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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

三連休は、信州人のソウルフード。手作り信州糀味噌の仕込み。手作りの馬鹿旨昼食(妻女山里山通信)

2019-02-11 | 男の料理・グルメ
 寒が戻った三連休は、手作り信州糀味噌の仕込みをしました。三年目でかなり手慣れてきました。この味噌は大人気で、お金を払うからもっと作ってくれと言われるほど。大豆も栽培し、塩麹も手作りです。昨年は、黒大豆の味噌も作ったのですが。先日、ふたつの味噌をブレンドして、大ぶりの牡蠣と長ネギで味噌煮込みうどんを作ったのですが、超絶美味でした。

(左)初日の9日は、午後3時に集合でまず大豆を洗います。私はその前に上田のTOHOシネマズで、三回目の『ボヘミアン・ラプソディ』を観てきました。また行きます。大豆を洗うと大量の泡が出てきますが、これは界面活性作用があるサポニンという成分で、アクなんですが、コレステロール低下や、血栓を作りにくくする、肥満防止効果など、成人病予防や老化防止に役立つ作用もあるそうです。渋味や苦味があるのでゴミを取りつつ何回か洗いますが、完全に除去する必要はないそうです。(中)洗った大豆を大釜に入れます。ひたひたにお湯を入れて水も入れて一晩潤(ほと)ばします。(右)動物に荒らされないようにカバーをして帰ります。私は戸倉上山田の万葉超音波温泉へ。

(左・右)翌日の午後5時から大豆を煮ます。大釜二つ。向こうの大釜は下にグレーチングを敷いたので空気が入り、よく燃えるのですが、手前はなかなか炎が大きくなりません。(右)この日は駆けつけたのは私だけ。寒いです。昨年は水が多すぎたので、今回はひたひたに。足りなくなったら足します。

 1時間ちょっと煮て熾火(おきび)にして翌朝まで放置します。K氏が作った柿酢が失敗して微アルコールのドリンクを飲みながら。燃え盛る炎を見ていると、心が静まります。凍えた体を温めに万葉超音波温泉へ。

(左)最終日の11日は、朝9時に全員が集合。茹で上がった大豆を水切りしてミンチにします。年代物の機械です。(中)塩麹をまぶしてよく混ぜます。(右)混ざったら味噌玉を造ります。

(左)味噌玉を味噌桶に叩きつけていきます。(中)皆けっこう手慣れてきましたね。樽に詰めていきます。(右)これは贈答用のパウチ。お世話になっている人や、妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーにあげます。この味噌は本当に美味しいんです。そして安全です。
手作り味噌の造り方(株)伊勢惣:すごく分かりやすいです。

(左)11時半頃に作業は終了。楽しみの昼餉です。これは私が作ってきた仲間と作ったブラジル豆(フェジョン・プレット)と豚肩肉、ベーコン、玉ねぎ。ニンニクをマギーブイヨンとデルモンテの濃厚リコピンリッチのトマトジュースで煮込んだシチュー。馬鹿旨です。パンはS氏が焼いてきた手作りパン。これも馬鹿旨。(右)私が作ったガパオライスのおすそ分け。仲間と栽培した黒大豆も入っています。もちろん信州人の冬のソウルフード、野沢菜漬けも。本漬けでないとだめ。スーパーで売られているのは浅漬け。あれは偽物です。自家製なので家庭によりレシピが違います。そして、皆うちのが一番美味いと思っています。そのままでもちろん、乳酸菌が増えてきたら炒めるとご飯のおかずに。オリジナルレシピを紹介します。
野沢菜福建炒飯
切り干し大根と野沢菜のおやき
野沢菜ジャコ炒飯

(左)K氏とS氏が栽培したユメチカラでK氏が打った中華麺。(右)K氏が作った味噌ラーメンスープ。我々が栽培している原木栽培の椎茸で出汁をとっています。右下のは飯田の名物の辛味噌。味噌ラーメンによく合います。大変美味でした。デザートは、A氏が栽培したふじリンゴ。大満足の昼食でした。

 午後1時の解散。途中から見る拙書でも紹介の冠着山(姨捨山)。山頂に左下にロッククライミングやボルダリングで全国的に人気のボコ抱岩が見えます。ボコとは信州の方言で、赤ん坊のことです。私は冷えた体を温めに、また万葉超音波温泉へ向かいました。
 今後は、K氏の道楽?でワイン用のメルローの植え付けがあります。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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