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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山里山デザイン・プロジェクト(妻女山SDP)の納会はログハウスであんこう鍋とスケソウダラ鍋。コロナウィルスのために欠席者が(妻女山里山通信)

2020-12-14 | 男の料理・グルメ
 冬らしい寒い週末は、妻女山里山デザイン・プロジェクト(妻女山SDP)の納会を、今は亡き山仲間のKさんのログハウスの庭を借りて開催しました。

 まず、メンバーが持ってきた石像を林道入口の我が家の山に設置します。この石像は、戦国時代の川中島合戦の戦没者を弔うものだということですが、実は由緒がよく分かっていません。千曲市市庁舎新築の際に工事安全の守り神として安置され安全に完成しました。その後メンバーに戻ってきました。今回、我が家の山に、里山安全祈願の象徴として安置することになりました、両肩の肩パッドの様なものとか、異型な形が興味深い石像です。造形は稚拙ですが、何か深い思い入れを感じます。仲間の建築業の彼に覆屋を作ってもらう予定です。
 後日調べると、この手の印を結ぶ形は、九字護身法(くじごしんぼう)の中の「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」の九字の呪文と九種類の印によって除災戦勝等を祈る作法。ただし本来は仏教(特に密教)で正当に伝えられる作法ではなく、道教の六甲秘呪という九字の作法が修験道等に混入し、その他の様々なものが混在した日本独自の作法だそうです。 大日如来智拳印ともいわれます。戦の神様ということから、戦勝祈願の意味を込めたものと思われます。

 ログハウスで早めの宴会。まずは、あんこう鍋。各自1パック買ってこいよと言ったのですが、どこでも売っていなかったと。まあそれが信州の魚文化です。今回は、陰性だった様で家族が濃厚接触者とかでその家族が自宅待機。ただ、拙書の愛読者であるNさんが初参加してくれました。

 とりあえず私が持参したあんこうで味噌仕立ての鍋を。馬鹿旨です。

 次にスケソウダラ鍋。白子の下にはスケソウダラの身が。タラコも美味。最後におじやにして卵とじ。馬鹿旨でした。

 色々用事があって師走の皆さんは多忙。1時前にお開きとなりました。

 寒々しい千曲川と西山。妻女山SDPの活動ですが、里山保全が主で、陣馬平での貝母(編笠百合)の保護活動は、有名になり信濃毎日新聞で報道されたり、ブログを見て富山や東京からも訪問者があります。これだけの群生地は、日本でここだけだと思われます。奈良時代に入ったと思われる薬草で毒草です。万葉集に一首、貝母を詠ったと思われるものがあります。他には、倒木の処理、掛かり木の伐倒、帰化植物の除去、案内板の設置、椎茸のホダ木栽培、里では大豆を作って味噌作り、仲間が行う幻の小麦伊賀筑オレゴンの栽培や、ワイン用ブドウの栽培など多岐に渡ります。活動の内容は、ホームページCAPINOの妻女山SDPのページか、このブログ内での検索で御覧ください。

 翌日は、朝は雨だったのですが、昼にかけて吹雪になりました。千曲川越しに見る左に篠山。iPhoneで望遠で撮影したので画像は粗目です。

 茶臼山。暖冬だった昨冬と違ってこの冬は本格的な信州らしい冬になりそうです。2014年の様な豪雪にならないといいのですが。

Christmas Eve 2019 山下達郎(クリスマス・イブ)

携帯がない時代、亡き妻と結婚前に待ち合わせる時間が極めて貴重だった記憶。科学技術の進歩は、必ずしも人を幸せにはしない。今年のクリスマスは、外国人だらけの小さなパーティーに行きます。お手柔らかに。

2020 オリビアを聴きながら/宮本佳林

心に染みるクリスタルボイス。ソロになっても応援し続けます。You Tubeで観てください。

宮本佳林『未来のフィラメント』(Karin Miyamoto [Filaments of Future])(Music Video)

ソロになって歩み始める記念すべき曲。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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