モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

熊と一緒に「きのこ狩り」

2006-10-09 | アウトドア・ネイチャーフォト
暴風の中、鶴寝山北尾根を登り牛ノ寝通りへ。尾根では風速20m以上の暴風にあい、一時は立ち往生するほどでした。北アルプスで遭難者が出たのもうなずけます。しかも、ちょっとたちの悪い気管支炎をやった後で体調もいまいち。思いの外ハードな山登りとなってしまいました。

信州ではきのこ狩りの親戚が山中で熊と約20mの距離で遭遇。眼力で追い払ったという話ですが、こちらは熊棚を発見。ブナが不作のようで、去年は大不作だった栗がまあまあなので栗を食べに来たようです。栗の枝が折られて落とされているのを何カ所かで見つけました。木には熊の爪痕がくっきり。
しかし、すれ違った登山者やきのこ狩りの人が、だれも熊鈴をつけていないのには驚きました。特に単独の方には必須だと思うのですが…。熊の怖さを知らないんでしょうね。私のように小さい頃から熊の生息域に住んで、襲われた話を聞いて育ったものには考えられない無防備さです。

信州の妹からもキノコがたくさん採れたと連絡が入りました。ハナイグチ、ウラベニホテイシメジ、サクラシメジ、ハナビラニカワタケ、ハタケシメジなどが採れたそうです。今年は秋の長雨がしっかりと降ったのでキノコも豊作でしょう。
わが家は今回、ブナハリタケが1kgほど、ハナイグチが20本ほど採れました。他にはホンシメジとクリタケが少々。
ハナイグチは、手打ちうどんに。ブナハリタケは、油と相性がいいのでフライ、天ぷら、炒めものにします。もちろん炊き込みご飯も。森の熊さんには、ちょっと申し訳ないのですが、山栗も少し拾ってきました。いずれ栗饅頭かなにかにしましょう。山栗の美味しさは、どこぞのブランド栗の比ではありません。ただ小粒なので調理が面倒でコツが要ります。

キノコ料理は、マリンレシピの日本料理にたくさんレシピがあります。ご覧ください。また、今回の山行は、モリモリキッズにフォトドキュメントをアップしました。ご覧ください。
熊にはくれぐれもご注意を!

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2 コメント

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で・出たぁ~! (FUKI)
2006-10-09 17:15:11
今日、妻女の自分の家の山に銀杏の木を2本植えにいったついでに昨日見落としたキノコでも採ってこようかと10分ほど山を登ってみました。途中団塊世代位の男性ばかり5~6人、又4~5人と下りてきて手には鍋材料の残りらしきスーパーの袋又ラジカセなどをもっていたのですがこんな山のどこで宴会をして来た?と思いましたがどうも先のログハウスの関係者らしいです。口々に熊、猪には気をつけるように言われ目的地までいって山を下ってきたカーブでなにやら動く気配が・・。で・出た~!猪の親子です。その距離10Mほどでこちらに気づいたとたん猛スピードで山の上へ逃げていきました。この山はもう30年近く登っていますが足跡は見ても実際猪に出くわしたのは今回が初めてでした。熊でなくて良かった。(母は猫かと思ったそうです。・・山で猫かぁ~?)
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それは母子ですね。 (MORI MORI)
2006-10-10 07:49:59
雄は一匹で行動するので。発情期の雄に出合うのが一番危ないそうです。

以前、わが家が出合ったのも母とうり坊3頭に母の妹とおぼしき成獣一頭でした。

熊対策は、鈴を音程の違うものをふたつ同時につけるといいです。それから高音が出る笛。

できれば熊よけスプレー。

野犬はたまにいても山に猫はいませんよね。
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