電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

『新しい免疫入門〜自然免疫から自然炎症まで』を借りてきた

2021年07月07日 06時01分19秒 | Weblog
新型コロナウィルス禍で様々な知識のリニューアルを余儀なくされていますが、ワクチン接種に関連して、図書館で「免疫の一般向け入門書」を探してくるというのが昨日の目標でした。非常勤で出勤する日でしたので某図書館に行き、碩学が平易に説明している新書判という観点で探してみた結果、

  • 審良静男・黒崎知博『新しい免疫入門〜自然免疫から自然炎症まで』(ブルーバックス)
  • 『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学』(ブルーバックス)

などが目につきました。で、結局、借りてきたのは審良・黒崎本でした。



後者はカラフルな図版が美しく、眺めているだけでも興味深いものです。最近になって新版が出たようですが、まだ某図書館には入っていないようです。また、記述の方も免疫を「非特異的免疫」と「特異的免疫」に分けて論じるスタイルで、日本では自然免疫と適応免疫(あるいは獲得免疫)という区分に対応するもののようです。本質を浮き彫りにするという点では良いでしょうが、周りと話が噛み合わないのも困りますので、自然免疫・獲得免疫(適応免疫)という用語で書かれたほう(前者)を選んだ形です。まあ、私の本の選び方は案外そんな要因が大きいのかもしれません。

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