ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

オツベルと象

2017年09月18日 | 賢治先生

  「オツベルと象」のオツベルは、宮沢賢治作品中で図抜けた悪役キャラクターである。非業の最期を遂げても仕方ない極悪人だ。
この童話は最後の一行、「おや[一字不明]、川へはいっちゃいけないったら。」が何を意味しているのか、不明な一字は何が入るのか、よく議論されているけれど、その一行前、「白象はさびしくわらってそう云った。」も考えさせられる。
オツベルの虐待から救い出され九死に一生を得ながら、なぜ白象はさびしく笑うのか。
これについてもさまざまな考察がなされている。
個人的には「銀河鉄道の夜」の中の蝎(さそり)のエピソード―自己犠牲、が読み解くヒントだと思っている。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/466_42316.html

ニューフェイスです。


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