最近のニュース報道から:
[政府税調答申、3年ぶりに消費税率引き上げの必要性指摘]
これに関して読売新聞は10~11日に実施した世論調査で、年金などの社会保障制度を維持するために、消費税率の引き上げをやむを得ないと思う人は、「どちらかといえば」を合わせて50%で、「そうは思わない」の48%を上回った。
ことを報じている。
政府税調答申に対して福田さんは今は(皆判っているように選挙前は)その時期ではないと見送りを宣言している。
その理由は消費税アップ反対を唱える民主党も同じだが、歳費節減、政府機関の合理化を挙げている。
然し、過去の実績から考えるとそのスピードは今後も多分蝸牛(かたつむり)程度。
しかも民主党の選挙目当てのばら蒔き政策に対抗して、自民も似たような政策を考えている。
その間に少子高齢化に伴う年金や介護、将来の労働力確保などなど諸問題が悪化し、地方や社会格差の拡大から社会不安の増大、国の借金の増大などが否応なしに進む。
自民も民主も選挙に消費税アップのような重要で自党でも必要なことが判っていているのに選挙に都合の悪い問題、それをやらない為の対案となる政府機関の合理化などに対する官僚の抵抗の排除など難しい問題の双方に目をつぶっていて日本はどうなるなると思っているのだろうか。
唯一つだけ簡単に出来ることがある。
それは民主党のマニフェストにある、国会議員の定数の削減だ。
これには国会議員を除いては誰も反対する人はいない。
民主党が選挙公約のこの問題をいまだに提出しないことは、政権与党を狙う党としての本気度を疑わせるものだ。
[人の皮膚から万能細胞の発見]
人間の皮膚細胞から、さまざまな臓器・組織の細胞に成長する能力を秘めた「万能細胞」を作ることに成功したと、京都大学の山中伸弥教授らの研究チームが発表した。
これの良い所は先発のES細胞と違って拒絶反応のないところと受精卵を使用と言う倫理的な問題をクリアした所だそうだ。
然しNHKのインタビューに答えた山中さんの話しによると、昨年の8月にその可能性を発表したところ、米国の2大学も彼の理論を応用して、同種の細胞の作成に成功したそうだ。
同細胞の実用化にはまだ研究の余地があるそうだが、日本の科学者の折角のノーベル賞級の大発見をサポートする態勢が日本に出来ているのだろうか。
実用化の段階で、米国などからパテントなどで抑えられてしまわないだろうか。
[福田首相の訪米からの連想]
今度の日本首相の訪米ほどマスミコの関心を引かなかったのは珍しい。
ブッシュさんとの会見後の記者会見もなし。
「首相」「訪米」で検索した読売の報道は テロ支援国指定、米大統領「解除せず」を福田首相に語らず だけだ。
福田さんの今回の訪問の目的は、表向きは表敬と給油継続の約束だけのように見える。
訪問と言えば本屋で立ち読みした文藝春秋によると、安倍さんまでの歴代の首相が創価学会の池田大作さんの所へ表敬訪問をしていたそうだ。
それが事実とすれば、Wikipediaにあるように、評論家・高瀬広居さんのインタビューにおいて、自らを「私は、日本の国主であり、大統領だ」と豪語したくなるのも判るような気がする。
米国の大統領への歴代首相の訪問は日米同盟や残念だが日本が米国の事実上の軍事保護国同様の立場にあることからある程度は理解出来る。
然し普通の一宗教団体を率いる池田さんや、福田さん擁立や連立問題で動いたとされる読売の渡辺恒雄さんなど政治家でもない人から、隠然とした大きな影響力を受ける日本の政界は果たして健康状態にあると言えるのだろうか。
[日本、4大会連続で五輪サッカー出場決定…サウジと分ける]
五輪出場決定おめでとう !!!!
この試合をテレビで見たが、稀に見る熱戦だった。
夏場の試合と違って最後まで走り回る日本の選手。
ワンタッチの早いパス廻し。
怒濤の攻撃。
それに劣らぬサウジの選手の素早い動き。
鉄壁の堅守。
今回大健闘した日本チームへの私の唯一の希望はもう少し変化のある攻撃を展開することだ。
今のようなやや単調な攻撃では、アジヤでは勝てても、世界では通用するのは難しいかもしれない。
日本チームの更なる強化とオリンピックでの活躍を祈っている。
[NYも円高進む、一時は108円前半まで…2年5か月ぶり]
この原因は勿論サブプライム・ローンの破綻からの米国の経済の悪化によるドル安だ。
私はこの問題に対するバブルの反省のない日本の金融界もはどうなっているの?と思うが、それより3月18日のブログでで書いた様に、そろそろその結果がどうであれ米国との関係の見直しを考える必要があると思う。
・経済的に言えば、米国経済を支えてきた、住宅バブルがはじけた後何が米国を支えて行くのかの行く先が全く見えないこと。
・今までのように米国一本槍でなくても、中国、インドなどの大きな経済圏がアジアでも出来始めたことから、米国は依然として重大なお客さんであるのは間違いないが、今は一歩引いた立場で客観的に経済政策や戦略を考えられるようになったためだ。
その他の日本の防衛問題などの理由について関心のある方は、是非私の米国との関係の見直し を見て頂きたい。
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