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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

陣場平の貝母は枯れはじめ種がたくさん付いています。ホタルカズラにウワミズザクラ(妻女山里山通信)

2020-05-04 | アウトドア・ネイチャーフォト
 つい一週間前まで、最高気温が15度とか最低気温が1度とかだったのですが、一気に真夏日になり、その後も夏日が続き、信州は春から初夏へ猛スピードで変わって行きます。陣場平へ里山保全作業に行きました。街中はなるべく避けたいですしね。人の少ない里山は安全です。
 このゴールデンウィーク、家にいましょうのPRが効いたのか、ネットをする方が増加。このブログへのアクセスも2倍以上に増えています。gooブログは290万ぐらいあるのですが、ここのところアクセスランキングで800位ぐらいが続いています。BABYMETALとJuice=Juiceの動画の記事もアップしたので、爆増です。若い頃、アイドル雑誌のデザインをしたり、アイドルやアイドルの卵の撮影のディレクションをしたり、色々相談も受けたり、アイドルが好きなのです。応援しています。村上春樹さんの国分寺のジャズ喫茶「ピーター・キャット」での美大時代のアルバイト経験を描いた『国分寺・国立70sグラフィティ』もアクセスが増えています。

 陣場平の貝母(編笠百合)も、この暑さで一気に枯れ始めました。今年は麓に養蜂箱があったのでしょう。たくさんのセイヨウミツバチが吸蜜に来てくれました。10年前はいたニホンミツバチは、千曲市の松枯れ病のネオニコ空中散布で絶滅しました。散布で妻女山の千曲市側の昆虫が絶滅しました。人的被害も出ました。調査し研究した学者もいます。現在は中止していますが、昆虫がある程度戻ってくるのに2年かかりましたが、未だに完全ではありません。当ブログでも重要な記事をアップしています。右上の検索で「ネオニコチノイド」でプルダウンでブログ内検索をしてください。
 松本市が空中散布をするかで検討していますが、ベトナム戦争の枯葉剤と同じ猛毒を散布するとすべての昆虫が絶滅し、人体にも取り返しのつかない影響が出ます。ベトちゃんドクちゃんを覚えていますか?中枢神経が侵されます。発癌性、脳の発達障害、多動性症候群、奇形などを引き起こします。ラウンドアップや草退治など、ネオニコチノイド系農薬、グリホサート系農薬は絶対に使ってはいけません。既に欧米では使用禁止になっている国がほとんどです。モンサントで検索を。
 電子レンジも危険です。旧ソ連は製造販売を禁止していました。人口電磁波に人間は耐性がありません。スマホはもちろんハイブリッドカーも危険です。5Gなど問題外。

(左)受粉を盛んにしてくれたので、種がたくさんできています。期待しましょう。(右)まだ雌しべがついていますが、やがて落ちます。種はこの後、直径2センチぐらいまで大きくなり、枯れると弾けて飛びます。

 陣場平の全景。山蕗が茂って来ました。帰りに少し採っていきます。左のクマノミズキの葉もかなり開いてきました。小鳥のさえずりも聞こえます。里の気温は26度ぐらいらしいですが、ここは爽風が吹いて快適です。小さな子供達を連れた家族も登ってきました。山蕗を採りに来たご婦人達も。

(左)山椒の若葉。山椒味噌を作って酒の肴にしたり、ご飯のおかずや焼きおにぎりに。鮎の塩焼きに塗っても美味。(右)山蕗の種。

 堂平大塚古墳から望む北アルプスの仁科三山。中央は爺ヶ岳。眼下に千曲川の流れ。上信越自動車道も見えますが、車はゴールデンウィークとは思えないほど少ないですね。

(左)ウワミズザクラがやっと咲き始めました。ただ暖冬と4月の寒さからでしょうか、花に勢いがない。花穂(かすい)も小さめです。陣場平にも咲いているので探してみてください。(右)ガマズミも咲き始めました。これは葉が小さいコバノガマズミです。赤い実は抗酸化作用が強く、真っ赤な果実酒ができます。

(左)陣場平の下の入口横にあるホタルカズラの群生も咲き始めました。(右)イカリソウも咲き始めましたが、花の数が少ないし、色も鮮やかではないですね。色々とおかしなことがある今年の春から初夏です。この夏は、フィリピンとインドネシアの火山噴火で1993年同様に冷夏になる可能性が高いのです。準備が必要です。

(左)ミツバツチグリ。春のバラ科の花は、他にキジムシロ、ツルキンバイ、ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、オヘビイチゴなど似ている花ばかりで、同定が難しいのです。(右)クサノオウ。毒草です。上杉謙信槍尻ノ泉の近くに群生地があります。子供達が触ったり口にしないように注意してください。

 採ってきた山蕗と帰りに買った干しホタルイカの煮物を作りました。山蕗は洗って一度茹でこぼします。筋を取る必要はありません。出汁粉、本味醂、酒、干し椎茸、昆布で煮ます。濃口醤油なので色は濃いですが、結構薄味です。ホタルイカの旨味と山蕗のほのかな苦味がたまりません。
山菜料理は、私のオリジナルレシピ集「MORI MORI RECIPE」の日本料理を御覧ください。

里山保全と貝母の保護の妻女山里山デザイン・プロジェクトの活動は、■MORI MORI KIDS Nature Photograph Galleryのトップページの一番下、妻女山SDPの各ナンバーをクリックしていただくとご覧いただけます。16以降はこのブログでアップしています。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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