志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

落ちた赤いハイビスカスの花、そして雨の雫がかかる黄金の蛹、でも蛹はぼけて輝いていた!

2012-06-21 15:09:09 | 詩、詩集

                 《赤いハイビスカス》

              刹那の輝きに雨が嫉妬して君の首を打ったのね

              でも落ちた君の顔はそれでも目を惹きつける

              美しい君の思い出を写真に撮るね

              君は私かもしれない

              刹那の輝き

              あっという間の輝き

              自我の輝きだけが人生さ

                と

              ボードレールは嘯いた

                でも 

             それが嘘だと

              誰にも言えないわよね?

 

 

 

  (6月21日の黄金の蛹)

 

                   《黄金の光》

                   雨の雫で眩しく光る黄金の蛹

                   君の黄金の輝きに

                   くらむ

                  雨に打たれて君を見る

                  君の怪しい光に魅せられて

                  デジカメを向ける

                   不遜な手

                   ただ君を見届けたい

                   と

                   君が

                   飛ぶ日を

                   わたしの希望のように

                   見つめている

                   この嘘のような光に

                   命が宿っている

                    でも被写体の君

                    わたしの悲しみに

                    黄金の光が沁みる午後

                     

               

 

  


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