北から南へ。上信越の山_1 (平ヶ岳、越後駒ヶ岳、巻機山)
深田久弥の日本百名山の本をめくると24番目から35番目までが上信越の山として
掲載されている。百名山を登山してきて、最後に上信越、北関東などの山々が最後まで
残ってしまった。平成24年7月に百名山を完登したが、最後の2、3年にこの辺りの
山(上信越、北関東)を総ざらいした。急いで回ったため、花の時期にゆっくり花の写真
を撮ることはできなかったが、とれる範囲では登山道脇に咲く花や実、樹木の写真を撮っ
た。秋に登山した山が多いので、花よりも紅葉の写真が中心になる。
これまで、「草花を撮る。北から南へ」というテーマで北海道、東北の山と花の写真を
掲載してきたが、秋の登山が大半となったので、趣旨替えをして「登山と自然観察。北
から南へ」と変更して登録することとする。
1)平ヶ岳(2141m) H22年10月9日
民主党が政権を取って、私たち山屋にとっては週末の高速道路料金がどこまで行っても
1000円という信じられない恩恵を受けることができた。名古屋から中央道、長野道、
北陸道、関越道を通り、川口SAにて仮眠し、2時に小出ICをでて、銀山平に向かった。
3時半には銀山平に到着し、3:50出発の登山者向けマイクロバスに乗り、中ノ俣林道
の終点まで運んでもらった。5時には登山開始で平ヶ岳に向かった。生憎の曇り空、霧雨
の中での登山となった。急いで登山し8:30頃には山頂に到達した。稜線から頂上辺り
では雨はやんだが、霧に迎えられ、視界がとれず残念であった。途中、紅葉の樹木と草の
実等を少し撮影することができた。
帰りのバスは12時に出るというので、9時過ぎには下山の体制に入り、11:30に
下山して、14時頃に銀山平に戻った。
個別写真
2)越後駒ヶ岳(2003m) H22年10月10日
昨日からの雨で登山道は濡れていたが、曇り空の中の登山となった。駐車場から駒ヶ岳
山頂までは、長いアップダウンの続く登山道であった。天気がよければ素晴らしい風景を
見られたと思うが雲に遮られ部分的な山容しか納めることができなかった。駒の小屋で一時
雨に降られたが、登山は順調にこなすことができた。
下山後、今晩の宿泊先、六日町清水の民宿「やまご」に向かった。インターネットで
調べて、地元の名士らしいと判断して選んだ。ご主人は山岳指導員や狩猟をやられ、大変
な物知りで、巻機山や地元のお話をいろいろ伺って参考になった。
個別の写真
個別写真は以上です。
3)巻機山(1867m) H22年10月11日
巻機山はマキハタヤマと読む。早朝に登山口駐車場に車を止め、登山を開始した。天気は
曇り空であったが、回復するとの予報があったので期待しつつ登った。昼頃から晴れてきて
素晴らしい山容の写真が撮れた。やまごのご主人から山頂からもう少し先の「牛首」までいく
ように進められたのでそこまで進んだ。紅葉の原っぱ、湿原など巻機山の良さを満喫できた。
実は昨年4月末、2回目の巻機山を訪ね、山麓を散策した。前回、歓待していただいた
「やまご」に宿泊した。やまごでは猪鍋のお相伴にあずかり、また翌日にご主人にお願いして、
「オオヤマザクラ」の見学に案内していただいた。株立ちの素晴らしい野生の大山桜を写真に
収めることができた。
巻機山の個別写真
春の巻機山の個別写真
以上です。