妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーと髻山(もとどりやま)に登りました。信州の百名山とか有名な山はすべて登山自粛となっています。こんな時は、拙書で紹介のマイナーな里山に登るのがいいでしょう。今回は、私が三人のメンバーを家まで迎えに行って乗せて、コンビニはおろかどこにも立ち寄っていません。
北国街道から見上げる髻山。ピンクの花は桃です。林檎畑の農道を登って行きます。
(左)イチリンソウ(一輪草)の群生地があります。二輪草の若葉と共に山菜ですが、猛毒のヤマトリカブトの若葉とそっくりなので要注意です。(右)この山はカタクリで有名ですが、残花ですね。
山頂は結構広く見晴らしもいいです。左のコンクリートは、長野県ではここにしかない天測点。拙書ではアップの写真を載せています。
髻山の歴史。上杉の山城なのですが、武田が利用したこともあるというのが興味深い。
山頂から西方の山座同定の看板。これはいいですね。こういうのが妻女山展望台にも欲しい。現在あるペンキ絵はデタラメでまったく酷いものです。観光客の評判も非常に良くない。
少し左に笠岳。すぐ左に横手山。右に白根山。手前の里山は雁田山。麓は小布施です。
(左)コブシの花。(右)ネコノメソウの群生地。
(左)ムラサキケマン。(右)カタクリの群生地を下ります。
そして、登山道を外れ目印も何もない山を長い距離を藪こぎして、セリバオウレンの群生地へ。ノイバラがあったり、急斜面を下ったりと「これは誰も来ないな。来れないな」と仲間が言うほどの場所にあります。
(左)ウバユリ(姥百合)。種が飛んだ後。地面には若葉があちこちに出ていました。(右)山のあちこちにクサボケ(草木瓜)が咲いていました。
タンポポ(蒲公英)。裏から見ると総苞がひっくり返っていないのでシナノタンポポですね。
(左)ヤマブキ(山吹)。「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の(蓑)ひとつだに なきぞ悲しき」兼明親王(かねあきらしんわう)。太田道灌の逸話で有名ですね。(右)ゴヨウアケビ(五葉木通)。
林檎畑。作業効率を高めるためなんでしょうけど、凄い仕立てですね。
(左)この日の長野市の最高気温は、32.5度。全国の最高気温のトップ5が長野県。あまりの暑さに皆でシロクマを買いました。(右)夜は、畑にあるタラの芽と山で採ってきたハリギリ、裏庭にあるコゴミと長野県民のソウルフード、スギヨのビタミンちくわの天ぷら。蕎麦は乾麺では珍しい滝沢食品の十割蕎麦。つゆに山椒の若葉を入れています。初夏の滋味を堪能しました。
◉妻女山里山デザイン・プロジェクトの活動は、■MORI MORI KIDS Nature Photograph Galleryのトップページの一番下、妻女山SDPの各ナンバーをクリックしていただくとご覧いただけます。16以降はこのブログでアップしています。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
北国街道から見上げる髻山。ピンクの花は桃です。林檎畑の農道を登って行きます。
(左)イチリンソウ(一輪草)の群生地があります。二輪草の若葉と共に山菜ですが、猛毒のヤマトリカブトの若葉とそっくりなので要注意です。(右)この山はカタクリで有名ですが、残花ですね。
山頂は結構広く見晴らしもいいです。左のコンクリートは、長野県ではここにしかない天測点。拙書ではアップの写真を載せています。
髻山の歴史。上杉の山城なのですが、武田が利用したこともあるというのが興味深い。
山頂から西方の山座同定の看板。これはいいですね。こういうのが妻女山展望台にも欲しい。現在あるペンキ絵はデタラメでまったく酷いものです。観光客の評判も非常に良くない。
少し左に笠岳。すぐ左に横手山。右に白根山。手前の里山は雁田山。麓は小布施です。
(左)コブシの花。(右)ネコノメソウの群生地。
(左)ムラサキケマン。(右)カタクリの群生地を下ります。
そして、登山道を外れ目印も何もない山を長い距離を藪こぎして、セリバオウレンの群生地へ。ノイバラがあったり、急斜面を下ったりと「これは誰も来ないな。来れないな」と仲間が言うほどの場所にあります。
(左)ウバユリ(姥百合)。種が飛んだ後。地面には若葉があちこちに出ていました。(右)山のあちこちにクサボケ(草木瓜)が咲いていました。
タンポポ(蒲公英)。裏から見ると総苞がひっくり返っていないのでシナノタンポポですね。
(左)ヤマブキ(山吹)。「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の(蓑)ひとつだに なきぞ悲しき」兼明親王(かねあきらしんわう)。太田道灌の逸話で有名ですね。(右)ゴヨウアケビ(五葉木通)。
林檎畑。作業効率を高めるためなんでしょうけど、凄い仕立てですね。
(左)この日の長野市の最高気温は、32.5度。全国の最高気温のトップ5が長野県。あまりの暑さに皆でシロクマを買いました。(右)夜は、畑にあるタラの芽と山で採ってきたハリギリ、裏庭にあるコゴミと長野県民のソウルフード、スギヨのビタミンちくわの天ぷら。蕎麦は乾麺では珍しい滝沢食品の十割蕎麦。つゆに山椒の若葉を入れています。初夏の滋味を堪能しました。
◉妻女山里山デザイン・プロジェクトの活動は、■MORI MORI KIDS Nature Photograph Galleryのトップページの一番下、妻女山SDPの各ナンバーをクリックしていただくとご覧いただけます。16以降はこのブログでアップしています。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。