このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
事業所管理者を務めているやまねこデイサービスが公休日の私は、また喫茶店アルファヴィルのカウンターの中にいた。
上司のNPO法人なごやか理事長も、カウンターの端に座っている。
なぜ公休日まで職員と顔を合わせなければならないのだ、とオーナーに向かってしきりにこぼしているが、目は笑っている。
そこへIさんが入ってきた。
有給休暇を取り、弘前の実家へ3日ほど帰省するそうで、いつもの黒づくめではなく、淡いピンクの半そでシャツにチェックのサブリナパンツを合わせて、とても爽やかないでたちだ。
お気をつけて、とオーナーが声を掛けた。
すると理事長がスツール椅子からとんと降りた。
ちょうどよかった、実家にこれを持って行くといい。
この街が誇れる、とっておきの逸品の海苔だ。
きみにはこないだ「青天の霹靂 米日記」(駅弁)をいただいたから。
あれはおいしかったなあ、、いやいや、これは謎かけじゃないからね。
じゃあ、気をつけて。お父さん、お母さんによろしく。
私はその短いやり取りを見ていて思った、私たちは守られている、しかも、自分たちばかりでなく家族も。