(小鳥たちがさえずる学内ユースホステルの入り口の通路)
朝5時半頃から小鳥たちがさえずっている。雀だ。群れをなしてさえずる雀を久しく見たことがなかった。その中でひときわ高い声音で間をおいて鳴いている鳥がいる。
何といる小鳥だろう?あとで調べてみよう。雀が飛び交っている。自然が息づいている。大きなキャンパスだ。
これらの木々の間で鳴いている。
雀が群れをなすさえずりは何年ぶりだろうか?ひさしく聞いたことがなかった。ここはカトリックの国で子供や若者たちが多い印象だ。
時計は朝6時40分でPCの時計は7時40分。1時間のずれがあるのだ。
雀のさえずりの中でピヨヨ、ピヨヨ, キキョウとも聞こえる。間を置いて鳴いている。朝の喧騒、ことりたちのさえずりの中で人々の声が聞こえてくる。食べ物の匂いも網戸の窓から入ってくる。
東南アジアの演劇が研究対象でミャンマーやタイ、フィリピンとリサーチしているキャサリンはホテルに宿泊しないアメリカ人の大学教員で根拠地は台湾である。彼女はひと月もこの地にやってきて環境演劇をずっと上演しているようだ。何十年もこのアジアの地を歩きなれているので、彼女の勧めでキャンパス内のホステルに宿泊することになった。ホステルは若いころ安いパキスタンエアラインで羽田からロンドンに向かった時そこで利用して以来のことで、懐かしい雰囲気だ。キャンパス内だから、ガードがいて安全だが、外灯が少ない。暗い中を学生たちが集団で走っている姿がある。キャンパス内をミニバスが走っている。フィリピン大学は東京大学のようにその国の首脳はほとんどがこの大学の出身者だとフィリピン人の男性運転手は語った。
(ホステルの一階はレストランになっていて学生たちが昼間に殺到していた。中庭の猫さんたち)
戦後急激に変動を続けてきた沖縄と異なり、この地は、宗教の力が大きいのだろうか。カトリックの神父さんの政治への影響力は大きいとのこと。マルコス大統領時代の話を彼は持ち出してきた。
最もどうしょうか決めかねていた空港から大学までのタクシー問題はUberに登録していたが、ルーターが機能しないと厳しい空港ではたしかにネットはつながっていたがー。空港出口のカウンターの案内の若い女性に相談したら、自らのスマホですぐ安心できるタクシーを頼んでくれた。Uberと同じ機能である。大学までなんと602ペソである。
ネットではHISが1万2千円要求する地域である。ほかのサイトでは5000円プラスの要求がなされていた。
それで三菱製のいい車種の男性の車に乗せてもらった。いろいろ話していて、フィリピンのことが分かってきたものの、表層に違いない。
夜が更けるのが早い。東京の渋谷の混雑さながらの人の多さである。それよりも車の渋滞が物凄い。電車が走ってはいるが、鉄軌道の導入はアメリカの植民地時代の影響か弱いようだ。車社会でトヨタと三菱が独占しているという。工場もあるようだ。