このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
あろうことか、私の今年の初夢はNPO法人なごやか理事長が主役だった。
これはいささか言い訳じみているが—私たちなごやか職員と理事長は東日本大震災後の一時期、家族以上に長い時間を共に過ごし、さまざまな困難を乗り越えようと心を合わせた。
だから夢にまで登場するのも致し方ないのかもしれない。
夢の中で私たちは理事長の還暦のお祝い会を企画していた。
相手にサプライズを仕掛けるのが好きな彼を、今日はこちらが驚かせようと、私はなめとこデイサービスじゅうに紅白の幕を張り、さらに派手なステージを作って、赤いちゃんちゃんこと帽子を準備していた。
そこへ理事長が現れたのだが、私たちはみな度肝を抜かれた。
理事長は白いパンツに赤いポロシャツ姿で、その髪はきらきら光るプラチナシルバーに変わっていた。
紅白の幕の前に立った理事長は「保護色?」ととぼけて見せた。
「還暦だし、色々もういいんじゃないかと思ってさ。」
ニヤニヤ笑いながら彼は言った。
異変はSNSですぐに伝わり、事業所には100名以上の職員が集まり始めていた。
この事態を、一体どう収拾したらいいの?
私は汗だくで目を覚ました。