今年の梅雨は、寒気が入っているため連日天気が非常に不安定で、長野市もあちこちで毎日集中豪雨が起きています。そんなで撮影もままなりません。気圧の変化が激しく体調維持も難しい。出られない日には料理をすることにしました。現役時代は料理の本を作ったり、土井善晴さん、ジュディ・オングさん、平野レミさんなどと仕事をし、妻のプランタン銀座でのカフェメニュー教室のプロデュースもしました。職業柄食べ歩いて、今より15キロも太っていました。ブックスダイエットで減量し、今は少食粗食を心がけています。
『淡竹と鯖の水煮缶詰の味噌汁』。信州人の初夏の恵みです。根曲がり竹が有名ですが、ボリュームがあってエグミの少ない淡竹はオススメです。玉ねぎを入れると自然の甘みが出ます。鯖缶から出汁が出るので加えるのは酒、本味醂、信州味噌で充分です。この信州味噌は、妻女山里山デザイン・プロジェクトの仲間で豆から栽培して作った手作り味噌です。鯖缶は信州が消費量全国一でしたね。鯖缶と白菜のカレー味噌炒め(鯖白菜)も手軽で美味しい。右は枝豆と塩昆布の混ぜご飯。簡単ですが美味です。おにぎりにしてもいい。梅漬を入れると更に美味しい。まだ淡竹があるので若竹煮を作ります。鯖缶の選び方ですが、缶の直径の大きなものがいいです。大きな脂が乗った鯖を使っています。オススメは、マルハニチロの月花、ツルヤオリジナル気仙沼のミヤカン、銚子の信田缶詰のものなど。
●鯖白菜のオリジナルレシピ。カレー味にするのがポイント。白菜は霜が降りた後の甘みがあるものを。ご飯がすすみます。
●鯖と発酵タケノコのタイカレーのオリジナルレシピ。エスニックカレーの極み。めちゃくちゃ臭いけど超絶美味。発酵タケノコは、臭豆腐と共にハマると抜け出せない旨さです。
『野沢菜ジャコ炒飯』。野沢菜漬けは、少し前の記事で書いた野沢温泉の麻釜の隣りにあるじぶたれた(褒め言葉です)土産物屋で買った野沢菜本漬けの古漬け。乳酸菌が発酵してもうすんき漬けみたいになっています。こんな野沢菜漬けは初めて食べました。我が家でも毎年漬けていましたが、春先には食べきってしまいますから。できあがった炒飯は激旨で、あっという間になくなりました。保存はパックに漬け汁ごと入れて冷蔵庫で。次は鮭炒飯にします。あんかけの福建炒飯も美味です。
●野沢菜ジャコ炒飯のオリジナルレシピ。今回のものとは若干違いますが美味です。
●野沢菜福建炒飯のオリジナルレシピ。最後に海苔をちぎって溶かし入れるとより福建炒飯ぽくなります。20年以上通い続けた横浜中華街の味。
『アンチョビ入ポテトサラダ』。新じゃがが出ると作りたくなります。市販のポテトサラダとは全く異なります。アンチョビーを入れることで大人の味に。お酒のつまみにもなります。オープンサンドや流行りのホットサンドもオススメ。
材料は、新じゃが(毒のある芽がないので皮ごと蒸して使う)・人参(じゃがいもと一緒に蒸す)・胡瓜・トウモロコシ・ハム(信州ハムの無塩せき)・アンチョビ(火入れして臭みを抜く)・新玉葱・レーズン・マヨネーズ・ヨーグルト・バジル・ニンニク・レモン汁・ライム汁・岩塩・黒胡椒。分量は適当です。いただくときに舌がピリッとする本物のエキストラ・ヴァージンのオリーブオイルをかけます。そのままでもサンドウィッチでも。信州ですからリンゴを入れてもいいし、アボガド入れると濃厚に。祖母は私が小さい時は、ミカンの缶詰を入れてくれました。
●新ジャガとアンチョビーのサラダのオリジナルレシピ。ブラジルの叔母から伝授されたもの。小芋で作ります。砂糖は体に悪いので黒糖か蜂蜜に換えてください。簡単で美味。
●タラじゃが(鱈とじゃがいものサフラン煮込み)のオリジナルレシピ。元はポルトガルのブラジル料理です。ご飯にもパンにも合います。分厚い塩漬けのタラが日本ではなかなか手に入らないので工夫しました。
『若竹煮』。関東以西では真竹か孟宗竹が一般的ですが、信州では根曲がり竹と淡竹です。淡竹はえぐ味が少ないので色々な料理に向いています。ひき肉や海老のすり身を挟んでフライにしても美味。今回は旬の生ワカメと共に若竹煮にしました。茹でた淡竹を鰹出汁、いりこ出汁、海老粉で酒、本味醂で煮立て、旬の生ワカメを入れてさっと煮ます。醤油は丸大豆醤油と牡蠣醤油。ワカメの歯ごたえを残すために最後に入れてすぐに火を止めます。そのままおくとワカメの出汁が出ます。おかずにも酒の肴にもなります。山椒の若葉がもうないので、実を煮付けたものを添えました。
今年の梅雨は梅雨の中休みとか少なくて本当に自然写真家泣かせです。今日は朝から晴れたので、いるだろうと森の宝石オオミドリシジミの撮影にでかけました。いました。でも発生数は少なめ。湿度も高くなかなか地上近辺に下りてきません。は〜っとため息。水曜日がラストチャンスか。自然相手はこんなものです。オオミドリシジミの気分も計り知れないものがあります。幸運を我に! 粘菌は撮影できました。
■そんな私のオリジナルレシピ集『MORI MORI RECEPE』信州の新郷土料理に、世界の郷土料理やアウトドア料理を、時に大胆に時に繊細に「男の料理」にアレンジ。ここでしか見られない中華料理やエスニック、アマゾン料理なども。。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
『淡竹と鯖の水煮缶詰の味噌汁』。信州人の初夏の恵みです。根曲がり竹が有名ですが、ボリュームがあってエグミの少ない淡竹はオススメです。玉ねぎを入れると自然の甘みが出ます。鯖缶から出汁が出るので加えるのは酒、本味醂、信州味噌で充分です。この信州味噌は、妻女山里山デザイン・プロジェクトの仲間で豆から栽培して作った手作り味噌です。鯖缶は信州が消費量全国一でしたね。鯖缶と白菜のカレー味噌炒め(鯖白菜)も手軽で美味しい。右は枝豆と塩昆布の混ぜご飯。簡単ですが美味です。おにぎりにしてもいい。梅漬を入れると更に美味しい。まだ淡竹があるので若竹煮を作ります。鯖缶の選び方ですが、缶の直径の大きなものがいいです。大きな脂が乗った鯖を使っています。オススメは、マルハニチロの月花、ツルヤオリジナル気仙沼のミヤカン、銚子の信田缶詰のものなど。
●鯖白菜のオリジナルレシピ。カレー味にするのがポイント。白菜は霜が降りた後の甘みがあるものを。ご飯がすすみます。
●鯖と発酵タケノコのタイカレーのオリジナルレシピ。エスニックカレーの極み。めちゃくちゃ臭いけど超絶美味。発酵タケノコは、臭豆腐と共にハマると抜け出せない旨さです。
『野沢菜ジャコ炒飯』。野沢菜漬けは、少し前の記事で書いた野沢温泉の麻釜の隣りにあるじぶたれた(褒め言葉です)土産物屋で買った野沢菜本漬けの古漬け。乳酸菌が発酵してもうすんき漬けみたいになっています。こんな野沢菜漬けは初めて食べました。我が家でも毎年漬けていましたが、春先には食べきってしまいますから。できあがった炒飯は激旨で、あっという間になくなりました。保存はパックに漬け汁ごと入れて冷蔵庫で。次は鮭炒飯にします。あんかけの福建炒飯も美味です。
●野沢菜ジャコ炒飯のオリジナルレシピ。今回のものとは若干違いますが美味です。
●野沢菜福建炒飯のオリジナルレシピ。最後に海苔をちぎって溶かし入れるとより福建炒飯ぽくなります。20年以上通い続けた横浜中華街の味。
『アンチョビ入ポテトサラダ』。新じゃがが出ると作りたくなります。市販のポテトサラダとは全く異なります。アンチョビーを入れることで大人の味に。お酒のつまみにもなります。オープンサンドや流行りのホットサンドもオススメ。
材料は、新じゃが(毒のある芽がないので皮ごと蒸して使う)・人参(じゃがいもと一緒に蒸す)・胡瓜・トウモロコシ・ハム(信州ハムの無塩せき)・アンチョビ(火入れして臭みを抜く)・新玉葱・レーズン・マヨネーズ・ヨーグルト・バジル・ニンニク・レモン汁・ライム汁・岩塩・黒胡椒。分量は適当です。いただくときに舌がピリッとする本物のエキストラ・ヴァージンのオリーブオイルをかけます。そのままでもサンドウィッチでも。信州ですからリンゴを入れてもいいし、アボガド入れると濃厚に。祖母は私が小さい時は、ミカンの缶詰を入れてくれました。
●新ジャガとアンチョビーのサラダのオリジナルレシピ。ブラジルの叔母から伝授されたもの。小芋で作ります。砂糖は体に悪いので黒糖か蜂蜜に換えてください。簡単で美味。
●タラじゃが(鱈とじゃがいものサフラン煮込み)のオリジナルレシピ。元はポルトガルのブラジル料理です。ご飯にもパンにも合います。分厚い塩漬けのタラが日本ではなかなか手に入らないので工夫しました。
『若竹煮』。関東以西では真竹か孟宗竹が一般的ですが、信州では根曲がり竹と淡竹です。淡竹はえぐ味が少ないので色々な料理に向いています。ひき肉や海老のすり身を挟んでフライにしても美味。今回は旬の生ワカメと共に若竹煮にしました。茹でた淡竹を鰹出汁、いりこ出汁、海老粉で酒、本味醂で煮立て、旬の生ワカメを入れてさっと煮ます。醤油は丸大豆醤油と牡蠣醤油。ワカメの歯ごたえを残すために最後に入れてすぐに火を止めます。そのままおくとワカメの出汁が出ます。おかずにも酒の肴にもなります。山椒の若葉がもうないので、実を煮付けたものを添えました。
今年の梅雨は梅雨の中休みとか少なくて本当に自然写真家泣かせです。今日は朝から晴れたので、いるだろうと森の宝石オオミドリシジミの撮影にでかけました。いました。でも発生数は少なめ。湿度も高くなかなか地上近辺に下りてきません。は〜っとため息。水曜日がラストチャンスか。自然相手はこんなものです。オオミドリシジミの気分も計り知れないものがあります。幸運を我に! 粘菌は撮影できました。
■そんな私のオリジナルレシピ集『MORI MORI RECEPE』信州の新郷土料理に、世界の郷土料理やアウトドア料理を、時に大胆に時に繊細に「男の料理」にアレンジ。ここでしか見られない中華料理やエスニック、アマゾン料理なども。。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。