花巡り 嵐山から鳩山へ

2006-04-06 07:13:32 | オフ会
大蔵の県道にある信号を鳩山方面に右折するとまもなく右手に安養寺というお寺があります。
この寺には天台宗の大僧正にして作家で参議院議員(一期)の名物和尚「今 東光」が一時期住職を務めたことで地元では知られています。
それはともかく私にとっては「母方のご先祖様が眠るお寺」という方が大事なことだったりするわけですが

さらに道を行くと「大行院」、「縁切り橋」があります。

「大行院」は「方位見」や「黙って座ればピタリと当たる」といった類の祈祷所で、熱心な信者が連日引きも切らず多数通う場所です。

「縁切り橋」は何の変哲もない小さな橋ですが、その名が縁切りに通じるため婚礼などには迂回したと言われています。
母の叔母はこの道を通って亀井村(現在の鳩山町)に嫁いだのですが、ちゃんと迂回したと聞いています。
一説には征夷大将軍「坂上田村麻呂」が悪竜退治の命を受けこの地に来た際、後を追ってきた奥方に縁切りを申し渡したとの伝説があります。
しかしながら、将軍沢の地名はこの先にあるわけで、京からこの地に来るのにどちらの方角からいらっしゃったのか??

その将軍沢から鳩山に抜ける峠道には両側に桜の木が植えられ、さながら桜のトンネル。
町境の笛吹峠(この名もなにやら由来があるようだが)には駐車場とトイレがあり、休憩所ではこれまた数組の家族連れが酒盛りの真っ最中。

時間もないのでトイレ休憩だけですぐに次の場所へ。

最近は巨樹に熱中しているsizukuさんのために桜の巨樹を見せてあげたく、鳩山の某所へ。
樹種は山桜と聞いているのでまだ花には早かったようです。
遠目にもデカイ!!とわかる木が桑畑(これも最近珍しいのですが)の奥に。
根本には氏神様らしき祠も。

雨も止んでいたので近くによって撮影タイム。
根本近くから一抱えもあるかと思われる二本の幹に別れ天空へと。
この迫力はsizukuさんにも気に入ってもらえたようです。

追記:四月八日に再訪し撮影してきました。

 
次に向かったのは「おしゃもじ山」
「おしゃもじ」って?はまた後で~



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カタクリの里から花巡り

2006-04-06 06:02:31 | オフ会
小川町の仙元山(せんげんやま:標高約296m)には中腹に見晴らしの丘公園があり、眼下に小川町、遠くは秩父・群馬・栃木方面の山並みが見渡せます。
また、この公園には全長203mのローラー滑り台があり子どもから大人まで楽しんでいます。
かく言う私も過去数回この滑り台で滑った経験があるのだが、とにかくお尻が熱い
この公園までは車で登れるので一見の価値はあると思います。

この山の麓に流れる川が「槻川」で、西光寺から槻川沿いに柳町橋までがカタクリの自生地です。
カタクリの遊歩道終点で橋を渡らずに右方向に歩いていくと左手に「下里分校」があります。
すでに廃校となっていますが、この校庭の桜が見事でここまで足を伸ばす人もたくさんいます。
さらにその道を進むと、俗に下里石(しもざといし)と呼ばれる板状の石(正式名:緑泥片岩)の採石場があります。
適度な硬さがあり、採掘した時点で板状なために青石塔婆等に重用され、大多数の人が一度ならず目にしたことがあると思います。

さらに道を進めるには距離があるので健脚な方以外は車で・・・

槻川はこの道に接近したり離れたりの蛇行を繰り返し、さらに接近する頃には道幅も狭く片側は切り立った山がわの断崖絶壁(チョッと大げさ・・・)
反対側は目も眩む千尋の谷!!
これも千尋というほどのことはない・・・
とはいえ、深山に来たような雰囲気のある場所を通り抜け、畑の中のまっすぐな道が左に急カーブし、急坂に差し掛かる場所を右折すると数台駐車できるスペースがあります。
ここに車を停めると大平山から嵐山を散策する出発点となります。

嵐山は京都の嵐山に風景が似ているということで名づけられたといい、
かつてはこの場所に松月楼(その後、一平荘と改名)という旅館があり風流人の宿舎となったとか。
与謝野晶子もこの旅館に宿泊し、歌碑なども大平山に立てられているとのことです。
この宿もすでに閉鎖されて久しく、廃屋も数十年前に不審火で全焼してしまいました。
(今は更地となっているはず?実は最近見に行ってない)
ところで、この場所がなぜか心霊スポットとして注目を集めているのだが、さて噂話というのは困ったもので・・・

ともかく、この辺り一帯は桜やつつじの名所。
庭園跡という場所もあり、おそらくは松月楼の庭園だったのかも?
平成楼という健康ランドの近くの河原は休日ともなるとバーベキュー客で大混雑。
私は車で通りかかっても寄ってみたいとも思いません。
で、この付近に「シロバナタンポポが咲いていた」
という情報からそれらしき場所を車でユックリ流してみたのだが白どころか黄色いタンポポすら・・・
それでも其処此処にある農家のたたずまい、柳の新芽や見事な枝垂桜など長閑な農村風景を堪能したのです。

嵐山からチョッときがわ町方面に戻り、信号を左折するとまもなく鎌形八幡神社が右手に見えます。
嵐山町は源氏の武士に所縁の地が多く、源義仲(通称:木曽義仲)はこの神社にある井戸水で産湯を使ったと伝えられています。
畠山重忠公の館址はバイパス沿いの郷土資料館の一角にあり、公の像もあります。
畠山重忠はご存知ですよね?
かの源平合戦の最中、源義経が鵯越(ひよどりごえ)の逆落としで
「鹿が降りられるなら馬でもいけるだろう」といって平家に奇襲をかけた。
その時、重忠は馬がかわいそうだと馬を背負って坂を下りたという逸話です。
義経もチョッとアバウトなら重忠さんもかなり不思議な思考をする人物・・・
ほんとかなぁ?

で、この八幡神社を通りすぎると都幾川に架かる橋を渡ることに。
この橋の袂から下流に向かい約2km都幾川沿いに桜並木がみられます。(写真)
まだ若木ですがなかなかの枝ぶりとその数の多さに桜の新名所となっています。
ちなみに、この桜の木には全て寄贈者の名前が掛けてあります。
どこかに妻の従兄弟の名前がある筈なんですが人手のないときにでもないと探せない・・・
この日はまだ二分咲き程度、それでも橋の下では雨を避けての宴会真っ最中。
全般には人出は低調で散歩やジョギングの人が時折通る程度でした。

人出も少ないことなので並木沿いに車を走らせ、途中の農道から県道へ。
県道を左折し、次の信号を右折すると鳩山方面に。

続きはまた後日。


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