私はがしばらく家を明けていた間に、平沼さんが新党構想を述べこれに付いてのブログを賑わしていたことを知った。
私は平沼さんが運輸、通商産業、経済産業の各大臣を歴任したこと、拉致議連の会長をしていた事くらいしか知らなかった。
然し平沼さんが、自民党復党の問題が起こったとき、復党希望者の代表として自民党と交渉し、衆院選当選者の全員を復党させたが、彼自身は復党の条件として党議拘束に従うと言う誓約書署名を拒否した硬骨漢であること。
そして復党出来なかった落選者の金銭面での支援をしてきた、親分肌のところもあることを知り、かねてから平沼さんが新党立ち上げの方向で動いてくれたら良いのにと思っていたので、少し時期遅れ?かも知れないが平沼さんのことを調べて見た。
以下青字は引用文をそのまま使ったもの、黒字は私の意見または引用文の一部を使用したものです。
[政治理念](彼のホーム・ページから)
・モットー:「まっとうな日本を創ろう」
・改革の精神は継承しつつ、重心の低い、落ち着きのある政治を展開
・日本が有している歴史や伝統に根ざした価値観への再評価
・日本人の手になる日本のための自主憲法を制定
・国民の安心・安全の確保を最優先にする国家運営
・小泉政権下において後回しにされてしまっている国家的な命題に早急に取り組む
・奇をてらわない堂々と落ち着きを持った、まっとうな視線を持ち、すさんだ心を整地して情感豊かな日本を取り戻す
[理念実現のための主張]
・自主憲法の制定
・信頼される外交と確かな安全保障の確保
・国家の基本となる教育基本法の改正
・少子高齢化を見据えた社会保証制度の構築
・経済の本格回復と中小企業の活性化
・安心と国民の平等を保障するための財政再建
・大地震を含めた大規模災害への抜本的な対応
・地域の活性化
奇麗事は誰でも言えるので100%そうだそうだとは言えないが、彼は非常にバランスの取れた考え方や主張を持った人のようだ。
[彼の現在の政治情勢の分析]
(保守系の議員結集した新党立ち上げ示唆した講演から)
・保守系無所属で次の衆院選も戦いたい
・「民主党で健全な保守を目指す人が乗りやすい船を作ることが先輩の使命だ」と述べ、次期衆院選を機に“平沼新党”を結成する考えを示唆
・ねじれ国会を解消するには民主党に手を突っ込まないとダメだと明言
・先の参院選で民主党が割れると踏んでいたが、勝ちすぎたので足が止まったと残念がる
・安倍晋三前首相について「国民投票法や教育基本法改正など、よくやったと思うが、辞め方が最悪だった」と論評
・福田康夫首相については手堅くやると思うが、余裕が出てきたら靖国神社に代わる国立追悼施設建設や、皇室典範改正、人権擁護法案などに手を染めないか心配だと危惧
[経歴](Wikipediaから)
・佐藤栄作、中川一郎の秘書を経て、衆院選に2回連続落選。落選した最大の理由は、当時タブーとされた憲法改正と教育基本法改正を前面に掲げ戦ったため
・1980年の衆院選に当選して以後9回連続当選。この間、石原慎太郎、亀井静香、中川昭一らと共に行動する
・派閥は中川一郎率いる自由革新同友会→石原が会長就任した自由革新同友会が合流した清和会→亀井グループと中曽根康弘率いる政策科学研究所が合流し平沼が初代事務総長として命名した志帥会
・ポスト小泉の有力候補として注目される
・郵政民営化法案の衆議院本会議採決で反対票を投じた
・次期の衆院選では自民党公認を得られず、無所属で出馬9回目の当選を果たす
・その後の特別国会では郵政法案の衆議院再採決では反対票を投じた。自民党を非公認になり、無所属で当選した13人のうち再び反対票を投じたのは平沼一人であった(野呂田芳成は欠席)
・郵政と選挙における行動によって、自民党から離党勧告処分が下る。
・郵政造反組復党問題では無所属造反議員の中心となり、自民党執行部との交渉役となっていたが、結局復党では誓約書にただ一人署名せず、他の11人の復党を先行させる傍ら自らの復党は見送る判断をした
・2007年1月脳梗塞のため入院、同年2月22日退院、同年5月10日に衆議院本会議に出席し、政治活動を再開
・2007年参議院議員通常選挙では岡山県選挙区でかつて所属していた自民党の候補である片山虎之助を応援
[平沼さんに期待すること]
以上を総括すると、
・可なりのバランス感覚を持った保守、中道派
・自民党への強い愛着
・固い政治信条
・追放された落選議員への気配り
などが目立つ。
上記の報道によると、平沼さんは7月の参院選を機に新党構想を温めてきたが、自民党が大敗したのに加え、安倍氏の退陣により、構想が大幅に後退した。
然し、彼は今後も「日本の伝統、文化に立脚した保守の再生」に向けて勉強会などを呼びかけていく考えだ。与野党を問わず、平沼氏の政治姿勢や政治信条に同調する若手・中堅議員がおり、新テロ対策特措法案などの重要法案に対し、平沼氏がどう判断するかが焦点となりそうだ。
と観測を述べている。
現在国会は自民・公明と小沢民主党ががっぷり四つに組んでいる。
小沢さんは政権奪回一辺倒、福田さんはその対応に追われている。
このままでは米国の中国、北朝鮮への急接近など、早いスピードで動く世界情勢の中で日本だけが取り残されてしまいそうだ。
私は今の状況で国会を動かすのは、日本新党などの良識を持った小さな政党と思っているが、残念なのはそれが小さすぎることだ。
もし平沼さんが新党を立ち上げ、綿貫さんや無所属の人達を糾合して行けば、政局は動きだすと思う。
平沼さんが諦めているが民主党の中で小沢さんのやり方に首を捻っている人達の中には例え少数でも、離党したいが今さら自民党に入る訳にも行かず、かと言って無所属になるのは不安と言う人達の受け皿になるかも知れない。
平沼さんが心配するようにそんな人は一人もいないかも知れないが、そんな受け皿が出来ただけでも小沢さんにとっては強いプレッシャーになり余り強引な国会対策を控えるようになると思う。
何故なら参院で野党が過半数を占めていると言っても、民主党だけでは過半数に達しないからだ。
例えばテロ特措法案でも、野党や無所属の相当数が賛成と判り、党内から離反者が出そうなことが判れば、ベテランの小沢さんの事だから、反対一本槍では立ち行かないことを悟り、何とか妥協点を探すに違いない。
そうすればその方向はどうなるか判らないが少なくとも国会が動くのは間違いないと思う。
どうか、平沼さんは今の状況を諦めないで、新党を立ち上げて貰いたい。
もしそれが出来れば、今の公明党のように少数党でも大政権党の自民党へある程度影響力を与えることが出来ると思う。
平沼さんも当然考えていると思うが、新党を率いて彼の愛する自民党を党外から支援し、あるときは彼の信じるのと反対方向に行く自民党へのブレーキ役を果たして貰いたいと思う。
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