5年に一度の資格更新にかかる研修を受講した。
前回、次こそないなと思っていたのが、5年は確実にやってくるものなのだな。
新しくいただいた資格者証の中でニヤニヤ笑っている僕のドッペルゲンガーの写真にも、だいぶ老いの影が差している。
会場は県都センダード市国際センターの会議棟で、朝9時から夕方5時前まで6時限びっしり。
この日は100名弱の受講者だったが、みな日々の業務の合間を縫っての出席なので、短い休憩時間中に携帯電話で忙しそうにあちこち連絡する姿が目立った。
もちろん、僕もその中の一人だ。
この資格をフルに活用して、僕はさまざまな物件・案件を手掛けた。けれども、皮肉なことに、最も大きな案件は現在の仕事に就いてからで、資格とは無関係だった。つくづく、ヘンな人生だな、と感じている。