お世話になっている2人の大先輩、奥様が子どものところに転居。高齢による身体の不調で。2人の奥様は良妻賢母の優れた方々で、健康そうだった。現役時代も退職後も夫をかいがいしく支えていらした。病気を心配していたのはいつも夫の方、それが今秋を境に逆転。
奥さんはいつも疲れている感じがした、とママヨさん。そうか分からなかったなと波風氏。男大先輩を心配しても、女大先輩を見ていなかった。小声だがはっきりと「私はもうあなたに尽くすのは止めにしましたから。」とママヨさんの宣言。来るべきものが来る前に覚悟を準備しておきなさいねと申し渡された格好。大先輩ご夫婦は、明日は我が身なのだ。
覚悟というのは、自分1人で暮らせる技術と考え方の2つ。この順番が大事で、逆は無い。家事が一通り出来るようになって、生き死に問題まで行かなくても「もしものとき」をイメージした勇気が持てるということ。人は若い時に仕事上でどんなに評価されても、人間的に素晴らしく見えても、家事の技術と孤立(孤独でなく)を恐れない精神を身につけないと、淋しく後悔の最終段階に入らざるを得ない。それは、来るべき日まで外には分からない。(次回に続く)
画像は、いつものパン朝食風景。定番は、トースト1枚(この日は、餡バタとスライス胡瓜マヨ)、珈琲、フルーツヨーグルト。隔日で野菜スープ。珈琲とパンは波風氏、その他はママヨさん 朝日新聞の人生相談(9/23「悩みのるつぼ」)で、姜尚中さんがナチス収容所から生還した記録『夜と霧』を例に人生の目的を書いていた。これ、若松英輔さんの『悲しみの秘技』の内容(引用書籍も)と全く同じ ドリップ珈琲をずうっと83度前後で淹れ「間違いない美味さ!」と飲んでいる。TV『美の壺「珈琲」』で世界的なドリッパーが83.5度が豆の良いところを出し悪いところを抑えると言っていた(エヘン)。