電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

検索できるということは、検索されうるということ

2006年11月17日 19時43分49秒 | コンピュータ
Google等を代表とする検索エンジンはたいへん便利なものです。さらに、ブログ検索も、ほぼリアルタイムに記事を検索することができ、関連する記事を探してコメントしたりトラックバックを送ったりすることができます。

では、逆に「あるページにリンクしているページを調べる」にはどうしたらよいのでしょうか。Googleの場合は、検索語ボックスに

link:リンク先を調べたいページのURL

を指定すると、そのページに関連付けられたページが、ページランク順に一覧されます。たとえば、私のブログのトップページの場合、いつもコメントやトラックバックをいただく方々を中心に、いくつかのサイトが表示されます。

逆に言えば、ある社会的事件に対する世間の反応を調べ、否定的な反応を示しているサイトに対応することを商売にしている人々から、不愉快なコメントなどのリアクションをされる可能性はないのだろうか。

幸いなことに、新聞社などの特定の記事のURLを指定して、その記事にリンクされたページを調べようとしても、同様の結果は得られないようですので、ある記事に興味を持ち、リンクしている人のページをピンポイントでしらみつぶしに調べることは、gooブログの場合、今のところ難しいようです。

しかしながら、WEB2.0と喧伝される時代、ブックマークをネットのこちら側のパソコン本体に保存していた頃には考えられなかったようなことが可能になっています。ブログはネットの向こう側にデータを置く種類のサービスです。したがって、ブログにあらわれたリンクの網の目によって、実は個人の興味関心の方向性が具体的に詳細に公開されうるということになります。このことは意外に意識してされていないのではないかと思いますが、これは、プライバシーの保護の問題とともに、ブロガーが念頭に置くべき重要な事柄のように思います。
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