ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

母の日

2018年05月11日 | 珠玉

 5月13日は母の日ですね。

すべてのお母様方、またお母様を支え大切にされている方々に、心より敬意を表します。

 

 

 

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「オンリー・ユー」

2018年05月10日 | Fab4

きみだけが
この世界を正しいものにできる
きみだけが
闇を明るく照らすことができる
きみだけが、きみたった一人だけが
きみと同じように僕をときめかせて
僕の心をきみだけへの愛で満たすことができる

きみだけが
僕をこのように変えることができる
本当さ
きみは僕の運命
きみが僕の手を握ると
きみが使うマジックを感じる
きみは僕の叶った夢
かけがえのないきみなのだ

 リンゴ・スターが1974年にカバーし、シングルヒットさせた「オンリー・ユー」はよく聴いた。

正直言って、プラターズのオリジナルは朗々としていてかなり苦手なのだが。

ジョン・レノンがカバーを勧め、アレンジを行ない、レコーディングにもギターとバッキングボーカルで参加している。

 レノンがリンゴに渡したガイドボーカルのバージョンは98年に発表され、今ではその二つを聴き比べることができる。

 

only you

 

Only you can make all this world seem right

Only you can make the darkness bright

Only you and you alone

Can thrill me like you do

And fill my heart with love for only you


Only you can make all this change in me

For it's true, you are my destiny

When you hold my hand

I understand the magic that you do

You're my dream come true

My one and only you

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かしわ餅

2018年05月08日 | 日記

 玉澤総本店のかしわ餅をいただきました。

二個入り。

パッケージがかわいらしくて、思わず写真に収めています。

 

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浦島太郎

2018年05月07日 | 日記

 浦島は軽薄な男だった。

竜宮城での贅沢三昧の暮らしに慣れ切って、元々あまり持ち合わせていなかった謙虚な気持ちをもはやすっかり失くしてしまっていた。

鯛やヒラメの踊りにケチをつけ、乙姫の美貌にすら飽き飽きしたなどと暴言を吐いた。

彼は亀を半ば脅して元いた村まで送り届けることを約束させ、姫に帰郷したい旨を申し出た。

 翌日、浦島は亀の背中に乗り、竜宮をあとにした。

乙姫は気分がすぐれないとのことで見送りに現れず、鯛から手土産にと小箱を一つ渡された。

帰るとなると冷たいものだな、と彼は自分のことを棚に上げて少々腹を立てた。

 郷里はすっかり変わっていた。

浦島を知るものはもう誰もおらず、親兄弟はすでに亡くなっていた。

浦島は粗末な小屋に独り住んでその日暮らしの生活を続けた。

やっと、遅ればせながら彼の胸に反省というものが湧いてきた。

彼は竜宮城での日々を思い、頭をかきむしった。

毎日浜辺に出てあの亀を捜し歩いたけれど、その姿を見つけることは出来なかった。

浦島はしまい込んでいた箱のことを思い出し、小屋中引っかき回した末につづらの奥から取り出した。

ふたを開けて中を見ると―時が立ち、干からびた小さな心臓が入っていた。

浦島は生まれて初めて、大声を上げて泣いた。

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クリアファイル

2018年05月04日 | なごやか

 今日はNPO法人なごやかの理事長の元を、夫君の転勤でやむなく退職された元管理者が訪ねてきている。

理事長はとても喜び、話が弾んでいた。

「あのころは会社が小さくて、僕ら家族のようなものだった。そしてきみたちはいつもガンコで大真面目で、とにかく一生懸命だった。

そういえばずいぶん前に、こんなことがあった―ご家族様や官公庁、外部の方へお渡しする封筒やクリアファイルは未使用のきれいなものにしましょう、と月例管理者会議で僕が指示した。

というのも、そこに気を遣っていない会社が結構あって、たとえば大手の生命保険会社などから送られてくる契約書類なども、かなりの頻度で薄汚れたクリアファイルに入っている。

これは本当に興ざめだ。

そこを、当法人だけでもしっかりしましょう、と。

職員たちが備品を大切にしてくれているのはよくわかるけれど、あまりに汚れているもの、傷んでいるものは、誤まって外部に出てしまうのを防ぐためにも、管理者が(かさばらないよう)切って捨ててほしい、と話した。

そのあと少ししてグループホームシグナレスを訪ねたところ、事務室からパチンパチンと音がする。

なにかと思ったら、きみの後任のN管理者が古いクリアファイルを5センチ角ほどに細かく切っていたんだ。

僕は思った、ヘタに冗談を言ったらきみたちは真に受けてそのとおりに遂行しようとするだろうから、よほど考えてから口にしないとな、とね。」

ひとしきり笑ったあと、元管理者が言った。

「私、今の職場でも、外部へ出るクリアファイルはこっそり新しいものに交換しています。理事長がお話しされるように、あまりそこに気づいている方は周りにいませんが、受け取った相手がどう感じるか、考えられる職員でありたいと思っています。」

そう、今もそうしてくれているの。理事長は柔和な笑みを浮かべ、うなずいた。

「ひょっとすると、それは僕がきみに教えることができた、たった一つの有意義なことかもしれないね!」

歓談は尽きることがないようだった。

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