電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

「つがる」リンゴの収穫と宅配の手配など

2015年09月22日 06時01分35秒 | 週末農業・定年農業
秋の連休は、幸いにお天気に恵まれて、週末農業日和です。当地・山形では、九月のリンゴ「つがる」が美味しくなり、収穫に追われております。かつて亡父とともに専業で果樹農業を営んでいた元気老母の言によれば、「まだまだ出荷できるレベルじゃない」とのことですが、まんべんなく太陽の光を当てるための「玉回し」だとか「葉摘み」だとかの作業が全くできていないのですから、当然といえば当然です(^o^)/

光合成をして水と二酸化炭素から糖を作るのは葉っぱですので、光合成の量は葉面積で決まると言って良いでしょう。だから、リンゴの美味しさの基準の一つである糖度は、葉面積が貧弱な樹ではとても期待できません。一方で、リンゴの赤い色の元になる色素アントシアニジンは、紫外線を多く含む直射日光により、ブドウ糖とアミノ酸の一種フェニルアラニン等とから生合成されます。だから、葉っぱの数が貧弱な弱った樹でも、赤くはなります。見た目は赤いがあまり美味しくないリンゴというわけです。消費者サイドからは、真っ赤に色づき、糖度も高いものが求められますから、ある程度の糖度になったところで何回かに分けて葉っぱを摘んで減らしていき、まんべんなく直射日光を当てて赤く色を付けるという作業を行うわけです。



週末農家である当方は、このへんのタイムリーな管理が、時間的にも労力的にも、なかなかできません。我が家のリンゴは、摘果まではなんとかやれていますが、葉摘みを全くしていませんので、糖度は高く美味しいけれど、いかにも見た目の色づきが不細工です(^o^)/
もしかすると、リンゴは週末農家向きの作物ではないのかもしれないと思いながらも、せっかく育った果実をせっせと大量に収穫して、さてこれをどうしよう(^o^)/



仕方なく、ご近所におすそ分けをし、箱詰めして親戚知人に送り、あるいは職場にコンテナごと持ち込むなど、苦心しております。昨日は、サクランボの産直に申し込んでいただいた方々にも宅配便でおすそ分けでお送りしたところです。あまり小さいものは、絞ってジュースにでもするしかないのかも。



さて、本日は午後から葬儀があり、出席しなければなりません。午前中の早いうちに、あれこれの用件を済ませてしまいましょう。

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