北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

ゴミムシ掘り!

2013年12月21日 | 冬の散策日記
11月20日にやったゴミムシ掘りから三日後の23日、また近所でゴミムシ掘りをやったので結果発表。
(北広島市)

環境は林縁に隣接来る川沿い。
崖や盛り土を掘ったりしました。


最初に出てきたのはカギモンミズギワゴミムシ
前も見ている。
おそらく普通に見られるミズギワゴミムシ。


上翅の後ろ側の紋が名前の特徴となったのだろう。



今回も出てきたヨツアナミズギワゴミムシ



オサ掘りで最も遭遇率の高いマルガタナガゴミムシ
良く見つかる。



湿地に多いオオクロナガゴミムシ
これもよく見つかる。


オオクロオオクロと出てきていると、別のナガゴミムシが出てきた。


?????
不明種の♀。
上翅につやがない?
後角がまるくなく、角ばっている。
ツンベルグナガゴミムシ???
この種に関してはまた今後取り上げます。
追記:エゾマルガタナガゴミムシだと判明いたしました。



アオバアリガタハネカクシ
やっぱりアオバの方だったハネカクシ。
後で確認すると下翅がありました。

他にはキタクロオサムシの残骸など


場所変えて別の川近くの湿地


初見のエゾホソナガゴミムシ
やっと初見種来たぁ!!
ヒメホソナガゴミムシ、エゾマルガタナガゴミムシに似ている種。


同定には一苦労です。

他にはスジヒメガムシなど

なんか駆け足な感じでしたが充実したゴミムシ掘りとなりました。
兎に角、不明ナガゴミムシが気になってしょうがないです。
コメント (2)
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かわいいヤマガラ!

2013年12月18日 | 野鳥
シジュウカラ科の中でもヤマガラは特にかわいいと僕は思う。
沢山いるシジュウカラの横で2個体ほどで行動しているというイメージがある。
混群を見つけるといつもヤマガラばかり目で追ってしまう。


12月8日 札幌市厚別区
種をどこへ隠そうかなと、よさそうな場所を探している。


8分後、また会った?
別の子だよね?
なんか、首から上と下で別の鳥みたいですね。


この割れ目に隠したのかな?



2013年2月23日 札幌市厚別区
こんな写真が僕のフォルダから出てきました!
ヤマガラのこの表情に完全にやられてしまいました
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超身近な双翅目

2013年12月17日 | 庭の出来事
庭や玄関で見つけた双翅目5科。
殆どが普通に生活していて偶然目に入ったもの。(札幌市厚別区)



ヒメルリミズアブ 2013年7月9日
朝、玄関フードにいたのを見つけたミズアブ。
美麗種で見てみたいなとうすうす思っていたけど、まさかこんなところでといった感じ。
札幌の昆虫によると山地の湿地で見られるというがよくわからない。
死骸だったので、捕獲し標本にした。



ドウガネホシメハナアブ 2013年8月7日
本種は広い範囲で見ることができるが、大量にいるというわけではない。
ただ、近似種のタテジマクロハナアブの方は全く見つからないでいる。



アブ科 2013年8月15日
メスだが、頭部が小さいのがなんか違和感がある。
ノリウツギに来ているのをよく見るアブで、写真は自転車のタイヤに空気を入れていた時に偶然目に入ったもの。



フタスジアブ 2013年8月18日
網戸についていた。
「札幌の昆虫」にメスの個体が載っていた。
標本にした写真の個体と照らし合わせてみると、腹部の黄色い紋がある点で一致し、体色も一緒で足の色も同じだった。
ただ体長が13mm前後となっている。
写真の個体は大きさが15mmもある。
資料も少なく同定に自信がない。


複眼が異様に綺麗な種だった。



ツマグロキンバエ 2013年11月3日
葉や花の上でよく日向ぼっこしていた。
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ミヤマゴモクムシ?

2013年12月14日 | オサムシ科

ミヤマゴモクムシ? 9月20日 札幌市厚別区
自宅の車庫の外灯に来た個体。
ミヤマゴモクムシだと思うが写真だけで採集していないので、僕の力じゃうまく同定できないでいます。


同じ個体
保育社の甲虫図鑑
「9-11mm。光沢がやや鈍く、♀の上翅ではより鈍い。頭部は幅広く、下唇基節に歯状突起がない。前胸背板は基部がしわ状に点刻され、凹陥はやや溝状。後角はまるく、基縁の縁どりは、縦しわのある中央部で消える。足は腿節が黒く、脛節の先端部も暗色。」

この個体は前足のふ節からしてメスだと思われる。
光沢が鈍い→○
頭部は幅広い→○
下唇基節に歯状突起がない→わからない
前胸背板は基部がしわ状に点刻される→すごく拡大するとそのように見えなくもない。△
凹陥はやや溝状→○
後角はまるい→○
基縁の縁どりは、縦しわのある中央部で消える→わからない、よく理解できていない。
足は腿節が黒い→○
脛節の先端部も暗色→全体に赤褐色っぽく見える。先端だけ色が違うようには見えないので×


追加:2014年12月4日
ヒメゴミムシである可能性がかなり高いことがわかりました
ヒメゴミムシと当てはまった特徴を青字にて示したいと思います。
光沢が鈍い→○ヒメゴミムシの場合、上翅は密に点刻されるため光沢が鈍い
頭部は幅広い→○ヒメゴミムシは他のAmblystomus属に比べ頭部が幅広いのも特徴だという。(ミヤマゴモクムシは別の仲間です。)
下唇基節に歯状突起がない→わからない
前胸背板は基部がしわ状に点刻される→やっぱり難しい
凹陥はやや溝状→ん~
後角はまるい→△この種と同種と思われる標本を10点ほど確認した結果、全て後角は角ばっていました。この記事の個体は採集してません。写真だけで確定的な判断は出来ないことを実感しました。
基縁の縁どりは、縦しわのある中央部で消える→わからない、よく理解できていない。
足は腿節が黒い→○



近似種
コカラフトゴモクムシ→肢が黄色なので違う。
キタゴモクムシ→足が黒色なので違う。

大体は当てはまるが、わからないものもある。
脛節の色は写真だけの判断では厳しいものがあるので自信が持てない。

これから多くの個体を同定し慣れ、用語の持つ意味をうまく理解し感覚をつかんでいく必要がりますね。

この個体はミヤマゴモクムシでいいのでしょうか。
どなたか、わかる方がいましたらご教授ください!

採集していれば結果は変わっていたかもしれません。
今の僕の力じゃ暫定的にヒメゴミムシだなとしか言えない状況です。
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かわいいスズメ!

2013年12月11日 | 野鳥
スズメの群れが松の木で休んでいました。(12月8、11日 札幌市厚別区)




仲間と一緒に鳴き合って移動して食事して…冬は集団行動が目立つ。



寒さに負けないっ!どっしり構えるふくらスズメ!
正面顔から一点を見つめる強い眼差しがうかがえる。



ふっくらですね。



後ろ姿のふくらスズメ
スズメ以外にも冬の野鳥は丸い印象。



町中の小さな自然でものびのび暮らしてます。
扇子のような羽が美しいですね。


群れでいると少し安心感がありそうですね。


スズメ
カラスと並んでなじみ深い野鳥の一種。
というのも、人が住んでるところにしか棲んでないからだ。
村から人がいなくなったらスズメもそこからいなくなるという。
スズメバチ、スズメガ、フクラスズメなどスズメの色や模様が由来となった虫の名前は多い。
英名はツリースパロー。
スパローはスズメという意味。
ヨーロッパなどの町にはこのツリースパローと、もう一種ハウススパローが居る。
しかし日本の町にはツリースパローしかいない。
ちなみにハウススパローの正式な和名はイエスズメ。


おまけ


さっきのどっしり構えるスズメ


おっ!!


スズメは結構他の仲間を目で追う。


ブルブルブル


身だしなみ整えて決め顔なスズメ
「僕ももう飛び立とう。」
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