ここしばらく、携帯CDプレイヤーに、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番と第8番を収録したCDを入れ、ずっと聴いておりました。とりわけ、ハ短調Op.30-2を、何度も何度も聴きました。いいですね~、この音楽 (^_^)9
第1楽章、アレグロ・コン・ブリオ。ピアノで示される第1主題は、いかにもベートーヴェン的。続くヴァイオリンのほうも、気合いが入ってないと奏することができません。ベートーヴェン特有の、大編成の音楽での押しつけがましい(?!)印象は後退し、二重奏による充実した音楽の、おもしろさのほうを強く感じます。
第2楽章、アダージョ・カンタービレ。静かに歌うようなピアノの後を、ヴァイオリンが心を込めて同じ歌を歌います。なんともすてきな音楽!ピアノのスタッカートの上をヴァイオリンもそれにならい、ヴァイオリンのピツィカートの後に、静かに終わります。
第3楽章、スケルツォ:アレグロ。小鳥が歌い交わすような、軽やかで楽しい、短い楽章です。でも、ところどころに、ヴァイオリンが同じ耳障りな音を執拗に反復するフレーズもあり、ヴァイオリンの音の特性がうまく使われています。
第4楽章、アレグロ。2分の2拍子のロンドです。スタッカートで歯切れ良く演奏される旋律に、散歩の時には思わず歩を速めてしまいそう。最後のプレストのコーダでは、思わず力が入ります。
1802年に作曲された本作品は、聴覚異常が顕著となり、ハイリゲンシュタットの遺書を書く直前の時期のものです。ベートーヴェン32歳、交響曲第2番や「テンペスト」ソナタと同時期の作品。ハ短調と言う調性からも予想できることですが、悲壮感や緊迫感といったものを併せ持つ、気分的にはかなり気宇の大きな二重奏ソナタです。
ヨセフ・スーク(Vn)とヤン・パネンカ(Pf)の演奏はここでも素晴らしい。スークはもちろんですが、特にパネンカのピアノは、素晴らしいの一語に尽きます。
下の写真は、ウォーキングの途中でたまたま見つけたオオマツヨイグサ。まだ咲き残っていました。夏の名残り、でしょうか。
第1楽章、アレグロ・コン・ブリオ。ピアノで示される第1主題は、いかにもベートーヴェン的。続くヴァイオリンのほうも、気合いが入ってないと奏することができません。ベートーヴェン特有の、大編成の音楽での押しつけがましい(?!)印象は後退し、二重奏による充実した音楽の、おもしろさのほうを強く感じます。
第2楽章、アダージョ・カンタービレ。静かに歌うようなピアノの後を、ヴァイオリンが心を込めて同じ歌を歌います。なんともすてきな音楽!ピアノのスタッカートの上をヴァイオリンもそれにならい、ヴァイオリンのピツィカートの後に、静かに終わります。
第3楽章、スケルツォ:アレグロ。小鳥が歌い交わすような、軽やかで楽しい、短い楽章です。でも、ところどころに、ヴァイオリンが同じ耳障りな音を執拗に反復するフレーズもあり、ヴァイオリンの音の特性がうまく使われています。
第4楽章、アレグロ。2分の2拍子のロンドです。スタッカートで歯切れ良く演奏される旋律に、散歩の時には思わず歩を速めてしまいそう。最後のプレストのコーダでは、思わず力が入ります。
1802年に作曲された本作品は、聴覚異常が顕著となり、ハイリゲンシュタットの遺書を書く直前の時期のものです。ベートーヴェン32歳、交響曲第2番や「テンペスト」ソナタと同時期の作品。ハ短調と言う調性からも予想できることですが、悲壮感や緊迫感といったものを併せ持つ、気分的にはかなり気宇の大きな二重奏ソナタです。
ヨセフ・スーク(Vn)とヤン・パネンカ(Pf)の演奏はここでも素晴らしい。スークはもちろんですが、特にパネンカのピアノは、素晴らしいの一語に尽きます。
下の写真は、ウォーキングの途中でたまたま見つけたオオマツヨイグサ。まだ咲き残っていました。夏の名残り、でしょうか。