3月末、入居開始した幸町災害公営住宅内に、(当法人が気仙沼市から事業委託された)南地区高齢者相談室が移転・開設しました。
真新しい室内に次々と業者が備品を搬入するのを見ていると、自然と気持ちも引き締まります。
鍵の引き渡しの際にS高齢介護課長さんがお話しされていましたが、まさにここは被災者支援の真っただ中、最前線です。
配属された職員たちも当法人も、傷まだ癒えぬ郷土の本当の復興のために、微力ではありますが、引き続き誠実かつ真摯に取り組んでまいります。
各 位
拝啓 早春の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび当法人事業所「ぽらん気仙沼デイサービス」は下記のとおり移転し、現建物は「小規模多機能ホームぽらん気仙沼」として3月25日より営業を開始することとなりました。
皆様には大変なご迷惑とお手数をおかけすることとなりますが、引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。
移転日 平成28年3月25日(金)
※現在地での営業は3月24日をもって終了いたします。
新住所 〒988-0056
宮城県気仙沼市上田中1-4-1
TEL/FAX 0226-25-8718
「それでは採用で結構ですが、一つだけお話しておきたいことがあります。きみの事業所からウチの法人にいらした職員さんはこれで4人目ですが、はっきり言って非常に物足りない点があります。それは、みなホーム(事業所)への愛情を持ちあわせていないことです。心当たりがありますよね?」
ここで、同席していたぽらん千厩のS主任に、きみはこのホームに愛情を持っているか?と尋ねたところ、もちろんです、と間髪を入れず気色ばんだ様子で答えた。
「ほら、なぜそんなことを聞くのか、と怒っています。彼はウチの主任の中で一番若いけれど、その気持ちは誰にも負けないと自認している。だから、利用者様や管理者、同僚、そして自分の職場というものを含んだホームを、しっかり守ってくれる。それが、なごみの主成分で、他法人と違うところです。
なんでこんなところに勤めなくちゃいけないんだって内心思っている職員がウロウロしているホームに、帰宅願望のある認知症の利用者様が納得していてくださるわけありませんよね。では改めて尋ねます、きみが当法人に来たら、ホームへの愛情を持つ事ができますか?」