いくつかのブログの話題から、この9月23日は「万年筆の日」だったということを初めて知りました。Wikipediaの記述によれば、1809年9月23日に、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、金属軸の中にインクを入れて書ける筆記具を考案し、特許を取ったことから定められたとのことです。なるほど、それで「万年筆の日」ですか。
いろいろな道具には、それ自体を使う楽しさというのがありますが、筆記具はとりわけ日常的に使う楽しさを感じます。手書きの楽しさと言っても良いし、手帳やメモ、備忘録や日誌・日記など、様々な形で楽しむことができます。お気に入りのペンでとことん書く人もいるでしょうし、様々なペンを気分次第で取り替えて書く人もいるでしょう。
たしかに、万年筆には、取っ替え引っ替え使ってみたくなる楽しさというものがあります。インクの色や文字の太さの変化もあれば、軸のデザイン性などの要素もあります。必ずしもお値段に関わりなく楽しむこともできるのは、昔、学生時代にしばらく愛用した、セーラーのキャンディ万年筆を使った経験(*1)や、現在のプレッピーやカクノの使用頻度からも明らかです。
筆記具としての万年筆の価値は、ボールペンの進歩とともに、実用性の面では相対的に低下していると思いますが、ボールペンで書いた備忘録のページと万年筆で書いたページを比較してみると、紙面の整い方がぜんぜん違います。万年筆を使った方が、整っていてきれいに見えます(*2)。この点で、筆記具としての万年筆の価値は、まだまだ高いと感じます。
(*1):昔はノートに何で書いていたのだろう?~自分の40年を振り返る~「電網郊外散歩道」2015年4月
(*2):万年筆の楷書、ボールペンの草書?~「電網郊外散歩道」2012年8月
いろいろな道具には、それ自体を使う楽しさというのがありますが、筆記具はとりわけ日常的に使う楽しさを感じます。手書きの楽しさと言っても良いし、手帳やメモ、備忘録や日誌・日記など、様々な形で楽しむことができます。お気に入りのペンでとことん書く人もいるでしょうし、様々なペンを気分次第で取り替えて書く人もいるでしょう。
たしかに、万年筆には、取っ替え引っ替え使ってみたくなる楽しさというものがあります。インクの色や文字の太さの変化もあれば、軸のデザイン性などの要素もあります。必ずしもお値段に関わりなく楽しむこともできるのは、昔、学生時代にしばらく愛用した、セーラーのキャンディ万年筆を使った経験(*1)や、現在のプレッピーやカクノの使用頻度からも明らかです。
筆記具としての万年筆の価値は、ボールペンの進歩とともに、実用性の面では相対的に低下していると思いますが、ボールペンで書いた備忘録のページと万年筆で書いたページを比較してみると、紙面の整い方がぜんぜん違います。万年筆を使った方が、整っていてきれいに見えます(*2)。この点で、筆記具としての万年筆の価値は、まだまだ高いと感じます。
(*1):昔はノートに何で書いていたのだろう?~自分の40年を振り返る~「電網郊外散歩道」2015年4月
(*2):万年筆の楷書、ボールペンの草書?~「電網郊外散歩道」2012年8月