などを見ると分かるんですけれどね。
小菅村の大トチも、深山ですが、飢饉の時の食料として伐採が禁止されて残ったものだと思います。巨樹っていうのは、人の生業と深い関係にあるんですね。
ところでよく推定樹齢ってありますが、あれってかなりいい加減なんです。鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏なんて樹齢1000年とありますが、実際は400年ぐらいだそうですし。縄文杉も学者によっては、3、4000年だろうと言う人もいます。
巨樹に対する人の憧憬の念がより長くさせてしまうのでしょうね。
単線のJR久留里線は二両編成。いつも閑散としている小櫃駅は、列車が着く時間にならないと人は集りません。
田んぼ脇の農道をのんびり15分、行き交う学齢に満たないような子供達がすれ違うたびに、はにかみながら「こんにちは」と挨拶をしてくれるのです。ビックリしている内に鎮守の杜はあらわれます。なんとこの森はたった2本の木なのです。オーッと2度目のビックリをしていると裏手から水面を叩く音…なんだなんだと土手を小櫃川におりると二尺のマルタがそこら中で三段跳び合戦…ムヒョーっと3度目のビックリで動悸息切れに襲われていると、地元中学の女子ソフトボール部の生徒達がロードワークでゼイハァハーとやって来てここで解散。その中の一人が「ネェー…シイの木登ろうーっ」と言ってシイの木に駆け上がると、数人が競ってよじ登って行ったのであります。
わずか30分の間に、4度目のビックリ発作に襲われたおじさん(僕)は、クラクラした頭で、大木と戯れる少女達を必死に激写したのであります。
風光明媚な原田泰治の世界は、本当にスゴかった。
ごめんなさい、人様のブログにこんな長文…もうしません。
『賀恵渕のシイ』は、シイタケのほだ木になるスダジイですね。
ドングリは生でも食べられて美味しいです。
女子中学生がよじ登り光景が目に浮かびます。
ホントは天然記念物だから登っちゃいけないんでしょうけど、地元の子にのみ許されることでしょう。写真見ましたが、いかにも登りたくなる素晴らしい巨樹ですね。
スフダジイは、本来真っ直ぐに上に伸びる木ですが、こんな風になったのは、写真で見る限り相当に風が強いところに生えているんじゃないでしょうか。
地元中学の女子ソフトボール部の生徒達では、昔津軽へ行ったとき、乗ってきた女子中学生の会話で、ストライクとかアウトとかの英語しか分からず、それ以外の日本語の方言が全く意味不明で理解できずに愕然としたことがありました。
今地方だからといって自然に親しんでるとはいえない時代ですから、こういう話を聞くとほっとします。
長文ぜんぜんかまいませんよ。またいい話を聞かせてください。
何本かの旧知の巨木とも逢います。
宿は、ぼくと同い年で浜っ子の家族が10数年前からやっている黒姫のペンションに泊まります。
10数年前からご縁のある処を訪ね歩く予定です。
鬼無里村、牟礼村、戸隠村。戸隠の中社では蕎麦のご相伴に与れればと願っております。