志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

在野の研究者の凄さがあります!大学を卒業し、社会人でありながらテーマを追究している方々!

2016-02-19 15:48:17 | ジュリ(遊女)の諸相:科研課題

      (首里の杜のガジュマル)

(つぶやき)つぶやきは「題名」からそれたりしていますね。

ライフテーマは何でもありなんですね。個々が追究したい何か【課題や趣味など】が成果となって現れる事例が、仲村善信さんのご研究なんですね!氏の研究は芸大でも琉球大でもその専門筋の先生方は評価されなかったのですね。しかし氏が突き進めたテーマは非常に科学的で実証的に対象化しています。この間認識されなかった発見になっています。在野の研究者の論が博論になっていきますね。←その点、琉球大はもっと卒業生など多様な分野でテーマを追究されている方々の研究成果を評価し、社会に還元していく柔軟なシステムを構築してほしいものです。

大学生が今ジェンダーの具体的な事例や実践に関心をもっていることがわかりますね。人気のある授業はジェンダーなり男女の、家族の、友人の、社会の、世界の関係性のあり方なんですね!

そうした具体的な関係性のありようがテーマなんですね。価値観が揺れ動き、世界が大きく変わろうとしている途上ゆえの模索なんですね。セクシュアリティとジェンダーだと、さらに若い学生は関心を持つのかもしれませんね。以前動物の世界でも何パーセントかは必ずQUEERなカップルが登場するのだと、学生グループが発表していたのを思い出します。

それからアイデンティティのテーマは根強いですね。外見が100%うちなーんちゅのハワイ4世、5世を見ると、外見のもつアイデンティティ・インパクトが大きいのだと分かります。人がいかに己の外見に規定されるかということに、あらためて驚きます。それも内からこぼれるパッション・パトスによってですね。

ジャズピアニストで空手の達人のおなが先生のお話もとても惹きこまれました。また3、4歳から芸を深く身体に刻んできた方のお話もよかったですね。子供より自らの芸に陶酔した女性は母ではなく、一人の芸術家の風情です。親子関係の絆を超えさせるもの、個人幻想の強烈さもありますね。親子3代の政治家は普通の現象ですが、親子三代の作家は少ないですね。なぜか?作品を保持・継承し守る役割を持つ宿命もやってきます。想像力豊かに花開く作品を編み出すことにひたすらエネルギーを使う人生を生きる人々の「贅沢な貧困さ」もありますね。貧困は障害にはならず、個人の自由な想像力が蝋になり当人が燃え尽きるのですね。燃え尽きる残酷さと美しさの中に、人生が時間の中で一艘の船のように進んでいきます。航路はさてどんな風に進むのでしょうか?

命の燃焼、人はそれぞれ、命を燃やします。「でもね、K家の人々は後継ぎがいないのですよ。なぜでしょうね」と彼女はしみじみとした口調で話した。「あれだけ日本を代表する作品を創作したのですよ。それが大きな子供です。実の子供以上のものを生み出したではありませんか」と答えていた私。母でもない子でもないでも理解し合える母子がいる。歌・三線、踊りがあれば彼女は想像の炎を燃やすことができたのです。

多嘉良和枝さんは、肝の据わった舞踊家・舞踏家です。多嘉良カナや金井喜久子に鍛えられた女性の本音の語りから多くのものがじわーっとやってきました。金井喜久子の作品を身体で表現(表象)してきた女性は空手2段です!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。