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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

真田の上田へ。ペルー料理、ブラジル食材、天然酵母のパン。女性杜氏の酒蔵。戸倉上山田温泉のエメラルド色の観世温泉(妻女山里山通信)

2024-07-28 | 男の料理・グルメ
 週末は息子の用事に付き合って久しぶりに上田へ。まず昼近くなのでペルー料理の店へ。ついでブラジル食材の店へ。元は東京の歴史ある天然酵母のパンの店、ルヴァンへ。その隣りにある知る人ぞ知る岡崎酒造へ。

 ペルー料理の「真田丸焼き」のランチ。「炭火焼きチキン」。パセリとニンニクの調味料や自家製のマスタードをつけて頂きます。とっても美味。卵スープがついて1000円。

 「サルタデポヨ」。ポテトや紫タマネギ、鶏肉などの炒め煮。ペルーの調味料はそれほど癖がなく日本人にも合う味です。アイスのピノとコーヒーがつきます。帰りにキャンディをいただきました。夜のメニューはもっと本格的なものがたくさんあります。チキンの丸焼きのテイクアウトも。トロピカルフルーツのジュースもお勧め。

 お店の外観。2階がレストランで、1階が厨房の様です。日系ペルー人の御婦人が案内してくれます。

 次に訪れたのはブラジル食材の「BEM BRAZIL FOODS」。やっと訪問できました。ここもランチも食べられます。レジのお姉さんは日本語堪能なので心配ありません。質問にも丁寧に応じてくれます。買ったものは後で紹介します。今回は買いませんでしたが、リングイッサ(生ソーセージ)やカルニセッカ(塩漬け牛肉)、コシーニャなども売られています。ただ酒類販売免許を持っていないのかアルコール類はありません。

 北国街道の宿場町、柳町の「ルヴァン」へ。天然酵母と国産小麦のお店。奥にカフェもあります。

 店内。ルヴァンといえばカンパーニュ。実は30年ほど前、調布市のつつじヶ丘に工場と売店がありました。小さかった息子たちを連れて買いに行くと、かならずおまけをくれました。今回そんな話をしたら店員さんのお母さんがそこで働いていたそうです。そんなわけか大きくなった息子におまけをくれました(笑)。

 その隣にある江戸時代から続く「岡崎酒造」。寛文5年-1665年創業。信州には7人の女性杜氏がいるそうです。酒千蔵野の千野麻里子さんの「川中島幻舞」は甘露でした。今回念願かなって、杜氏岡崎美都里さんの純米吟醸酒「亀齢」を買うことができました。1800円で、ひとり1本限定です。地元上田市が誇る稲倉の棚田で栽培された長野の酒米・ひとごこちを使っています。まだ飲んでいません。楽しみです。

 岡崎酒造の古い瀬戸物などが展示されています。駐車場は向かいにあるのですが狭くて繁忙期は入れないこともあります。信州は巨大な酒蔵はあまりないのですが、非常にレベルの高い小さな酒造所がいくつもあります。「寒竹」などもそのひとつ。

 今回買ったもの。パッションフルーツはマラクジャといいますが、ピンガ(ラム酒)と割ってカクテルに(バチーダ)。アイスやケーキなどにも使われます。マテ茶は飲むサラダといわれるほど栄養が豊富。ファリーニャ・デ・マンジョーカは、キャッサバの粉を煎ったもので、アマゾンでは何にでもかけて頂きます。ポン・デ・ケージョはチーズパン。最近お馴染みになりました。ルヴァンのカンパーニュ。密度が高く、これで4人分ぐらいあります。ちゃんと息子の用事を済ませて。戸倉上山田温泉のエメラルド色が美しい観世温泉に入って帰りました。

 たくさんある淡竹でメンマを作りました。穂先と根本に近い太いところで作ります。まず筍を茹でて塩漬けします。一ヶ月ほど冷蔵庫の野菜室で発酵熟成させてから塩抜きします。
『淡竹のメンマ』
■材料
塩抜きした筍・・・・・500g
ゴマ油・・・・・・・・大さじ1と1/2
キビ糖・・・・・・・・大さじ1
(A)
水・・・・・・・・・・200cc
しょう油・・・・・・・大さじ2
オイスターソース・・・小さじ2
鶏ガラスープ顆粒・・・小さじ2

ラー油・・・・・・・・適量
粉山椒・・・・・・・・適量

■作り方
1. 筍をゴマ油で1分炒める。
2. (A)を加えて汁気がほぼなくなるまでかき混ぜながら煮る。
3. 仕上げに好みでラー油と粉山椒を振り混ぜてできあがり。
 より中華風にしたければ、五香粉(ウーシャンフェン)でもよい。
 小ネギやすり下ろし生姜や姜葱醤(ジャンツォンジャン)で和えるといいつまみになります。
 ラーメンや角煮丼などにも。

『信州丸茄子のおやき』
■材料(20個分)
信州丸ナス・・・・・・・・5個
中力粉(地粉)・・・・・・600g
水・・・・・・・・・・・・360cc(今回は準強力粉なので6割に)
信州麹味噌・・・・・・・・100g
ゴマ油・・・・・・・・・・大さじ1
青紫蘇の葉の大きなもの・・40枚
青唐辛子・・・・・・・・・1本(好みで)
 粉と味噌はやや多めに作るのがミソ。足りないと面倒ですが、余っても色々な料理に使えますから。

■作り方
1. ボウルに小麦粉、水を入れ、やや柔らかめの耳たぶの柔らかさに練る。
  濡れ布巾をかぶせて1時間以上ねかす。
2. 別のボウルに麹味噌、ゴマ油、好みで青唐辛子(焼いてみじん切り)をよく混ぜておく。
3. ナスを洗ってヘタを落とし、横に4等分の輪切りにする。輪切りにしたものに切れ込みを入れる。
4. 3の切れ目に2の合わせ味噌を、ナスの大きさに応じて小さじ1ほど挟む。
5. 手のひらに水をつけ、ねかしておいた小麦粉を適量手に取る。
6. ナスをのせ、周りから小麦粉をひっぱって包む。包んだら青紫蘇の葉ではさむ。
7. 大きめの蒸し器を火にかけ沸騰させておく。ナスをくっつかないように斜めに重ねていく。
8. 強火で20分ほど蒸して、箸がスッと入ればできあがり。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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