上海市街の散策と雑感
且つて上海に在住した友人から聞いていた上海からはすごいところだと想像された
が、現在の上海は人民も明るく小ざっぱりとして、身なりは日本とあまり変わらない。
「何となくユニクロっぽいなー」という感じだ。日本の都市の方がもう少し良い物を
着た人が多いと感じる。
地下鉄に乗ると老人席があるのだが、7,8割の人は老人無視でさっと席取りする。
それでも、1、2割の若者は席を譲ってくれる。日本とは割合が逆だ。国民性の違い
のようだ。要するに大昔から自分中心、大家族主義の国ということで基本は変わって
いない?と思われた。
街は綺麗に整備され、心配したトイレも最新ビルには快適なものが多い。地下鉄は
最新式で綺麗だし、ビルや道路も最新式に整備されてきている。大衆的なレストラン
などではトイレの整備が行き届いていない。でも、この調子でいけば都市のインフラは
後10年もすれば、日本並みになるのではないかと期待される。それにしても大発展の
経過に感銘を受ける。勿論、都市規模は人口2500万人世界一で、名古屋市の10倍規模だ。
今後も順調に、世界を騒がさずに発展していただけるとよいが・・?と希望する。
さて、市内散策だが、初日は小雨のなか外灘を散策し、夕暮れの南京東路を散策
(銀ブラのようなもの)した。
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翌日(2日目)は地下鉄で黄浦江・外灘の対岸のビジネス街に出かけた。地下鉄を乗り
継ぎ、陸家嘴・駅で下車し、整備された歩道(車道の上)を通り、高層ビルの間を歩いた。
最初の目的地、森ビル(100階,450m展望階)2008築へ向かったが、周辺の高層ビルも
全て上の方は雲の中で、森ビルを探すのに手間取った。ガイドブック「地球の歩き方」
を見て、切符を買おうとしたのだが、ルールが変わっていて、かつ片言英語がなかなか
通じないため往生した。最上階は雲の中で何も見えなかったが、空いていてゆったりと
過ごすことができ、良かった。展示された風景写真を見て周囲を想像した。
下に降りると昼になったのでレストラン街で中華料理を食べ、途中のファッションビル
をのぞいた後、次の植物園に向かった。
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3日目は豫園・庭園を見学の後、人民広場で地下鉄を降り、周辺を散策して雰囲気を
味わった。昨年開催された上海花博のモニュメントが残り、また戦争勝利のモニュメント
や広場等を見て、中華人民共和国の歴史を感じとることができた。
この後、急ぎホテルに戻り身の回りを片付け、チェックアウトし、昼食をとって、
空港へ向かった。空港では、地下鉄から間違って第1空港に向かったため、気が付いて
第2空港に着くまでに30分以上ロスしてしまい、また、出国審査が長蛇の列で時間が
足りなくなり、土産物を買う時間が無くなってしまった。
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上海旅行、雑感
上海は北の北京に対して、南に上海、南京があるという感じだが、中原(北京、西安、洛陽)
と比べると歴史小説に出てくる割合が少ない。それでも、陳舜臣の「鄭成功、チンギスハーンの
一族」、佐伯泰英「伊那衆異聞」、宮城谷昌光「湖底の城」、北方謙三「岳飛伝」、辻政信
「潜航三千里」等にお話として、また生々しく上海周辺が登場する。これらの背景を思い描き
ながら、外灘を眺め、過去に思いを馳せる旅はなかなか面白かった。
以上。