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芸術監督と「国立劇場おきなわ」についてのコメントへの返信です!

2018-08-09 03:38:31 | アジア・太平洋の文化

       (公園の枯葉に目が惹き付けられた日!)

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以下「芸術監督」の定義はウィキピーディアからの転載です。情報は多くはないですね。不備です。2017年に最終編集ですが、芸術監督の名前など、故人もいますね。新国立劇場の芸術監督のみなさんや、以下の劇場の芸術監督のリストを見ると、優れた演出家やすぐれた伝統芸能の実演家の名前が見られます。劇場のコンセプトにもよるのでしょうが、演出家がメインですね。伝統芸の実演家の場合、現代劇やコンテンポラリーダンスにも挑戦している野村さんなどがいますね。

「国立劇場おきなわ」の自主公演の件で昨日は何と214人がこのブログ欄を訪問しています。記事を書いてからだと350人以上でしょうか。初めてGOOブログでの順位が400台です。びっくり!コメント欄で芸術監督について言及されている方がいたので、芸術監督について調べてみました。

以下はウィキピーディアですが、他にも検索すると、新国立劇場の3人の芸術監督の紹介など、それぞれのメッセージ(抱負)と経歴が紹介されています。オペラの指揮者、バレーの実演家、演出家などですが、ご立派な実績が並んでいます。みなさん受賞も多く、年配ですが、中に40代の抜擢もいますね。豊富な経験に支えられていますね。国立劇場おきなわの場合、芸術監督は年配(現在80代)の幸喜良秀さんから若干若い30代の嘉数道彦さんが二代目で今6年目でしょうか。普通は4年任期ですが、沖縄の場合5年任期です。嘉数さんは5年で任期を終えるところ、延長の二期目でしょうか。詳細はネットでもオープンになっている報告書や議事録を読めば見えてくるはずです。ただ今それらの文化政策を本来の研究対象にしていないので、詳細を見ていないのですが、近・現代沖縄の舞台芸術史(大衆芸能史でもいいのですが)をまとめる必要がありますね。しっかり検証されるべきです。戦後沖縄演劇史も検証されるべきですね。演劇の中にもちろん、組踊、沖縄芝居、現代劇が包摂されます。

前書きが長いですね。芸術監督が始めて沖縄に登場したのですが、幸喜良秀さんは此れまでの経験を活かして、国立劇場おきなわの芸術監督を育てる役割を担ったのですね。宜保榮治郎さんなどの意図もあったはずです。そして芸大の教員や卒業生・修了生をどんどん、自主公演や独自の舞台企画公演の中で、これでもかと思えるほどに、嘉数さんなどを主役に抜擢して鍛えてきました。使命を果たしたのです。メインの立役はもう決まった方々です。この間の国立劇場おきなわで誰が主役を演じたか、それを見れば一目瞭然です。嘉数、玉城、東江、神谷、阿嘉、宇座、佐辺、新垣、宮城、等々、そして地謡も仲村、新垣が主流です。沖縄芝居の地謡もなぜか仲村、新垣が主流です。沖縄芝居には芝居の地謡の方々がいるのですがー。

また国立劇場の沖縄芝居もなぜか、彼らと一部の歌劇保存会の保持者で構成されてきました。嘉数さんになってからは、仲間の金城真次さんを中心に構成されています。実は国立の琉球史劇「大新城忠勇伝」や「首里城明渡し」より、俳優協会主体の同史劇の方が実は面白かったのが事実です。若い組踊伝承者で舞踊家のこれらのキラキラ星の立役にはない味わいを持っているでした。しかし一番立派な国立劇場の桧舞台に立つのは決まった芸能家なんですね。味気なくなりますね。

おいしいリンゴも毎日食べていると食傷気味になるのと同じ傾向でしょうか。

嘉数道彦さんが天才的な芸能家であるのは確かだと云えるでしょう。見込んだ宜保さんも幸喜さんもその眼に狂いはなかったといえます。彼は舞踊家であり、組踊の伝承者であり、沖縄芝居(史劇・歌劇)の主人公を演じ、かつ道化役(まるむん)も演じます。現代劇も演じていました。そして脚本家としても新作組踊を何作も創作し、そして演出もします。スーパーヒーローの働きです。その作品を構成するメンバーも芸大出身者を中心に,見ごたえ,聞きごたえのある舞台を上演してきました。拍手!国立劇場おきなわの観客動員も増えたでしょうか。何もいうことがありません。普及活動も闊達ですね。

ところがふと国立劇場から送られてくるチラシを見て、「いつも同じメンバーが出ていること」が気になったのです。機会を与えられたら人は、稽古事は伸びるものです。持続していたらいつの間にか上達していく仕組みがあります。個人的体験でもそうです。

檜舞台に出るチャンスが多いとますます芸に磨きが掛ります。宜保さん、幸喜さんにこれでもかと思えるほど主役の出演機会を与えられた嘉数さん自ら、よく理解できることかと推測できます。この流れからすると次の芸術監督は玉城盛義さんでしょうか?それとも?

しかし、国民の税金で成り立つ資金7億円です。特別な同じメンバーのためだけの舞台創造ではないはずで、広く、沖縄の伝統芸能を掘り下げ、一般の沖縄の人々に提供することが第一義かと思います。歌舞伎のようにスターを養成するという目的もあるのでしょう。玉三郎のような芸能家が育つと、劇場はいつでも満席でしょうか?そうかもしれませんね。

むしろ仲間ゆきえさんのように時流にのって中央のテレビや映画業界で人気を得た逸材が伝統芸能の中で演じたら、例えばあの「テンペスト」、は最高に興行は成功だったはずですね。わざわざ東京まで見に行きました。仲間さんは琉球舞踊も嗜んでいたようですね。新作組踊に彼女を抜擢するとか、もいい考えかもしれませんね。

同じ顔ぶれの主役級の新作組踊も悪くはないですね。ただ中には飽きてしまう芸能家もいます。「また同じ主役か」ということになります。キャパが少ないので、同じパイを同じ芸能家が奪い合う現実があるのも仕方がないのでしょうか?

芸術監督が立役として出演も結構あり、できれば演出や監修でいいところが、すべてに顔を出すと、出すぎへの抵抗感が起こりますね。不公平感が起こってきたのが今回の印象です。

沖縄芝居の地謡は「琉球歌劇保持者」の地謡の方々がいますね。でもなぜか彼らは国立で招聘されませんね。いつも仲村さん、新垣さんでしょうか?なぜ?伊良波さゆきさんの踊の師匠の島袋ゆかりさんはいい舞踊をされるし、また舞台でもいい演技をしていました。でも一度も登用されませんね。歌劇の歌で美声を持った久高さんも、国立劇場で見ませんね。

30代の芸術監督ゆえか、若い方々や中堅が中心でしょうか?渋みのある、経験豊富な方々の舞台も見たいですね。地謡も50代や60代の姿があまり見えませんね。自主公演ですがー。

それからソフトな文化政策も権力になります。感情に訴えるものですから、それと舞台は特異な選ばれた空間です。稀有な場なのです。特権性もあるかもしれませんね。だからこそ、同じキャスティングはちょっと控えめに、スター養成はまた他の手段もあるでしょう。税金でまかなえる舞台です。才能を活かすルートをもっと広げてほしいですね。それゆえにこのブログへのアクセスが増えたのではー?

呟きでした。私の考えにもまた誤解や曲解もあるやもしれません。忌憚のないコメントをお願いします。

http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kondankaito/kokuritsugekijo/01/pdf/shiryo_5_ver02.pdf

https://www.ntj.jac.go.jp/sp/about/purpose.html

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芸術監督(げいじゅつかんとく)は、劇場歌劇場音楽祭などの芸術面における総責任者。特に欧州の劇場の場合に劇場支配人総裁と訳されることが多い。日本語で言う芸術監督は英語の職名によるもの。

仕事

演目、演者の招聘、決定。また、劇場の通年の興行スケジュールの調整によって劇場ごとの芸術的な特徴を演出する。特に歌劇場では音楽監督指揮者演出家の選考にも関わる。また、芸術監督が演出家指揮者を兼任する例もある。

日本の芸術監督

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