チューリップとナスタチウム

「チューリップとナスタチウム」　　　　テオ・ファン・リッセルベルゲ


明るい色がはつらつとしていいね。

花瓶とのバランスもいい。

聖母子

「聖母子」　　　　ヤコポ・ベッリーニ


ゴシック美術からもってきた。

落ち着きのある古びた色がよい。

直角に曲がった聖母の腕が安定感を感じさせる。

霧の朝

「霧の朝」　　　　ローウェル・バージ・ハリソン


たまには見晴らしのいい風景でも眺めよう。

霧の向こうには何があるだろう。

ブーケⅢ

「ブーケⅢ」　　　　ジョルジュ・ルオー


絵の具をたたきつけてあるような絵だね。

単純化された中にも花の生命力を感じる。

ギターを持つジェシー

「ギターを持つジェシー」　　　　トーマス・ハート・ベントン


ギターの弦のくるいのないまっすぐな線がよい。

歌声が聞こえてきそうだね。

花のある静物

「花のある静物」　　　　プレストン・ディキンソン


暗い色調の中で花がうごめいている。

切り紙みたいな静物画だね。

朝食のサーヴィス

「朝食のサーヴィス」　　　　ジュール・バスティアン・ルパージュ


清潔な白いクロスの上にぴかぴかの白い器。

器にはこれからスープがつがれるのだろう。

ピラトの前のキリスト

「ピラトの前のキリスト」　　　　ミハーイ・ムンカーチ


嫉妬に狂い、自分を見失っている群衆の前には、何をなすすべもない。

イエスはすべてをわかっている。

ひまわりのある農場の庭

「ひまわりのある農場の庭」　　　　グスタフ・クリムト


ひまわりが咲いていると、あげたくなるんだ。

こんな庭は現実にはないだろうね。

愛の足りない現実の何かに、焦りを感じているかのようだ。

キリストの頭部

「キリストの頭部」　　　　レオナルド・ダ・ヴィンチ


憂いに満ちたキリストだ。

これから向かう受難の未来を予期して、すべてをあきらめている。