停電の闇の中で読書、電気がないと生活は一挙に劣化だねと「遠野物語」を読む若者が言った!(琉球王府時代の菓子)29日は午後から停電である。自然の光の中で授業で学生と読んで演じたいピンターのThe Homec...
何気なく送られてくる1年前のブログを読むと面白かったのでUPすることにした。暗闇での青年との対話に触発されるものがあった。今わたしが求めているもの、求めて得られない対象、首里王府時代に読まれ歌われた琉歌を見ると昔も今も変わらないものが流れている。死すべき存在の人間は浮世の無常を意識すればするほど、恋愛に陶酔せんとしたのだ、などと思えてくる。
人は死ぬまで恋し夢を見ることが可能な不思議な生き物かもしれない。意識がある限り、明日を夢見ることができる。乾いて干からびていく肉体を抱いて、その落差もまた驚きのこの世。夢を見る限り、君はそこにいてわたしもそこにいる。