夏の終わりに湿度100パーセントの中を登った大菩薩峠。紅葉の頃また来たいねと話した源流探索コース。夏以来初めて家族全員の予定が空いたので紅葉狩りへと出かけました。朝5時起きで真っ暗な中を出発。釣りにゴルフに登山にキャンプと早朝にもかかわらず、中央高速はかなりの車。けれども上野原で下りると小菅村への上野原丹波山線はわが家だけ。夜が明けたのは、木々が色付き始めたゆずりはらの集落を抜ける頃。柔らかな朝日を背中に浴びながら一路小菅村へと車を走らせました。
まだ眠りの中にある小菅村を抜け、車は林道小菅線へ。薄暗い林道を終点まで6キロほど走ると終点に着きます。ここで朝食をとって少し下の日向沢登山口から登山開始。気温は11度。この季節にしては温かい朝でした。天気は高曇りで谷には霧が巻いていました。途中、栗をたらふく食べたと思われる、まだ湯気の立つ熊の糞を発見。ちょっと緊張しましたが、これだけ美味しい栗をたくさん食べたら、今頃は巣で気持ちよく爆睡しているだろうと推察。
塩山と小菅を結んだ古道は、幅も広く緩やかで歩きやすい道です。時折目の前を大急ぎでリスが横切っていきます。熊でなくてよかった…。フルコンバ(古木場)は霧の中でしたが、桃色のマユミの実が鈴生りで異彩を放っていました。しばらくすると霧が晴れ始め、谷向こうの大菩薩嶺の紅葉の森が見えました。その美しさに思わずみんなで歓声をあげました。山の醍醐味ですね。
ようやっと辿り着いた大菩薩峠は、老若男女で溢れていました。さながら観光地のようで、夏とのあまりの違いにちょっと戸惑ったほどです。親不知ノ頭までは登ろうということで、ちょっとした岩登りをこなして今回の最高峰へ。残念ながら富士山や南アルプスは望めませんでしたが、それなりに高度感もあって気持ちの良い時間を過ごせました。小菅側からはひっきりなしに雲が湧いてきます。これから歩く源流探索ハイキングコースは、霧の中の紅葉見物になることが予想されました。
源流探索ハイキングコースに入ると静寂そのもの。時折谷筋から冷たい霧が吹き上げてきます。霧に煙る紅葉もいいものだと思いました。夏の終わりに来たときとは違って、木道がヌルヌルしていないのが幸いでした。20m以上の深い谷にかけられた木道は、足を踏み外したら大怪我間違いなしですからね。お陰で「もののけ姫」の舞台のような深い谷の紅葉を心ゆくまで堪能することができました。
途中、山の恵みでムキタケとチャナメツムタケをたくさん採取。キノコうどんと自家製ベーコンでポテトグラタンになりました。牛ノ寝の紅葉は、今月末が見頃でしょう。雄滝へ下りる谷では、美しいシオジの森も見ることができます。決して楽なコースではありませんが、いつ歩いても美しい森を堪能できる素晴らしいコースだと改めて感じました。大満足です。
今回の山行を、モリモリキッズにフォトドキュメントをアップしました。ぜひご覧ください。また、夏の大菩薩嶺から源流探索ハイキングコースは、モリモリキッズ2006年8月29日のレポートをご覧ください。
まだ眠りの中にある小菅村を抜け、車は林道小菅線へ。薄暗い林道を終点まで6キロほど走ると終点に着きます。ここで朝食をとって少し下の日向沢登山口から登山開始。気温は11度。この季節にしては温かい朝でした。天気は高曇りで谷には霧が巻いていました。途中、栗をたらふく食べたと思われる、まだ湯気の立つ熊の糞を発見。ちょっと緊張しましたが、これだけ美味しい栗をたくさん食べたら、今頃は巣で気持ちよく爆睡しているだろうと推察。
塩山と小菅を結んだ古道は、幅も広く緩やかで歩きやすい道です。時折目の前を大急ぎでリスが横切っていきます。熊でなくてよかった…。フルコンバ(古木場)は霧の中でしたが、桃色のマユミの実が鈴生りで異彩を放っていました。しばらくすると霧が晴れ始め、谷向こうの大菩薩嶺の紅葉の森が見えました。その美しさに思わずみんなで歓声をあげました。山の醍醐味ですね。
ようやっと辿り着いた大菩薩峠は、老若男女で溢れていました。さながら観光地のようで、夏とのあまりの違いにちょっと戸惑ったほどです。親不知ノ頭までは登ろうということで、ちょっとした岩登りをこなして今回の最高峰へ。残念ながら富士山や南アルプスは望めませんでしたが、それなりに高度感もあって気持ちの良い時間を過ごせました。小菅側からはひっきりなしに雲が湧いてきます。これから歩く源流探索ハイキングコースは、霧の中の紅葉見物になることが予想されました。
源流探索ハイキングコースに入ると静寂そのもの。時折谷筋から冷たい霧が吹き上げてきます。霧に煙る紅葉もいいものだと思いました。夏の終わりに来たときとは違って、木道がヌルヌルしていないのが幸いでした。20m以上の深い谷にかけられた木道は、足を踏み外したら大怪我間違いなしですからね。お陰で「もののけ姫」の舞台のような深い谷の紅葉を心ゆくまで堪能することができました。
途中、山の恵みでムキタケとチャナメツムタケをたくさん採取。キノコうどんと自家製ベーコンでポテトグラタンになりました。牛ノ寝の紅葉は、今月末が見頃でしょう。雄滝へ下りる谷では、美しいシオジの森も見ることができます。決して楽なコースではありませんが、いつ歩いても美しい森を堪能できる素晴らしいコースだと改めて感じました。大満足です。
今回の山行を、モリモリキッズにフォトドキュメントをアップしました。ぜひご覧ください。また、夏の大菩薩嶺から源流探索ハイキングコースは、モリモリキッズ2006年8月29日のレポートをご覧ください。
ムラサキシメジやシモフリシメジが出てくるとキノコのシーズンもそろそろ終わりですね。
色々な恵みを与えてくれる山に感謝です。
熊の糞にはびっくりしましたが、紅葉はきれいでした。でも登山地図にもないコースなので、うかつに入ると危ないです。
今回は家族全員なので、詳しいコースと予想時間を書いたメモを予め親族に手渡しておきました。
アルピニストでも低山で遭難しますからね。ゆめゆめ侮るべからずです。